前回は、成田空港のシビアな一面について触れてみましたが、そんなシビアな現実を中和するぞと言わんばかりに、空港の周辺に多くの「ゆるキャラ」がいることを知りました。
たとえば、これは前々回でご紹介した、芝山町「ひこうきの丘」にあった周辺案内図の看板です。
ひこうきの丘は、A滑走路の南端側にあります。
で、この案内看板の全景がこちらです。
実はこの看板の右上に、芝山町キャラクターの「しばっこくん」がいたのです。
埴輪をモデルにしているらしいですが、もちろん「おーい!はに丸」とは別キャラです。
近くにあったトイレにも、しばっこくんからのメッセージがありました。
どうやら、語尾に「〜ッコ」をつけるのが口癖らしいッコ! もしラッコを見つけて抱っこしたくなったら「あっ、ラッコだッコ! 抱っこしたいッコ!」って言うと思うッコ!
一方、こちらは成田市さくらの山公園の近くにあった産直販売所兼フードコート施設の「空の駅さくら館」。
入口で薄気味悪い生物がこちらを凝視してます。
この生物は、成田市の観光キャラクターで「うなりくん」というらしいです。
うなぎと飛行機をモチーフとしていて、昨年のゆるキャラグランプリも獲得しているという逸材です。
うなりくんの口癖は、語尾に「〜。うな。」をつけることらしい。うな。 そんなことより、天井の隅の“事後に設置した感”たっぷりの「ツバメの巣みたいな監視カメラ?」が気になります。うな。
入口脇には、各種芸能人らがサインしていったうなりくんが陳列してありました。うな。
さすが、ゆるキャラグランプリだけあって、セレブ感が漂います。うな。
目のまんまるさと口の形が「Suicaのペンギン」に似ているため、「JALがIC搭乗券を作ると、こんなキャラクターになるのかも」と思いましたが、それ以上の感想が湧きませんでした。うな。
ちなみに、去る9月23日、空港中央広場で「空の日フェスティバル2018」が開かれ、この地域にまつわるゆるキャラが大集合したそうです。
おそらく、前日(22日)に近所の航空科学博物館に召集させられたゆるキャラたちと同じだと思いますので、それを参考に列挙してみると、まぁ、いるわいるわ。
まず成田空港の「クウタン」。
なぜか、オフィシャルサイトを作ってもらえていないようです。

続いて、先ほど登場した芝山町の「しばっこくん」。
「着ぐるみ貸出し」という夢のないバナーが味わい深いッコ!
こちらも、既に紹介済みの、成田市の「うなりくん」。
おなじ「着ぐるみ貸出し」でも、こちらでは「出動要請」というバナーになっていて、世界観を守ろうという努力が感じられます。うな。
さらに、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」も。
「県」のキャラクターだからでしょうか、「〜ッコ」だの「うな。」だのという口癖は持ち合わせていないようです。
そして、あろうことか、国(国土交通省)にも「空の日シンボルキャラクター」の「くにまる」くんがおりました。
しかも国交省(あるいは航空局)を代表する通年型ではなく、「空の日・空の旬間」という特定期間だけに活躍するという超セレブなキャラクターです。
さて、その後。
さすがにゆるキャラ疲れが否めませんでしたので、成田空港近辺の大規模ホテルとして最も歴史があり、天然温泉も備えている「成田ビューホテル」さんでひとっ風呂浴びてスッキリすることにしました。
フロント前のロビー。
まるでバラの花びらをかたどったかのような、シックで荘厳な天井です。ゆるキャラ疲れが消えていきます。
ロビー階から階下へと伸びるシャンデリア。
さすが、空港周辺で最も歴史あるホテルだけあります。ゆるキャラの俗世感など、どこ吹く風。
と思ったら、新キャラがいきなり登場ッコ! うな。
どんだけ「ゆるキャラ推し」なんすか、成田空港周辺?
調べてみたら、天然温泉の開湯から2年後に誕生したキャラクターだそうで、全部で3体もいることが分かりました。
しかも、過去にこのホテルでは、キャラクター名を決めるための投票を受け付けていたのですが、「3体セットでA・Bどちらかを選択させる」という、かなり恣意的な投票を経てネーミングを決めた形跡も発見できました。
そんな経緯があった上で、さっきの彼は「湯成(ゆなり)くん」と決まったわけです。
パネルのどこかに名前を記載してあげればいいのに。。。
こちらは、「あった丸くん」。
デカイです。
しかもこのあった丸くん、なんと立体! ちょっと不気味かも…。
着ぐるみならば、頭部はおそらく球体になるんでしょうが、こちらは「自己発光する看板的な役割」を優先したのか、平面図にそのまま奥行きを付けた、まるでカマボコのような形状になっています。
「みなり(美成)ちゃん」の写真は撮りそこねてしまいましたが、さっきの「立体型あった丸くん」写真の左奥に、もう1体怪しげなゆるキャラがいたので、そちらにも注目してみました。
先ほど写真でご紹介したシャンデリアの真下にいます。
「シャンデリアにちなんで、名前は『デリアちゃん』。
口癖は、語尾に必ず『シャンデ』をつける。
例文としては『ここの天然温泉は、とっても気持ちいいシャンデ〜♡』など」
というのは全くのデタラメで、実は「はだしのフラメンコ」と題された、れっきとした芸術作品なのです。
製作者のお名前を記録してくるのを失念してしまいました。
このように、成田空港周辺の「ゆるキャラ愛」は、相当なレベルになっていますので、あと数年もすれば、この「はだしのフラメンコ」さんのポジションすら、あった丸くんに奪われることだってあり得るのではないでしょうか。
乞うご期待ッコ! うな。
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