「日銀短観によると、景況感が11年ぶりの低水準となった」というニュースが流れている中、毎月恒例の資産状況をまとめておきます。
1 資産額の変動推移
まず、保有する資産総額の増減・変動実績です。
2018年1月度における「不動産」「金融資産」「両者を合算した総額」それぞれの絶対額を100%として、月ごとにの増減推移を並べてみました。
6月末になって株価が戻したこともあり、一時言われた「二番底がくるかも」という事態にも(今のところ)なっていないようです。
まぁ、今のところですけど。
2 資産の種類別シェア(金融資産のみ)
続いては、「金融資産だけでみたシェア」です。
(「株式」「債券」「現金」を「外国 × 国内」で6分割しています)
金融資産の構成は、ほぼ変わらずにすみました。
3 資産の種類別シェア(不動産含む)
今度は、さきほどの「金融資産」に「国内不動産」をさらに積み重ね、“資産総額”におけるそれぞれのシェアをまとめてみました。
世界各国がコロナ対策として市中に大量のお金を流通させ、それが株式市場に回り、実体経済以上に株価が上昇・維持されているという話をよく聞きます。
アメリカでのコロナ感染者はますます増加していますし、日本(というか東京ですが)でも新規感染者が高止まりしてますし、今後の感染状況次第ではまだまだ予断を許さない状況かと思われます。
もう少しすると、各企業が「4月〜6月の業績」を発表するんだと思いますが、まさに「超自粛期間」における企業活動の結果が明らかになるだけに、そちらも気になるところです。
4 資産の推移実績と、今後の予測
続いて、「100歳が終わるまで、かつ月単位で資産の増減を確認できる実績&予測グラフ」の更新結果です。
このグラフの作成過程は、以下の過去記事をご参照ください。
で、6月分までを「予測値」から「実績値」に更新し、さらにそれに合わせて将来予測値も更新した最新結果のグラフがこれです。
そして今回も、
「金融資産(赤のグラフ)がいつ最少値を迎えるか。それはいくらぐらいか」
「金融資産(赤のグラフ)が、これまでの予測プラン(オレンジや緑のグラフ)をどのタイミングで追い抜けるのか」
「最終的(100歳終了時を想定)に、どのくらいの金融資産(赤)、ならびに不動産を含む総資産(青)が残るか」
という点(グラフ内の吹き出しのポイント)を、次の項で解説します。
5 「今後の予測」各ポイントの変動
各予測ポイントのラップ値をピックアップしておきます。
(なお、資産規模はダイレクトな金額ではなく、過去の保有総資産の最大値(ピーク時)を100%として比率化してあります)
上記の一覧表について、文章でも整理しておきます。
- 「金融資産が最も減るタイミングは『2026年6月』のままだが、最少時の資産規模は5月度予測より0.5ポイント増加した」(31.1%)←改善&過去最高値
- 「FPさんの助言で作ったプラン(家賃収入を得ながら資産分散。オレンジのグラフ)を上回れるタイミングは、5月度予測より8カ月前倒しとなる予測結果となった」(2043年2月)←改善&過去最速
- 「不動産を持たず『蓄え(退職金や年金含む)をひたすら取り崩すだけのプラン(グリーンのグラフ)』を追い抜ける時期も、5月度の予測より4カ月前倒しとなった」(2049年2月)←改善&過去最速
- 「100歳終了時の(残存)保有資産規模予想」は、金融資産に限定すると5月度予測よりも0.5ポイント増加。(46.6%)←改善&過去最高値
- また、不動産価値(現段階での最新見積り予想額)まで加えた資産総額規模(100歳終了時)でも、5月度予測より0.6ポイント増加」(83.3%)←改善&過去最高値
という状況です。
なお、実際に支出した生活費(出費)ですが、6月は所有不動産物件(ワンルームマンション)の固定資産税や国民健康保険料の納付がありましたので、その分多めの予算を組んでいましたが、それをさらに10%ほど上回る出費となってしまいました。
つまり、それを補って余りあるほどペーパー資産の評価額が上がったということですけど、この“実感の伴わない好況感”がいつまで続くかも分かりませんから、ちょっと気を引き締め直したいところです。
引き続き、どちら様もどうぞご安全に。
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