こんな「添付文書」でした。【私の好きなオロナインH軟膏】

こんな「添付文書」でした。【私の好きなオロナインH軟膏】 by konmaru
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いきなりお恥ずかしいことをカミングアウトいたしますが、私は昔から肌が強い方ではありませんでした。

ちょっとした刺激で、肌がすぐにかぶれます。

日差しが強い屋外を数十分歩くだけで顔が赤くなり、帰宅後皮膚がヒリヒリしていることに気づきます。

思春期にはそれほど悩まされなかったのに、成人以降になってからニキビをよく見かけるようになりました。(もやはニキビではなく吹出物と呼ぶ方が適切な年齢ですが)

空気が乾燥する季節になると、途端に手の甲や指先がカサついてきます。

そんな体質でしたので、子供の頃から大塚製薬さんの『オロナインH軟膏』には大変お世話になってきました。

実を言うと、手のひびやあかぎれ対策としては、小学生ぐらいまではユースキン製薬さんの『ユースキンA』も愛用していました。(あのユースキン独特の色と香りに触れると、いまでも少年時代の記憶にタイムスリップできます)

ただ、肉体の成長(そして成熟・退化w)にともない、切り傷ヒゲソリ後のケア、ニキビ治療、さらには水虫対策などにも使えるオロナインH軟膏の高い汎用性が実に魅力的に感じられたため、「いざというときにはオロナイン、何はなくともオロナイン、使わないけどオロナイン」という刷り込みが完成し、それ以来、常備薬として切らしたことはありません。

以前はチューブ入りを利用していましたが、現在は(コストパフォーマンスの面から)100gサイズの瓶入りを購入しています。

瓶入りだと、惜しげもなく指で軟膏をヌチョッとすくえるため、もしかしたらチューブ入りよりも早く使い切ってしまっている可能性もありますが。

で、今回も100g瓶入りをドーンと調達しました。

オロナインの綴りは「Oronine」、軟膏は英語で「ointment」って言うんですね。英語だと「オロナインHクリーム」と言うものとばかり思っていました。

で、今回に限り、なぜだか分かりませんが「効能・成分・用法・使用上の注意」がまとめらている添付文書が目に留まりました。

撮影がヘタで、容器にピントが合っちゃいました。

改めて、パチリと。

さっきよりマシですが、相変わらず添付文書がよく見えません。ボトルが置いてあるからですが…。w

で、ボトルを撤去して心置きなく添付文書を接写します。

なんか、そこには味のあるイラストが。「こういうときにはオロナイン」というさまざまな利用シーンが表現されています。裏面には別途きちんと「効能・効果、用法・用量」なども記載されています。

イラストが気になりすぎるので、さらに接写してみます。

1950年代〜60年代ぐらいの「イケてるアメリカンファミリーなライフスタイル」というテイストですが、いつ頃・誰によって描かれたのでしょうか。ここ数年以内の作品だとしたら、「ねらい」があざと過ぎます。

あまりに魅力的で味のあるイラストたちなので、実際に記載されている「利用シーン説明テキスト」とともに、ひとつずつご紹介してみます。(ちなみにイラストは順不同で、本文末のリンク先から閲覧できるPDF上から引用させてもらいました)


まずは、女性のイラストから。

「山や海で思わぬきず等に慌てた経験がおありでしょう。オロナインH軟膏はご家庭ばかりでなく、外出や旅行のときの携帯薬としても使用できます。 」

続いてこちら。

「にきび、吹出物には少量をかるくすりこんでください。べとつく場合は、タオル、ガーゼ等で拭きとってください。」

続いて。

「きず(きりきず、すりきず、つききず)には患部を清潔にして塗ってください。オロナインH軟膏はきず口を消毒し、化膿を防ぎます。」

次。

「軽度のやけどの場合は、患部に塗ってガーゼを当ててください。化膿を防ぎます。」

女性イラストの最後です。

「冬のひび、しもやけ、あかぎれには水仕事のあとやお風呂上り、お寝み前によくすりこんでください。」

男性イラストも3枚続けてご覧ください。

「いんきん、たむし、しらくも、はたけにもオロナインH軟膏をご使用ください。」

続いて。

「ナイフ、カミソリなどによるきりキズにご使用ください。オロナインH軟膏の殺菌作用により化膿を防ぎます。」

そして、最後の1枚。

「水虫にはお風呂上りにすりこむのが効果的ですが、毎日忘れぬよう根気よくお続けください。なお、じゅくじゅくした湿潤性の水虫には適当ではありません。」


以上なのですが、既にお気づきのように、なぜかどのイラストも「露光が多い」というか「露出オーバー」な見映えになっています。

写真ではなく、イラストなのに、です。

(商品に同梱されていた実際の添付文書を見たときは「印刷のクオリティが雑だなぁ」と思いましたが、PDFでも同様に「露出オーバー」気味ですから、これが意図した通りの仕上がりなのだと思います)

それに加えて、登場人物たちの西洋っぽいルックスも相まって、じっくり見つめているうちに、彼らが何か別のストーリーを訴えかけるイラストのようにも思えてくるから不思議です。(私だけ?)

たとえば、こんな感じです。


まずは、女性のイラストから。

「今でこそアメリカンな生活を送る私だけど、戦後は田舎まですし詰めの汽車に乗り、食糧の買い出しとかで大変だったわ。」

続いてこちら。

「それが、ある日突然、顔の半分がノッペリしてしまい、頭髪も半分なくなったの。これじゃまるでオペラ座の怪人だわ…。」

続いて。

「それを、夫の連れ子は面白がって、『よぉ、オペラ座のおばさんっ』と呼びながら、私の体を触り、からかい続けたの。」

次。

「私、つらかったわ…。 毎日泣きながら暮らした…。 今も思い出すと悲しくなるの…。」

女性イラストの最後です。

「でも、今は平気! 私、こんなに元気になったの! 相性の合わないダンナやその息子とも別れたし、これからは私の人生を進むだけよ!」

男性イラストも3枚続けてご覧ください。

「よっ! 俺が、そのダンナさ。元の嫁からとはいえ、かなりひどい言われようだよな。『俺のワキ毛、どう?』って時々見せつけたぐらいで相性うんぬんとか言われてもなぁ。ヘヘッ。」

続いて。

「確かに、刃物を見ると無性に興奮することはあったぜ。誰かの流れる血が見たくなるっていうかさ。今じゃ『ナイフ』『カミソリ』って言葉にするだけでも興奮してくる。たまんねーっ!」

そして、最後の1枚。

「それから色々あって、今は独居房ぐらしさ。息子にも元嫁にも会えねぇけど、そんなことより、爪を切りてぇ! 刃物貸してくれよぉ! 看守さんよぉ!」


などと、ほんの一例ではありますが、いろいろな妄想を駆り立ててくれる味わいのあるイラストだと思います。

イラストを並び替えると、さらにいくつも新たなストーリーが生まれてきそうです。

みなさんも、ぜひお試しください。

(念のため)

「言葉遊び」ならぬ「イラスト遊び」が過ぎましたが、オロナインH軟膏の効き目は本物ですので、ご安心を。(個人の感想です)

なお、実際の添付文書はこちらで確認できます。

クリックしてinstruction_jp.pdfにアクセス

以上、お騒がせしました。>大塚製薬様

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