こんな「 AirMac Time Capsuleの買い換え」でした。

こんな「 AirMac Time Capsuleの買い換え」でした。 by konmaru
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「気づいてみると、WiFi(無線LAN)に接続できる機器をいくつも持っている」というのは、どちらのお宅でもよくある話です。

拙宅においても、パソコン(Mac)だけでなく、

iPhone

iPad

Apple TV

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がWiFiでネットに接続されています。

さらに今後、有線LAN接続しかできない1世代前のテレビを買い換えたり、プリンターを初購入する際には、WiFiが標準装備されている商品を買うことになるでしょうから、宅内ネットワークを無線化してくれる「WiFiルータ」の存在は、ますます重要性を増していくものと思われます。

そんな拙宅のWiFiルータが、壊れてしまいました。

壊れたのは、Appleさんの「AirMac Time Capsule」という商品です。(ご遺影その1)

このAirMac Time Capsuleは、単なるWiFiルータではなく、ハードディスク(所有していた機種は容量1TB)を内蔵していたため、「ワイヤレス接続されたMacのバックアップを自動でとっておいてくれる」という特徴がありました。

この筐体からWiFiの電波が出ていましたし、有線でLANを拡張することもできました。さらにバックアップ用のハードディスクまで内蔵されていたスグレモノです。(ご遺影その2)

つまり、使っているMacのUSB端子に、不恰好な外付けハードディスクを有線接続せずとも、

「過去24時間分は1時間おきにバックアップ。

過去1か月分は1日おきにバックアップ。

過去すべての月の分を1週間おきにバックアップ。

内蔵ディスクがいっぱいになったら、古いバックアップから順に削除」

という動きを、自動で、デスクから離れた場所で、WiFiを使って実践してくれたのです。

そんな健気な AirMac Time Capsuleが、つい先日、筐体の中から「カコン・カコン」などの異音を発し、WiFiでネット接続はできるものの、内蔵ハードディスクが全く認識できない状態となってしまいました。

過去メールを漁って調べてみたら、私が使っていたAirMac Time Capsuleは、なんと2008年に購入した「初代バージョン」だったようです。

そう考えれば、内蔵ハードディスクは10年間にわたって1時間おきにバックアップを取り続けてくれたのですから、大往生といったところなのでしょう。

さて、拙宅における「WiFiルータ兼バックアップマシン」が亡くなったわけですから、早急な買い換えが求められるのですが、実はそこに以下のような問題と葛藤がありました。

経緯を順に振り返ってみます。

「Appleは今年の4月、AirMac製品シリーズの製造を終了し、在庫限りで販売終了になることを発表

「他社製のWiFiルータを購入するにあたり、Appleがオススメする主要スペック』が公開される」

「9月、Apple公式サイト上でAirMac製品はついに売り切れに」

「10月、拙宅のAirMac Time Capsuleがご臨終

「前述の『オススメのスペック』に該当する他社製品をググりまくる」

「合致するスペックのWiFiルータはたくさん見つかるものの、昆虫の足のようなアンテナが何本も突き出たイカついデザインの製品ばかりで、ゲンナリする」

シンプルなデザインの製品も見つかったが、ハーディディスクを内蔵しているものは見当たらない」

「ハードディスク内蔵が見つからないどころか、有線接続するためのUSB端子を備えたWiFiルータですら、機種がかなり限定されている」

「そもそも、WiFiルータに外付けハードディスクが有線接続できたとしても、デザインの異なる2つの筐体を並べて置いておくこと自体、ガマンできそうにない」

「それに、『オススメスペックのWiFiルータ』と外付けハードディスクをセットで買うと、出費は2万円台なかばぐらいになりそう。『高い&不恰好』じゃぁ、買ってから確実に後悔しそう…」

シンプルなデザインで、しかもたった1台で実現できていたAirMac Time Capsuleが懐かしい。売り切れる前に買っておけばよかった。I miss you….」

「そうこうするうち、Apple公式サイト上の『整備済製品・Mac Accessories』販売ページに、最終機種の在庫があるのを発見」

「しかも『整備済製品』だから、1年間のメーカー保証の付いたものを安く買える」(2TBの場合、定価29,800円に対して特別価格24,800円)

「しかし、この機種は5年前のモデル。そんな昔の製品を今頃買うって、どうなのさ?」

「Appleの購入相談窓口に確認したところ、この最終モデルでも例の『Appleが薦めるWiFiルータのスペック』の条件は満たしているとのこと」

「カッコいいし、安くなってるし、やりたいことが1台でできるほぼ唯一の選択肢だし、もうこれ以上悩みたくないので、ポチってしまおう」

以上の流れにより、生まれ変わった Time Capsuleが拙宅にやって来ました。

外箱。ほぼ何も書かれてません。整備済商品だからでしょうか?

上ぶたを抜き取って、ご対面。

なんか、贈答用ウィスキーの化粧箱みたいです。

入っていたのは、本体・電源ケーブル・設定ガイドの3つだけです。

シンプルでいいですね。

右奥に写っている黒い筐体は関係ありません。

大きさが分かりにくいので、対比物としてタバコを置いてみました。

初代機はぺったんこスタイルでしたが、最終モデルは「設置面積はタテヨコとも10センチ、高さ17センチ」のノッポさんです。この中にアンテナやハードディスクが内蔵されているのです。あぁ、なんというシンプルさ。

結果的に、これが「良い買い物」になるかどうかは、今後数年以内に「1台でWiFiルータもバックアップも」という類似製品(しかももっとカッコいいやつ)が出てくるかどうかで決まるんだと思いますけれど、Appleですら製造・販売をやめたのですから、それ以外に作ってくれるところなんて、あるんでしょうかね。。。

その意味においては、また10年ぐらい経った頃に、

「良い買い物だった」

と言えそうな(言わざるを得ない)気がします。

※なお、亡くなった初代機については、Appleさん曰く「メーカーでリサイクル回収している機種ではないから、自治体に相談してほしい」とのことで、最終的には「金属ゴミ」として出棺することになりました。

(念のため、ハードディスクは一旦取り出し、物理的に破壊してもらってからゴミ出ししようかと思っています)

既にご臨終なのに、再び銃撃(物理破壊)されるのを待つご遺体。合掌。

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