過去にも書いたように、打ち合わせの谷間の時間調整や自宅外でのブログ更新の場として、私はドトール・コーヒーショップさんを便利に使わせていただいています。
で、昨日(11日)も、出先で見かけたドトールに立ち寄り、いつものようにアイスカフェラテ・Sサイズを発注したのですが、なぜかいつもより20円高い270円の支払いを求められました。
その後、まじまじとレジカウンター上のメニューリストを見たところ、そちらでもアイスカフェラテ・Sサイズは270円になっていましたので、私の知らないうちに値上げが実施されてしまったようです。
私はアイスカフェラテをチューチュー吸いつつも、
「こんなにしょっちゅう通ってたのに、いつから値上げされたわけ? 聞いてないよ」
と憤り、ブログ更新もそっちのけに、ドトールさんのサイトをチェックしてみたのですが、そこで初めて、まさに昨日(11日)から一部ドリンク商品の価格が改定されたことを知ったのです。
ちなみに、告知自体は4月3日付でした。
告知文によると、「乳製品の相次ぐ価格改定」を受けて「牛乳を使用する商品の価格を改定」したのだそうです。
値上げ幅はドリンクによって10〜20円となっており、私の愛飲するアイスカフェラテは、SML全サイズとも20円の値上げです。
ここでふと、「ドトールが値上げってことは、同社の系列チェーンであるエクセルシオールはどうなるわけ?」と心配になり、公式サイトを確認したら、案の定な結果でした。
ただし、値上げはドトールより1週間遅れて「4月18日から」です。
値上げ幅は、ほぼドトールと同様です。
ちなみに、ドトール系列のコーヒーショップでは、今月19日をもってTポイントの獲得と利用ができなくなります。
これまでは「100円につきTポイントを1ポイント」もらえていましたから、アイスカフェラテ・Sサイズを飲むと2ポイント(すなわち2円相当)を貯めることができていました。
しかし、このプログラムも中止となるわけです。
となると「20円の値上げ & 2円分のポイント還元打ち切り」ということで、昨日からは「1杯あたり20円」、そして4月20日以降は「1杯あたり実質22円相当の負担増」となってしまうのです。
うーむ。
Tポイントプログラム終了の理由はよく分かりませんが、「原材料の調達コスト増を価格に転嫁した」のがドトールさんの値上げの理由ですから、少なくとも従業員さんの給与アップに直結する話ではないんだと思われます。
となると、「2%の物価上昇をはかり、景気を上向かせ、労働者の賃金を増やし、云々」という景気対策はどこへやらで、「給料は増えないのに、チマチマと商品の値段が上がってきたし、そのうち消費増税もあるし…」という感じで、ドトールさんの事例だけで決めつけてはいけませんが、なんか、「景気が良くなるいい値上げ」な印象が全く持てないわけです。
それに、そもそも乳製品価格が上がったのは、酪農家の戸数と牛乳生産量がともに減ったことが一因らしいですし、さらには牛さんが食べる輸入飼料の価格も上がっているそうですから、酪農家がひたすらボッタクってるわけでもないのでしょう。
乳製品に限らず、「生産者が減る → 生産・収穫量が減る → 需要に追いつかず価格が上がる」という流れは今後も続くのかもしれませんし、さらに妄想すれば「 → 価格が上がって高くて何も買えない → 食べる量を減らす → 飢餓による“半強制ダイエット”の成功者が続出」みたいな事態だって考えられるんじゃないでしょうか。
ということで、これからは「アイスカフェラテ」ではなく「アイスコーヒー頼んで、コーヒーフレッシュ2個ぐらい入れとく」的な利用が増えるかもしれません。
あるいは逆に、「食える時に食っとけ。飲める時に飲んどけ」と自棄(やけ)になる可能性もあります。
どっちが幸せなのかは、ドトールでアイスカフェラテでも飲みながら、じっくり考えてみる必要がありそうです。
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