「マンション管理組合の総会」に初めて出席してきました。

以前、早期リタイア後の資産運用の一環として「貸付用の国内不動産」を購入したことを投稿させていただきました。

その際には、それが「オフィスビル」なのか「アパート」なのか「駐車場」なのかなど、ハッキリとは書きませんでしたが、購入したのは「投資用のワンルームマンション」であります。

一人暮らしを始めて以来、賃貸物件に住み続けてきたため、これほど高額な取り引きをした事はありません。

そんな自分が「都内に不動産を所有する」とか、ましてや「大家さんになる」ことなど想像した事もありませんでしたから、我ながら思い切ったものだと思います。

で、先日、購入後初めての「マンション管理組合の通常総会」とやらが開かれる旨の案内をもらったので、社会勉強のつもりで初参加してきました。

場所は、このワンルームマンションの管理を委託している不動産管理会社の会議室でした。

事前に送られてきた案内資料には「委任状」も同封されていましたので、さほど多人数が出席するとは思っていませんでしたが、実際にその場にいらっしゃったのは、副理事長さん・幹事さん・管理会社の担当者さん、そして私の4人だけという、実にミニマムな顔ぶれとなりました。

理事長さんは急な私用によりドタキャンとなりましたが、副理事長さんがいれば総会自体は開催できるとのことで、副理事長さんから議事進行を託された管理会社担当者さんが淡々と総会を進めていきます。

議題は「前期の収支決算と事業報告の承認」「今期の収支予算案と事業計画案の承認」という定例的な案件のほか、「民泊禁止を管理規約に盛り込む」「共有設備の交換」など10個ほどでした。

個人的には「民泊禁止」が議案通り承認されるかどうかが最も気になる案件でして、もし「民泊、いいではないか。禁止することはない。禁止に反対〜ッ!」みたいな意見が出たら、初参加の立場ではありますが「議案通り禁止にすべき。なぜなら、あ〜たらこ〜たら」という論陣を張ろうと思っていたのですが、委任状提出者も含め「全員が『民泊禁止』に賛成」だったらしく、あっけなく承認されてしまいました。

おそらく、ほぼ全てのオーナーさんが自らの居住目的ではなく、貸付目的で購入しているからでしょうけれど、「自分の目が届きにくい環境で民泊を許してしまうと、又貸しを誘発しかねない。ひいては資産価値を下げかねない。だから民泊は認めたくない」という至極真っ当な判断をされたようです。

自分が仮に一戸建ての持ち家に住んでいたら、宿泊者を厳選(できるかどうかよく分かりませんが…)した上で空き部屋を民泊として貸してみるのも面白そうだとは思いますが、ワンルームマンションのオーナーとしては、やはり消極的にならざるを得ません。

その意味では、管理組合の総会の実態を体感できただけでなく「民泊禁止」に関与できたことは良かったと思います。

余談ですが、上程された議案書の中には、いくつか文言や金額の記載ミスがあり、副理事長さんや幹事さんからだけでなく、あろうことか初参加の私からも指摘をさせていただいたりするシーンがありました。

その都度、議事進行が中断し、管理会社の担当者さんが資料をアタフタと漁りながら、

「え〜、これはですねぇ…、◯◯の△△が変更になったためでして…。

あ、違いますね…。

え〜と、ごめんなさい、こちらの不手際です…。

記載ミスです…。

申し訳ありません…」

という感じになるのですが、それをキッカケに出席者から、

「そういえば、あっちの◯◯はどうなってるんですか?」

という質問が誘発されてしまい、本来の議案からどんどん脱線していく場面もありました。

さらに、「議長に一任して欠席したオーナー」や「欠席はするけれど、議長一任ではなく、事前に送られた議案書を読み、案件ごとの賛否を返送してきたオーナー」にしてみれば、誤った情報によって意思判断してしまったことになるため、「このままこの場で採決するのはマズイのではないか」という話にもなっていくわけです。

結局、記載ミスのあった案件については、担当者さんから、

「緊急度は高くありませんから、本日は否決していただいて、来年の総会で改めて上程させていただきます」

という提案があり、それを了承する形となりました。

言いたくありませんが、正直、微妙な仕事ぶりだと思います。

加えて、今期の「管理組合役員選任」案件の段になり、担当者さんから、

「理事長さんも副理事長さんも幹事さんも、常連の方々持ち回りで役員を務めているのが実情なんです。

初参加ではありますが、◯◯さん(←私のことです)は今期の理事長などいかがですか?

などという極めて想定外のオファーもあったりしました。

自分のユルい仕事ぶりを棚に上げて、懇願するような表情で理事長職をオファーをしてくる管理会社の担当者さん。

そして、新参者である私の反応を無言で見守る古株の副理事長さんと幹事さん。

そんな空間の中で、いい歳こいて「イヤだイヤだ」と駄々をコネまくるのも大人げありませんし、まがりなりにもオーナーとして幾ばくかの責任もありますので、理事長などという重職は丁重にお断りし、結局、ヒラの役員として私の名を連ねることで落ち着きました。

これら「資料の記載ミスによる議事の脱線・紛糾」や「面倒な役割の押しつけ合い」は、サラリーマン時代の会議でイヤというほど体験してきたことではありますが、1年半ぶりに堪能させていただきました。

そんな「会議漬けの日々」から脱却できていることを考えれば、年に1回程度のマンション管理組合総会など、屁でもないのかな、とも思う今日この頃です。