こんな「皇居東御苑」でした。【その3:本丸&天守台】

こんな「皇居東御苑」でした。【その3:本丸&天守台】 Architecture/建築
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皇居東御苑散歩の3回目です。

全体ルートはこちら。

今回は、展望台を降りた後の、本丸跡の散歩編です。↓

江戸城の中核となる御殿がたくさん建っていた場所だと思いますが、今では広大な芝生広場となっています。
綺麗に手入れされた芝生。
広いです。
木々の花もいくつか咲いています。
春になったらもっとたくさん咲くんでしょうね。
マンハッタンにあるセントラルパークのような風景。
芝生に寝転がる人、気持ち良さそうです。

都心、というか日本のまさに中心に、こんな自然たっぷりな空間があるのは、奇跡だと思います。
もうすぐ春ですね。
奥に、石垣で出来た高台が。
接近。
こんな「皇居東御苑」でした。【その3:本丸&天守台】
さらに接近。
これは何かというと…。
天守台でした。
天守(「天守閣」は俗称らしい)を乗せる台だから、「天守台」。

場所は、この辺。↓

先ほどの案内板によると、

家康公が江戸城に入城してから、天守は3回作られた。その間、50年ほど。

3代目の天守が大火で焼失したあと、再建を目指して築かれた天守台がこれ。

その後、幕府内で「天守、もういらなくね?」となり、それからの210年間は天守がない状態に。

とのこと。
つまり、この天守台に天守が建ったことがないということですよね。
ちょっとマヌケな歴史を秘めた天守台、むしろ微笑ましい。

さっきの写真を「天守台の正面」だとして、今度は右横から。
真後ろから。
右横と真後ろの角。
カッコいい。
同じ角を奥行きも分かるアングルで。
美しい。
正面にあるこのスロープをつたい、天守台の上に登ってきました。
奥には丸の内のオフィスビル群。
すばらしい。
ここに天守は建ちませんでしたが、今はその代わりに(代わりか?)ベンチが完備されてます。
人にやさしい。

せっかくですから、天守台からの景色を360度(右回り)でご紹介します。

まずは正面からの眺め。
ここに本丸御殿が建っていたんですよね。
これを12時方向としましょう。
1時方向。
2時方向。
3時方向。
4時・5時方向には、黒服をきたアメリカ人と思しき2人組が。
ビジネスマンのように見えますが、CIA職員のようにも見えます。
うち1名は、いい歳して石の上に登って楽しそう。
6時方向。
CIA職員は、いつの間にか1人増えて3人に。
6時・7時方向。
この奥に武道館があります。
7時・8時方向。
9時方向。
天守台の下に、ユニークな形の建物が。
あとで寄ってみましょう。
10時・11時方向。
大きなくぼみ石組み階段がありました。
何かの設計の名残りなんでしょうが、結局ここには何も建たなかったわけで。
くぼみ越しの12時方向。
1周完了。
ここに、どんな感じで本丸御殿が建っていたんだろう? と思っていたら…。
案内板がありました。
見取り図の上から下に、表(公的スペース)」「中奥(将軍の政務・生活スペース)」、そして天守台(赤い現在地マーカー)に近い部分が、かの有名な「大奥」だそうです。
ということは、人が寝転がっているこのあたりこそが、将軍の正室・側室がたくさん居た女の園・大奥だったってことですね。
江戸時代が終わって150年経っても、人はこの場に来ると寝転がりたくなるようです。
大奥パワー、恐るべし。

天守台を降りた後の散歩の続きは、また改めて。

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