こんな「外国のトイレ」でした。【続報(解決編)】

こんな「外国のトイレ」でした。【続報(解決編)かっこ by konmaru
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以前、「旅行で訪れた海外の空港の男性用トイレ」に関する記事を投稿したことがあります。

その際に取り上げたのは、こんなプラスチックカバーが装着された男性用の小便器です。

何のために?

しかも、2基の小便器の間には、手を洗う洗面台付近でよく見かける「ペーパータオル」のホルダーまで設置されていました。

ちなみに、使用後のペーパータオルを捨てるダストボックスは見当たりません。

記事投稿時には、

「尿圧(?)の高い人の飛沫便器にはね返って床面に飛び散らないようにするためのカバーではないか」

「あるいは、カバーを超えるぐらいに局部を便器側に極力接近させてもらい、便器前の床面に尿だれ(とでも言うのでしょうか?)を起こさせないようにするためではないか」

ペーパータオルについては『プラスチックカバーまで設置したのに、それでも飛沫を飛び散らかしたヤツは、自分で床面を拭き取っとけ!』ということなのでは?」

「もしかしたら、床面に飛び散った飛沫の清掃だけではなく、『プラスチックカバーの内側に付着する飛沫についても、ペーパータオルを使って、自分で拭浄しろ』という、とんでもない趣旨が隠れているのかも?」

などの仮説を提示しつつ、

「この小便器の足元には踏み台もないので、身長の低い子供短足の大人にとっては、このカバーの上から放尿するのは不可能では? 」

という疑問も表明させていただきました。

その上で、

「このプラスチックカバーじゅうに、不特定多数の尿の飛沫が付着しているだろうし、実際にうっすらと黄ばんでもいる。

カバー先端部には不特定多数の局部が触れまくったりもしているハズでであり、実に不快極まりない

という感想を記しました。

うっすら黄ばんでます…。

ちなみに、当時の全文は、こちらです。

こんな「外国のトイレ」でした。【続報(解決編)かっこ
こんな「外国のトイレ」でした。
「トイレに見るお国事情」というのは、昔から様々なところでネタにされて来たようですが、旅行で訪れた海外の空港の男性用トイレが興味深かったので、私も取り上げてみることにします。 それは、こんな男性用の小便器でした。 拡大してみました。 ご覧のよ...

で、つい最近。

ネットでまったく別件の検索をしているうちに、偶然(奇跡的に?)「このプラスチックカバー付きの男性用小便器の真相」を知ることができました。

私は、ついプラスチックカバーばかりに目が向いてしまいましたが、本当に着目すべきは、小便器内の上部に見えている「黒くて細い突起物」だったのです。

赤い丸で囲った部分が、ポイントだったのです。

ジャカルタブログ」さんによると、この突起物の正体は、なんと「男性器を洗浄するための水が出てくるノズル」なんだそうです。

インドネシアのトイレの使い方 | ジャカルタブログ

「いくらなんでも。まさかそんな…」と狼狽しながら、さらなる裏付けを探してみたところ、同様の情報が複数見つかりましたので、どうやら事実のようです。

例えば、「ちょいバリ親父の移住物語」さん。

インドネシアのトイレ | ちょいバリ親父の移住物語
バリ島に住んで14年目になりました。日本から一緒に来たにゃんこも、こちらで家族になったワンコも皆、虹の橋に旅立ってしまいました。現在はバリで家族となったにゃんこ3匹と一緒に暮らしています。

さらに、「インドネシアの魅力 仕事の魅力」さん。

(^_-)-☆最新型便器: インドネシアの魅力  仕事の魅力
1565 孫が小さい頃、公園で遊ばせていたが、トイレに行きたいという。公衆トイレに連れて行って、外で待っているよと、言い終わらないうちに、飛び出してきて、“おじいちゃん、違うよ“という。誰もいなかったので、私も一緒に入ってみた。和式トイレだ...

加えて、「kazy’s Indiana life」さん。

ソウル・インドネシアへの旅(3日目~7日目) | kazy's Indiana life
ジャカルタの空港に着いて荷物を引き取り待ち合わせ場所に出たのが夜9時半。 さすが赤道直下な街、ものすげー暑いっす(長袖でしたが何か?) 他の拠点から来...

はたまた、「青空と自転車と・・・」さん。

トイレの話 (男性小用編): 青空と自転車と・・・
久しぶりにトイレの話です。 駐在2年にしてまた新たな発見です。それも男性の小用の話です。 (ちと生々しい内容?なので女性の方はちょっと・・・ごめんなさい) 外のトイレで用を足す時、今までずっと疑問に感じていたことがあるのです。 (1)足元が...

そして、「ジャカルタ駐在アラサー男子」さん。

こちらのブログには、例の「プラスチックカバー」が装着された状態の小便器の写真が掲載されており、

「これは男性の局部を洗浄する際の『水の飛び跳ね』を防ぐためのカバーである」

「そして、インドネシア男性の一部は、トイレットペーパーやペーパータオルを手にして小便器に向かい、用を足す」

「その後は、上部ノズルから出てくる水で局部を洗浄し、手に持った紙で局部の水分を拭き取っている

ことまでが詳細に記されておりました。

インドネシアのおトイレ事情
ジャカルタを拠点に発展著しい南国生活のアレコレや日々の出来事などを徒然と書き連ねています。

ということで、

「これは、男性器洗浄機能ならびに洗浄水飛散防止カバー付きの小便器だ」

というファイナルアンサーに無事たどり着きました。(←「無事」なのか?)

いわば、男性専用のウォシュレットということですね。

しかも、小便器横のペーパータオルホルダーは、

「洗浄後に局部の水分を拭き取るために設置されたものである」

ことまで判明してしまいました。

だとしても、使用後のペーパータオルを捨てるダストボックスが見当たらなかったのは、いまだに納得いきませんが。

いやはや、「ググれば、何でも分かる」ことを久々に体感させてもらいました。

それにしても。

インドネシア男性の衛生観念からしてみれば、「用を足したあと、そのまま局部を下着の中にしまい込む(←ほぼ全ての日本人男性は、これです)」のは、不潔極まりない行為なんだろうと思われます。

しかし、だからといって、

「小用のあと、局部が汚れている」ので、洗浄ノズル付き小便器

「洗浄水が飛び散り、自分のズボンや下着が濡れたら困る」から、プラスチックカバー

「洗浄後、局部が濡れたままになっているのはイヤ」だから、ペーパータオルホルダー

理屈としては、どれも分かるんですけど、なんか、どうも、やっぱり。。。

「お国柄の違い」とか「カルチャーギャップ」としては、かなりのものではないかと思います。

世界は、まだまだ広いです。

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