こんな「青木さやかさんの大予言」でした。

主婦の朝のテレビ視聴習慣を変えたと評価されている(らしい)NHK『あさイチ』。

2010年・春の番組スタート時から出演してきたタレントの井ノ原快彦さん、アナウンサーの有働由美子さん、解説委員の柳澤秀夫さんという3人の主要MCがこの3月いっぱいで降板し、4月からは博多華丸さん・大吉さん&アナウンサーの近江友里恵さんへとバトンタッチされました。

意外な大物がトークゲストとして登場することがあるため、私はずっと予約録画をしています。

ただ、毎回の放送を全部見る余裕はないので、とりあえず番組冒頭で表示される「今日のお品書き一覧」みたいなテロップだけを確認し、続きを再生するかどうかを決めています。(よって「お品書きだけを見て即消去する」回も多々あります)

で、その『あさイチ』ですが、井ノ原さん・有働さん・柳澤さんが担当する最終週でもあった3月26日分の放送を昨夜再生してみて、私は大変驚きました。

ゲスト出演していた青木さやかさんが、その後に起きる「日本中を震撼させた大ニュース」を的確に予言していたからです。

この日のテーマは「どうすればなくせる?セクハラ被害」です。

NHKあさイチ
 
どうすればなくせる?セクハラ被害|NHKあさイチ
http://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/180326/1.html
ハリウッドを出発点に、世界的な広がりを見せている「#MeToo」。セクハラや性被害の告発が相次ぎ、海外では実力者がその地位を追われるケースも増えています。

今から振り返ればめちゃくちゃタイムリーなネタではありますが、この時点ではまだ「財務事務次官によるセクハラ発言」は公になっていません。

念のため時系列を整理しますと、

昨年10月、アメリカ・ハリウッドでのセクハラ疑惑報道をきっかけに「#MeToo」運動が始まる。

今年3月26日、『あさイチ』で「#MeToo」もからめた「セクハラをどうなくす?」を特集。この中で青木さんが大予言。

4月12日週刊新潮「ろくでもない『財務事務次官』のセクハラ音源」と題して第一報を掲載。事務次官側は否定。

4月13日、同誌のニュースサイト『デイリー新潮』にて、セクハラ発言とされる音声が公開。事務次官側は「自分の声かどうかわからない」。

4月19日、テレビ朝日が会見をし、「セクハラ発言を受けたのは自社の女性社員である」ことを公表。事務次官側は相変わらず否定。

4月24日、財務事務次官の辞任が、閣議で正式に了承。

という流れですから、『あさイチ』でのセクハラ特集の放送時点(3月26日)では、財務事務次官の言動をベースとした一連のセクハラ報道は皆無だったわけです。

この日の『あさイチ』は、セクハラを受けても被害者が声をあげにくい現状や、周囲の人ができることなどに焦点をあてながら進行されました。

で、青木さんの大予言は、エンディング近くの井ノ原さんとのやりとりの中で発せられました。

ちょっとだけ再録してみます。(カッコ内は、私の補足です)

井ノ原さん

「女性がどんどん社会に進出していくわけじゃないですか、これから。

(社会進出)していきましょうって社会的になってるけど、この(ようなひどい)状態でどうやってやっていくんだろうって…」

青木さん

「だから、もう、日本でいま社会的地位のある男の人が1人、この問題で落とされてみたらいいんですよね

井ノ原さん

「あ! でも、そうなると(確かに)みんなが言いやすくなる」

青木さん

「そうなると、みんな『(セクハラなんかやってたら)まずい、まずい、まずい』って分かってくると思う」

井ノ原さん

「(#MeTooの発端となった)ハリウッドの例もそうですよね」

青木さん

「そう。(でも)それはしないでしょ、日本は

このオンエアからほぼ1ヶ月後、青木さんの予言は的中しました。

正確に言えば、これは「予言」というよりは「日本のセクハラをなくすためには、こういうショック療法的なことも必要」という青木さんなりの解決策の提示だったと言えるでしょう。

加えて青木さんは、「でも、それが日本で起きること(起こすこと)自体が、むずかしい」という冷静な現状認識も表明されていたわけです。

しかし、それから1ヶ月後。

「そんなことは日本じゃ起きない・起こさない」ことが現実に発生しました。

もしかしたら、一連のセクハラ事件の関係者の誰かが、たまたまこの回の『あさイチ』を見ていて、青木さんの発言を聞き、「おぉ、その手があったか!」と影響された可能性も否定できませんよね。

まぁそんなわけありませんけど、でもそのくらいドンピシャのタイミングだったと思います。

一連の事件報道を受けて、おそらく予言した青木さん本人が一番驚いているのではないでしょうか。