ミチヨ、初の海外ビーチリゾート体験

バリ島旅行4日目。

前日に山リゾートのウブドを観光しながら南下して、2008年の元日は海リゾートのスミニャックで迎える。

残念ながら、小雨の降る曇天模様。

前日は大晦日だというのに早めに寝てしまい、朝は相変わらず4時頃に叩き起こされ、コーヒーサーブ係に任命される。ひとしきり世間話した後は朝食。

このホテルでは、朝食はスタッフさんが部屋にやってきて作ってくれる。

このサービスに両親は想像以上に盛り上がり、まるで王様になったようだとか、贅沢し過ぎでバチがあたるのではないか?と大騒ぎ。

バチが当たるついでに、スミニャックのホテルの部屋番号が4番だったのだが、ミチヨはこの番号が不吉だと言ってずーっと気にしていた。

ホント何から何まで心配性だな、はははーとか笑っていた息子に、この後本当にバチが当たったのかもしれないが、その話はひとまず置いといて。

朝食は一般的なコンチネンタルブレックファスト。フルーツもたくさん、パンも美味しかった。でもビュッフェで腹がはち切れんばかりに食べていたのと比べてしまい、物足りない様子。

朝食後、律儀に皿を洗おうとするミチヨ。こういうホテルでは後片付けはスタッフさんがやってくれるものなんだと説明しても、「ちょっとはきれいに片付けておかなきゃスタッフさんに悪いでしょ」と食器をシンクに運び、簡単に水で流して重ねる。ゴミ箱のゴミとかも、ちゃんと分別してたし、こういうところはエライと思う。少し見直した。

食後、早速、どっか連れてけ病が始まったので、海岸まで散歩することにした。ホテルはビーチ沿いではないが、ぷらぷらと散歩すればすぐに海岸に出られる。

スミニャックビーチは、まだ早い時間で、しかも雨季のためにどんより。ミチヨは、外国の海=モルジブのような真っ青な海を想像していたらしく「なんだか汚ったないんじゃないの?」とストレートな感想をつぶやいていた。

バリの海、特にスミニャックあたりは波が高いので遊泳禁止なことが多いし、プールに入りながら海を眺めるというのが正しい楽しみ方な気がする。

なんてことをミチヨに説明。

すると。

ミチヨ「ところで、これはなんていう名前の海なの?バリ海かい?」

僕「インド洋だよ」

ミチヨ「じゃあ、バリ島っちゃ、インドの首都なの?」

僕「んなわけないだろ、バリ島はインドネシアの州都だって説明したじゃん。しかも、なんでバリ島をどっかの国の首都にしたがる?」

ミチヨ「じゃあ、なんでバリ島の海がインド洋なの?おかしいじゃない?」

僕「はいはい、朝から難しいこと考えるの、やめよーねー」

・・・すげー面倒くさい。

潮風に吹かれながら歩いていると、次第に日差しが強くなってきたのでホテルに戻る。スミニャックではプール付きヴィラに滞在していたので、プールにドボン。

親たちもプールに浸かってみたり、本を読んだり、昼寝したり、思い思いの時間を過ごす。

ああ、こんな穏やかな元日が過ごせて幸せだなーとか思っていたら、ほどなくしてミチヨが「お土産を買いにいきたい」と騒ぎ出す。これはもう覚悟を決めて行くしかない。

というわけで、車で20分くらいのところにあるカルフールに向けて出発。

ところが、元日で道路が大渋滞し、小一時間かかってしまった。やれやれ。

父と息子はこの渋滞でヘトヘトだったというのに、ミチヨの買い物モードは全開。いつの間にか「お土産を買うべき人リスト」なるメモを作成しており、それを片手にバリコーヒーを大人買いならぬミチヨ買い。

かと思えば、カートには自分自身へのお土産やら、予定にないものまでガンガン投げ込まれる。買い物にかける執念には正直驚いた。

観光地では、かったるそうにノロノロと後ろからくっついてきていたというのに、スーパーの入り口あたりから人が変わったように先陣切って闊歩。

やればできる子だというのもわかったし、そのやる気の発揮される場所が、かなり限定されるということもわかった。

バリ島のガイドさんに言わせると、日本人の女性は特に買い物が好きらしく、それは何故なんだ?と質問されたことがある。理由は知らない。

ミチヨも、一応、日本人の女性の典型にカテゴライズされるんだなーと思った。

その後、心ゆくまで買い物への欲求を満たしたミチヨ。

ホテルに戻った後、最後のイベントとしてタナロット寺院という夕日の名所に行くことにした。ところが、お願いしていたガイドさんが途中で大渋滞に巻き込まれて、ホテルに辿り着くのが無理そうだという連絡が入りキャンセルとなってしまった。

今思えば、これがなにかのお告げだったような気がする。

しかし、せっかくバリ島に来たことだし、両親にとっては最初で最後のバリ島かもしれないし、と思って、ホテルのスタッフに相談してみたら、スギ君という兄ちゃんスタッフが車で連れて行ってくれるという。

ということで、ワクワクしながら、いざタナロット寺院へ。

これがまた、悪い意味で忘れられない思い出になるのだが、それはまた別の話。