今月の5日、インドネシアのロンボク島をマグニチュード6.9の地震が襲い、死者が130人を超えたそうです。
地震の規模を示すマグニチュードはそこそこ大きかったものの、津波はほとんど発生しなかったようです。
しかし、多くの家屋・建物が倒壊・損壊したため、多数の人がガレキの下敷きとなり、犠牲となってしまったようです。
(いま現在なら、こちらのページで被害の様子が確認できます)
7月の末には、私も海外で地震に遭遇してきたばかりです。
ぶっちゃけますと、今回大きな被害が発生したロンボク島の「隣の島」に行っていたのですが、震源がロンボク島ではなく、滞在していた島のほうだったとしたら、さらに大きな被害が出たのではないかと思います。
ということで、今回の旅行で撮影してきた写真の中で、「建物の構造、特に『柱』の太さ(というか細さ)」が確認できるようなものをいくつかご紹介します。
まずは、某国際ブランド系の大型リゾートホテルのロビーから。
頑丈そうな柱が何本も見えます。
続いて、別の某国際ブランド系ホテルのロビーです。
右に90度、ターンして撮影してみたのが、下の写真です。
このホテルは、構造上ロビーが最上階となっており、すぐ上が屋根になっているのが分かります。
さらに、また別の某国際ブランド系ホテルです。
と思って中に入ったら、建物の中心部には別の太い柱もあって、建物全体をしっかりと支えていることが分かりました。
今度は現地の空港を見てみましょう。今回の地震で、天井板の一部が落下したと報道された空港です。
こちらは、現地の(比較的新しくできた)ショッピングモールです。
同じ場所を昼間に撮った写真です。
一方、こちらは地元資本系の某ホテルです。
先に紹介した某国際ブランドホテルのプライベートヴィラの一角にあるラナイ(東屋)です。
こちらは、地元資本系のヴィラです。
やはり奥にはラナイが写っています。
地元資本系ヴィラの裏手で、何か大きな建築工事が進行しておりました。
別アングルから先ほどの建築現場を撮影してみました。
さらに、市中を写した写真から何枚かご紹介します。
これは、よく見かける2階建ての店舗(件住宅?)の写真です。
こちらは別の建物で、街なかのマッサージ店の1階だったと思います。
昼間はお客さんがくつろぎ、夜は経営者が過ごす住宅の一部(おそらくリビングスペース)になります。
これも、道路脇でよく見かける平屋建ての店舗です。
こちらは、別のお店です。屋根にレンガらしき物が積まれているのが見えます。
こちらは、また別の場所です。
奥に、お祭りや集会を行なう屋内広場があって、山車(だし)のような物が格納されていました。
こちらは2階建ての建物で、1階は店舗、2階が住宅っぽいです。
こちらは3階建の建物です。1階はコンビニでしょうか。
まだテナントが入っていない建築中の建物。
これも3階建ですね。
建築中の2階建の物件。
こちらは3階建の鉄筋コンクリート物件です。
で、最後は道路沿いのブロック塀です。
こういう塀は、街のいたるところにありますが、とりわけここでは、何回か増設されているようです。
私は建築家ではありませんし、構造計算ができるような資格も持ち合わせてはおりません。
そんな素人目から見て、「かなり丈夫そうな建物(主に外国資本のホテル)」や「ロンボク島で発生したのと同等規模の揺れが来たら、危なそうな建物(主に民家)」を、とりとめなくご紹介してみましたが、いかがだったでしょうか。
おそらくこの地域の人々には、地震に対する備えとか、建物の耐震性をうんぬんする習慣(あるいは伝統、もしくは余裕)がないのかもしれません。
それだけに、ロンボク島の地震で家屋が倒壊した写真を見るにつけ、
「あぁ、こちらの島にだって、同じような構造の建物はたくさんあるよなぁ。こっちに直下型地震が発生したら、人口規模的にも人口密度的にも、被害はロンボク島の比じゃなくなりそうだなぁ。そうなったら、いやだなぁ」という想いが募ってしまいました。
まぁ、地震大国の日本に住んでいればこその不安感だとは思いますが、空港のような公共施設では耐震性の高そうな設計になっているようにも見えますから、一般建築に対しても、ぜひ耐震対策を進めてほしいものです。
蛇足ながら、地震大国である我が国のとある国際空港の写真を載せておきます。
通路の半分が、ぶっとい柱で塞がれていました。
ということで、国内外を問わず、人命が失われるような地震災害が起きませんように。
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