SONYのホームシアタースピーカー「HT-A9」を買った。

SONYのホームシアタースピーカー「HT-A9」を買った。 Consumption/消費
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家を引越した。(2021年・夏)

新居へ運んできた愛用のプラズマテレビの調子が悪くなり、55インチの4K有機ELテレビに買い替えた。(2021年・秋)

おうち時間を充実させるべく、テレビ鑑賞用のリクライニングチェアを買った。(2021年・年末)

ハードディスクレコーダーの調子が悪くなってしまい、全録ブルーレイレコーダーを買い替えた。(2022年・秋)

新しいレコーダーの「チャンネル録画(=全録)された番組群からの『おすすめ』機能」が充実していて、ドラマ・映画・音楽もののコンテンツを(リクライニングするベストポジションで)見る時間が増えた。

 

と、こんなAV遍歴をたどってきましたが、視聴時間が増えてきたせいで今度は「」に対する欲求が高まってきました。

そもそも購入した4K有機ELテレビは音響にもこだわっており、前向きだけでなく、上向き横向きにもスピーカーを配置することで立体音響「Dolby Atmos」にも対応しているのがアピールポイントの一つでもあったのです。

で、そこに期待して買ってはみたのですが、私には正直「立体音響感」があまり感じられませんでした。
(立体どころか、Bluetooth経由でスマホから音楽を飛ばして鳴らしてみると、通常のステレオ感すら乏しい印象…)

 

そこで、サウンドバーの新規購入を検討してみたところ、ソニーさんに評判のいいモデルがあることを知るに至ります。

ただ、「前方に置かれたスピーカー(群)だけで立体音響を構成する」という点では、今あるテレビとサウンドバーは同じ手法であり、「それで本当に天井や背後から音が聴こえてくるようになるのか?」という不安はどうしても残ります。
(現に、それをウリにしていたテレビの立体音響感が乏しいからこそこんな購入検討をしているわけで、二の舞になってしまうのは避けたい)

となると、あとは実際に試聴してみるしかなく、2022年の年末に銀座のソニーストアさんに出向き、サウンドバー(HT-A7000)だけでなく、比較対象として、前方2本に加え背後にも2本スピーカーを置くホームシアタースピーカー(HT-A9)も実際に聴かせていただくことに。
(ちなみに、試聴に使用したコンテンツは「トップガン マーヴェリック」)

 

その結果、サウンドバー(HT-A7000)に対する私の評価はこんな感じとなりました。

  • サウンドバーの立体音響感は、我が家のテレビの比じゃない。

  • 左右・上下の音像がかなり感じられる。

  • ただし、背後からの音は、それなり。(もちろん、うちのテレビよりはすばらしい)

  • 必要に応じてリアスピーカーを買い足すことができるらしいが、それなら最初から4本セットのHT-A9を買っといた方がシンプルかも。。

 

続いて、そのHT-A9ですが…。

  • 左右・上下はもちろん、前後の音像の移動とか、スゴすぎる。

  • 物理的にリアスピーカーがある分、背後からの音のリアル感はサウンドバーとは比べものにならない。

  • 「立体音響」とか「サラウンド」というより、「音に包まれてる」感が半端ない。

  • 音の「迫力」というか「音圧」というか、そのへんはサウンドバーのほうが上かもしれないが、HT-A9の包まれ感は、ちょっと捨てがたい。

  • 小型のコントロールボックスと4本のスピーカーがワイヤレス接続なのも○。その代わり、各スピーカーに電源を接続することになるが、我が家のコンセント設置場所を考えると、そのへんもクリアできそう。

  • デカいAVアンプや天井スピーカーなども不要。というか、たった4本だけでこの包まれ感って、何? テクノロジーの進化が怖い。。。

  • 別売のサブウーファースピーカー(これまたワイヤレス接続)もあるけど、本体4本からの低音だけで私には十分。(集合住宅なので、これ以上の低音はご近所迷惑にもなりそうだし)

 

ということで、心置きなくHT-A9の購入を決心することができました。
(もともとはサウンドバーを買うかどうかで悩んでいたはずなのに。笑)

 

実際の購入先は、仕事ついでにブラッと立ち寄ったケーズデンキさんでして、「新製品が安い〜♪」というだけあって、当時の価格.comの最安値よりもお安くしていただきました。
(その後、この機種は価格改定で値上げされたようですが、それでもケーズさんは他店に負けてないんじゃないかと期待します)

 

購入記と商品レビューがごちゃ混ぜになってしまいましたが、ストレスレスチェアに座り、Dolby Atmosdts:X対応のコンテンツを、素晴らしい立体音響に包まれながら、55インチ有機ELテレビで鑑賞するのがこれほど楽しいとは、想像もしておりませんでした。

Atmos対応の映画Blu-rayはもちろん、5.1サラウンドで放送されたBS4K版のNHK紅白大河ドラマとかもなかなかの迫力ですし、普通の2chステレオ収録のCDですら“なんかいい感じな立体音響感”に変換してくれるので、「各種AVコレクションを、HT-A9経由でもう一度鑑賞し直す」のが最近のマイブームだったりしております。

(商品到着後、仮設置してみた写真。テレビ両脇の白い筒がHT-A9。↓)

SONYのホームシアタースピーカー「HT-A9」を買った。
スピーカースタンドは別途購入。まるでこの商品の純正オプションに見えますね。w

 

唯一の難点は「ワイヤレス接続が時々不安定になる」ことです。

私がこれまで使用してきた範囲だと、主に5GHzのWiFi電子レンジバーミキュラライスポットの使用時に音飛びとか音途切れが発生している感じがします。

ただ、いずれについてもそれらを使っていれば必ず発生するわけでもなく、例えばWiFiのように電波が四六時中飛び交っているはずなのに何の問題も起きないことのほうが圧倒的なので、「どうしても気になったら、“ワイヤレス周波数設定”を再実行(約1分程度)して解消する」ことにしています。

この現象は、気になる人はかなり気になるでしょうし、隣家からの影響なども考えられるため、自分の家の電波環境を整えれば絶対に発生しないと言い切れるわけでもないと思います。

ソニーさんは「WiFiを2.4GHz帯にしてみましょう」「ワイヤレスの再生品質を『音質優先』から『接続優先』にしてみましょう」「無線LANではなく有線LANにしてみましょう」などのサポート情報を出していらっしゃいますが、いずれもユーザーにとっては不利益的な要素を含んでおり、なかなか難しいところです。

中には「オーディオ製品なのに音飛びとは何事。不具合だ。欠陥だ。返品だ。リコールだ」と憤っている人もいるようですが、私は「使ってみてどうにもこうにも気に入らなければメルカリで売るか」ぐらいに割り切りつつ、愛用させていただいている次第です。

今のところ、買ってよかったと心から思っています。

 

【参考】

ソニーさんの「HT-A9」公式商品紹介ページ。↓


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