こんな「日経ニュースメール」でした。

毎日3回配信されてくる「日経ニュースメール」を開き、主要ニュースの見出しをザッと眺めるのが日課となっていますが、先ほど配信されてきた「日経ニュースメール 2月19日 昼版」の見出しを目で追っているうちに、ギョッとしてしまいました。

最初のうちは「ふむふむ、今日も経済は動いていることよのぉ」と呑気に眺めてました。
(日経ニュースメールの画面より)
すると、小澤征爾さんの写真と見出しが3本目に。
えっ! 「小澤さんが、ラグビーで指を骨折」!?
しかも「ピアノ」を弾く予定まであったなんて!!
(ニュースメール画面を拡大)

小澤征爾さんといえば、世界的に活躍する大御所指揮者でありまして、1935年生まれということですから、今年9月には84歳をお迎えになるわけです。

しかも2011年には、悪化した腰の手術を受け、2015年には腰椎棘突起および横突起の骨折を経験するなど、とてもスポーツができるようなお体ではなかったハズです。

なのに、なぜ今頃になってラグビーなど…。

そんなムチャをしたせいで、日頃からやっている指揮者ではなく(なんらかの演奏会で)ピアノを弾く計画までが吹っ飛んでしまったように読めますから、めったに見られないステージを期待していたファンは、今頃さぞや落胆しているのではないでしょうか。

私自身も、かなり暗い気持ちになりながら「無料会員でも月に10本までなら閲覧できる本文記事ページ」にジャンプしてみました。

見出しが全く別物です。。。
しかも「W杯だ!ラグビーを語ろう」?
(日経電子版の画面より)
見出しと小澤さんの写真に続けて、「これはインタビュー記事だよん」という枠囲み解説文が表示されていました。

ということで、お分かりのように、実はこの記事は「今年日本で開かれるラグビーワールドカップを盛り上げるためのインタビュー企画」でした。

で、その第一弾として「学生時代にラグビーに明け暮れ、そのせいで指を骨折し、ピアニストから指揮者に転向することになった小澤征爾さん」に“ラグビーと私”を語ってもらったという記事なのです。


小澤さんが若い頃にラグビーをやっていたことなど、私は全く存じ上げませんでした。
よって、記事自体は楽しく読ませていただきましたし、直近の御元気なお姿を写真で拝見することもできましたから、まぁ、結果オーライな話ではありますが、こんな見出しだけ見せられたら、普通は「えっ!」ってなりますよね。。。w

(メールニュースの画面より。赤枠囲みは筆者による加工)

実はこれ、ニュースメールだけのシンプルな表現でして、web上の「日経電子版」だと、見出しまわりはこんなふうに表現されていました。

見出し自体はニュースメールと同一です。
ただし、記事のジャンルが「ライフ」であり、2行ほど見えているリード(前文)によって、「現在ではなく、小澤さんの過去に関する記事だ」ということも類推できるようになっています。

ここまで見せられれば、本文を読まずとも記事の位置付けやテイストが類推できますが、あのニュースメールの表現では「誤解するな」と言う方が無理だと思います。

(メールニュースの画面より。赤枠囲みは筆者による加工)

単なるシステム上の都合なのか、はたまた「ちょっと見出しで煽ってみちゃった。SEO対策してみちゃった」なのかはわかりませんけど、これはちょっといただけません。

仮に、この記事に刺激されて有料会員登録をしてしまったクラシック音楽ファンがいたんだとしたら、お気の毒としか言いようがありませんし、ぜひ日経さんはペナルティなしで解約に応じて差し上げてほしいものです。


基本的には、非常にいい(無料)サービスなんですけどね、日経ニュースメールって。

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