意地でもマイナンバーカードを普及させたい「1人5,000円ばらまき国策」に乗っかってみた。

意地でもマイナンバーカードを普及させたい「1人5,000円ばらまき国策」に乗っかってみた。 by konmaru
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個人番号カード(いわゆるマイナンバーカード)をなんとか普及させて、そこに個人情報を集約させようとする国の目論見が不気味。そもそもそんなに政府を信頼してないし”という一部(もしくは大半?)の国民の声を承知しつつ、さらに言えば私自身そういう気持ちを少なからず抱きつつも、まぁ背に腹はかえられないということで、マイナポイント」の取得手続きをしてみました。

 

どの決済サービスと連携させるか

まずは「国からのマイナポイント(という名の現金)を、どの電子マネー・プリペイドカード・QRコード・クレジットカードで受け取るか」というのが大きな悩みどころなわけですが、私が比較的よく使っていて、独自の上乗せ還元額も比較的多いSuicaJREポイント)さんと連携させることにしました。

なお、こちらの日経さんの記事には「独自上乗せ還元策」を講じる決済サービス一覧表が載っていますし、記事中には「マイナポイントへの参加を表明している決済サービスのうち、今現在で申し込み手続きができるのは半分以下」との情報も載っています。↓

マイナポイント、お得は寝て待て 申し込みは慌てずに 知っ得・お金のトリセツ(17) - 日本経済新聞
マイナンバー大使の任を担う「ゆるキャラ」、うさぎのマイナちゃん(シロウサギの妖精、性格は楽観的、好物はラーメン)もビックリの反響だったに違いない。7月から申し込み作業が始まったマイナンバーカードの普及を狙った実質的なキャッシュバック「マイナ...


いったん連携させた決済サービス先を変更することはできないそうなので、「後日忘れずに登録する自信がある!」と断言できる方は、もう少し様子見をしてもいいかもしれません。

 

Suica(JREポイント)との連携ステップ

「首都圏在住なのでSuicaは以前から利用してるけど、JREポイントってなんですか? マイナンバーカードもまだ持ってないですけど…」という人にとっては、正直言って、やることがいっぱいあります。

1)まず、何はなくとも「マイナンバーカード」を作る。

  • スマホやパソコンから電子的に申請できます。

  • ただ、カードが出来上がるまで、ある程度の日数を要します。
    • そもそもこのキャンペーンのせいで混み合ってるみたいですし。
    • なお、カードの受け取りは自治体窓口(役場・役所)に行かないといけません。

2)マイナンバーカードが届いたら、「マイナポイントアプリ」をスマホにインストールする。

  • とにかく、そうして下さい。

3)マイナポイントアプリから「マイナポイントの予約」をする。

  • すると、「マイキーID」という英数8桁がもらえます。
    • もちろん、マイナンバーとは別物です。

4)自分の持っているSuicaを「JREポイント」に登録しておく。

  • JR東日本さんがやっているポイントサービスです。ここにマイナポイントが付与されることになります。
    • Suicaを持っていてもJREポイントに登録していない人は結構いるような気がしますので、メンドくさいですが、やっておくしかありません。

5)JREポイントWEBサイトにログインして、自分用の「JREポイント交換番号」を確認しておく。

  •  Suica自体に個別に割り振られた「Suica ID番号」とは別のものです。

  • 勝手に(自動的に)付与される番号ですが、これがないとマイナポイントが申請できません。

6)マイナポイントアプリで「申込み」を行なう。

  •  当初は「3)マイナポイントの予約」だけが先行スタートしていましたが、今では「予約と申込み」が一連の流れとしてできるようになってます。

  • 「だったらもう『予約』のステップは要らないんだよね? 『申込み』だけでいいんだよね?」と誰しもが思われるでしょうが、今なおどちらのステップも必要です。
    • おそらく、「予約」=「マイキーIDの発行」なので省略できないんだと思います。
    • そうなると、じゃぁマイキーIDって一体何なのだという話に戻ってくるわけですが、もうそれ以上考え込むのはやめたほうがいいです。たかだか5,000円分のポイントをもらうだけですから。(←ほぼ皮肉)

7)「申込み」のステップでやること。

  • 決済サービスを検索する。(カテゴリでも文字列でも検索可)

  • Suica(JREポイント)」を見つけたら、それを選択する。

  • 利用規約を確認。

  • 決済サービスID【必須】」欄に、「5)」で確認した「JREポイント交換番号」を入力

  • セキュリティコード1【必須】」欄に、自分の氏名を全角カナで入力
    • 各決済サービス会社が利用する汎用的な入力画面だからやむを得ないのかもしれませんが、さすがに「セキュリティコード1」欄は「氏名(全角カナ)」欄でよかったような気が。

  • セキュリティコード2」欄に自分の生年月日を半角8桁で入力
    • 同上…。

  • セキュリティコード3」「セキュリティコード4」は入力不要
    • これはあくまでもSuica(JREポイント)を登録する場合の話であって、他のサービスだとこのあたりの欄まで使って何かを入力させられるのかもしれません。(血液型とか? 星座とか? 笑)
    • ちなみに、「Suica」選択後に申込み画面で表示される注釈がこちら。↓

これを見ても、いざスクロールして空っぽの入力欄へ進むと「あれ、決済サービスID欄に、何を入れればいいんだっけ?」と悩んでしまいました。私だけかもしれませんが。

 

    • で、こんな画面が出てきたらようやく登録手続きは終了です。↓

いやぁ、長い道のりでした。

 

8)9月になったら、Suicaにチャージする。

  • マイナポイントの付与率は25%、最大5,000ポイント」です。
  • よって、20,000円チャージすると「国から満額5,000円分のマイナポイント(実際はJREポイント) 」と「JR東日本から1,000円分のJREポイント」をもらえるわけです。
    • ひらたく言うと「20,000円払うと26,000円分チャージされてお得です」ということですね。
    • 9月1日よりも前にチャージしてもマイナポイントは付与されませんので気をつけましょう。

 

余談

マイナポイントアプリで申込みを完了させたら、こんな「政府からのご案内」が出てきました。↓

二つの“申込”には、デフォルトでチェックが入ってます。

で、ちょっと下へ進むと、こんな感じになります。↓

ここからさらに利用規約を開いて読み込む気力は、既に残っておりませんでした…。

 

思わず勢いにまかせて「一括利用申込」をタップしそうになりますけれど、「マイナポータル利用者登録」とか「マイナンバーカード健康保険証利用」がどういうものなのかをきちんと知った上で判断しても遅くないと思い、私はシカトしました。
(健康保険証のほうはなんとなくイメージできますが、それでもなお「独立型の健康保険証はなくなるの? もっとジイさんになって具合悪くなった時に『看護師さんすまんのぉ、わしのスマホのバッテリーが切れてしまってのぉ、保険証を提示できないんじゃ…』みたいなことになったりしないのか?」など、疑問満載だったりしますし)

そんなわけで「一括利用申込」をするかどうかは、ぜひ皆さんが個々にご判断いただければ。

 

ちなみに、私はマイナンバーカードを持っていましたし、「SuicaへのJREポイント登録」や「マイナポイント予約(マイキーID発行)」も事前に済ませていたため、上記プロセスを分散的に実行できましたが、どあたまの「マイナンバーカード発行」からスタートする人は、正直、かなりしんどい作業になると思います。

途中で「国から5,000円もらうために、なぜこんな面倒なことを…」と戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、至極真っ当な感想だと思います。

 

 

国の「マイナポイント」公式サイトはこちら。↓

https://mynumbercard.point.soumu.go.jp

 

JR東日本さんの「マイナポイントはSuicaで貯めよう!」ページはこちら。↓

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JRE POINTはJR東日本のポイントサービスです。貯めたポイントは、Suicaへのチャージや駅ビルでのお買いものなど、さまざまな使い方ができます。

 


 
 

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