新型のトランプゲーム。

日本国内での感染拡大が懸念されている「新型コロナウィルスならびに「新型肺炎の発症」。

その不気味さを自分がしっかりと理解できるように、いささか不謹慎かもしれませんが、トランプゲームにたとえてみました。

※トランプとは言うまでもなく「トランプカード」のことでありまして、米国大統領のことではありません。

 

トランプカードを持っている(=コロナウィルスに感染している)ことを自覚できない。

たいていの人は、自分がトランプを所持しているかどうかを把握できていると思います。

しかし今回の“新型トランプ”は、自分が所持しているかどうかが分かりにくいばかりか、知らないうちに他人からポケットの中に突っ込まれたりもします。

しかも非常に軽い新型素材でできているので、ポケットに突っ込まれたことをなかなか自覚できません。

加えて、自分も無自覚にトランプカードの何枚かを他人のポケットに突っ込んでしまったりするのです。

つまり、この新型トランプは、従来品に比べて「やたら人にあげたくなる」ような特性を持った商品だということです。

 

「ババ抜き」ゲームが始まって(=発症して)ようやくトランプカード所持に気づく。

で、ある日突然、通っている学校の中でトランプゲームのババ抜きが始まります。

普通なら「ババ抜きなんか、やりたくねーし」と辞退することが可能ですけれど、この新型トランプは、所有者がババ抜きをやりたいかどうかなど無関係に勝手にババ抜きを始め、そこに強制参加させられてしまうのです。

多くの人は、ここでようやくトランプの所持に気づき、「あれ、オレいつの間にトランプなんか持ってたんだっけ? 自分で買ってない(=感染地を未訪問・感染者との濃厚接触なし)よなぁ? 誰かからもらったんだっけ?」と戸惑うことになります。

 

風紀委員による「持ち物検査」は、ババ抜きゲームをやっている人だけが対象。

誰が所有しているのかが分かりにくいのが“新型トランプ”の大きな特徴ですから、学校の風紀委員たちは困っています。

風紀委員さんだって学生ですから、本来の勉学活動もしなければいけないので、決してヒマではありません。

そこでまずは「ババ抜きをしている連中」のところに行って、「そのトランプを自分で買った記憶があるか」を訊ね、「自分で買った(=武漢に行った)」と答えた人だけのポケットをチェックすることにしました。

 

ババ抜きゲームが複雑化。

そうこうするうち、ババ抜きゲームに興じる生徒が徐々に増え始めます。

そもそも当初は「新型トランプは他校(=中国)の1クラス(=武漢)でしか流通していない」とか「ババ抜きをして遊ぶのはOB(=高齢者)が中心」とか「最終的にババを引く(=重症化あるいは死亡する)のは1ゲームにつき1人だけ」などと、従来のトランプカードと同等に見立てられていたのですが、新型のトランプカードが想像以上に高スペックであることが次第に分かってきました。

  • 「誰が持っているのかが分かりにくい」
  • 「自分が持っていても、その自覚がない」
  • 「他人にあげやすい。他人からもらいやすい」
  • だからこそ「誰からもらったのか分からないトランプ所持者が当校内でも出現」
  • しかも「OBだけかと思ったら、現役生徒(=若年層)もけっこうババ抜きに参加し始めた」
  • おまけに「新型トランプを使ったババ抜きなのか、従来カードでのババ抜きなのか、見分けがつきにくい」
  • 極め付けは「新型トランプの排除方法が、今のところまだ分かっていない

これらの特徴から多くの生徒は「ババを引いてからでは遅いので、ババ抜きをしているように見える生徒全員の持ち物検査をしてほしい」「自分でトランプを買った覚えのない生徒についても、ババ抜きをしてるのであれば全員チェックして」と風紀委員に訴えています。

 

そして、今。

生徒たちはさらに、「これだけババ抜きが流行っているということは、新型トランプを持っている生徒自体はもっと多いはず」と推測しています。当然ですが。

で、「ババ抜きはしていなくても、カード占いなど似たような遊びを始めた生徒には持ち物検査をすべき」という声を挙げています。

おそらく今後は「新型トランプの所持は残念ながらもっと増える。所持自体を禁止するのはもうムリ」という前提に立って…、

  • ババ抜きが始まっても、最後にババを引く敗者(=重症化や死亡)を極力出さないようにする
  • それでもババを引きそうな生徒がいたら、早めに保健室に連れて行く(=隔離入院)
  • それ以外の参加メンバーまで保健室に連れて行くと、そこでまたババ抜きを始めるので、軽度のメンバーは自宅でトランプ遊びをしてもらい、徐々にトランプ自体に飽きてもらう(=自宅療養)
  • 多少の授業履修ペースの低下(=経済活動への悪影響)には目をつぶる

みたいな展開になっていくんじゃないかと思います。(というか、すでに一部ではそういう方向で展開中みたいですけど)

 

夏には大きな「学校対抗運動会」が予定されているわけですが、「参加辞退校が続出して泣く泣く中止」になる前に「いつまでにこうなれば、たとえ参加校が半減しても開催する。ただしそうならなければ中止とする」みたいな基準を作って、早めに“教育委員会”や“各校PTA”に伝えておいた方がいいんじゃないかと思ったりもしますが、いかがなもんでしょうか。

ということで、まずは手洗い・うがいを励行したいと思います。