タダでIHクッキングヒーターを入手した話。

 

↑と、なにやら詐欺まがいなタイトルをつけてしまいましたが、要は「私が長年住んでいる賃貸住宅の電気コンロ(のシーズヒーター)が発熱しなくなってしまい、仲介してくれた不動産管理会社に相談したところ、オーナーさんの了解が取れて設備交換となりました」ということであります。

ちなみに、サビやコゲが目立っていた40年選手の電気コンロが、こんな立派なIHクッキングヒーターに生まれ変わりました。↓

「コンロ(ヒーター)が2口で、焼き物調理用のグリル付き」というスペックは交換前と同じですが、とにかくハイテクなルックスに生まれ変わりました。なんたってIHですから。

 

分譲物件を購入したオーナーさんから、いわゆる「分譲賃貸」という形で部屋を貸していただいている私には、部屋の管理者として注意を払いながら「(入居時から設置されている)初期設備」を使用しなければいけない“善管注意義務”が課せられています。

よって、私の故意や過失で部屋や設備の一部を汚したり壊したりすれば別ですが、善管注意義務を果たしている過程において(つまり普通に使用しているなかで)初期設備が使えなくなった場合は、基本、オーナーさん側の負担で設備の修理・交換をしてもらえるのです。
(「管理会社に連絡をせずに放置して悪化させた」「自分で勝手に修理手配した」などは後々トラブルになるので、やめましょう)

で、築40年以上が経過した物件に20年以上も住んでいる私の場合、経年劣化による設備の修理・交換をけっこう頻繁に体験していますけれど、その中でも今回の設備交換は、「当該機種がとっくに生産中止。コンロ全体はおろか交換部品すら入手できない」というラッキーな事情により、「電熱線方式のリプレイス」ではなく「IH方式へのアップグレード」が実現した次第です。

まぁオーナーさんの立場になれば「修理・交換はなるべく安くおさめたい」でしょうから、今回も「同等スペックへのリプレイスで済ませたかった」のが本音だったと思いますし、実際、これまでの設備交換で“ハイスペックの上位機種”が用いられたことはほとんどありません。

一方で、集合住宅の場合、管理組合修繕積立金を使って共用設備を修理・交換することもあります。

そんなわけで、「このマンションで20年以上暮らしているうちに、私が(家賃以外の)費用負担をしていないのに、こんなに設備が良くなりました・修理されました」という実績を思い出せるだけ思い出してみました。(以下、順不同です)

 

マンション管理組合が費用を負担したもの(おもに共用部分)

  • 集合ポスト(鍵なし)
    •  → 「ダイヤル錠式の新品ポスト」に交換。(アップグレード)

  • 宅配ボックス
    •  → 新設。(アップグレード)

  •  集合玄関のオートロックインターホン
    •  → 「カメラ付き(各居室側はモニター付き)」にアップグレード。

  • エレベーター
    •  → 「電子ボタン式・防犯カメラ付きの新型カーゴ」にアップグレード。

  • ごみ収集所
    •  → ドアに「プッシュボタン式のロック錠」を設置。(アップグレード)

  • 地上波テレビのアンテナ配線
    •  → 地デジ開始を機に「CATVを導入。同時にCATV経由のインターネット接続や電話サービスの利用も可」へアップグレード。

  • 各戸のサッシ窓
    •  → 「最新の二重サッシ窓」に全戸交換。(アップグレード。サッシは共用部分に当たるらしい)
  • 各戸の玄関ドア(玄関ドアの外側も共用部分にあたるらしい)
    •  → 「防犯性の高いディンプルキー」に全戸交換。(アップグレード)

    •  → 「開閉性に優れた新型のドアクローザー」に全戸交換。(アップグレード)

    •  → 「ドア耐震用開閉補助装置」を全戸に新設(アップグレード)

  • 住宅用火災警報器
    •  → 単独で作動する「火災警報器」を全戸に新設(アップグレード)

↑これらのほか、「大規模修繕工事」も定期的に実施されています。

 

オーナーさんが費用を負担したもの(専有部分)

  • 深夜電力温水器
    •  → 「交換」。(リプレイス)
      (管理組合の全戸無料診断の結果、経年劣化による性能低下が判明)

  • 居室のシーリングライト(蛍光灯)
    •  → 「リモコン付きLEDシーリングライト」などにアップグレード。
      (蛍光管ソケットの経年劣化をきっかけに、異なるタイミングで2箇所実施)

  • 居室の照明スイッチ
    •  → 接触不良により「交換」。(リプレイス)
      (異なるタイミングで2箇所実施)

  • トイレの便座
    •  → ひび割れにともない「交換」。(リプレイス)

  • トイレの水栓タンク
    •  → 便器側へのわずかな常時水漏れが判明し「ボールタップ」を交換。(リプレイス)

  • バスタブの水栓蛇口
    •  → 「交換」。(リプレイス)
      (ハンドルの経年劣化による破損)

  • バスルームの換気扇
    • → 「交換」。(リプレイス)
      (経年劣化による異音ならびに性能低下)

  • バスルームの壁面
    •  → 「張り替え」。(リプレイス)
      (経年劣化によるひび割れの進行)

  • 洗濯機置き場
    •  → 「排水溝からの水漏れ修理」。(リプレイス)
      (階下への補償は火災保険から支払い)

    •  → 「水道蛇口からの水漏れ修理」。(リプレイス)
      (同時に発生した“洗濯機置き場前のカーペットフロアのシミ”を張り替え交換)

  • キッチンの流し台
    •  → 「蛇口スパウト(吐水口)」を交換。(リプレイス)
      (経年劣化による水漏れ)

  • エアコン
    •  → 「交換」。(リプレイス)
      (経年劣化による故障多発のため)

  • そして、今回の電気コンロ
    •  → 「IHクッキングヒーター」にアップグレード。

 

ざっとこんなところです。さすが中古マンションだけあって、いろいろありました。

こうしてみると、「管理組合マター」は全般に“アップグレード”の側面が強いのに対し、「オーナーさんマター」では“必要最低限のリプレイス”が多いようです。

実際、最後から2つめの「エアコン」も、機能があまりにもシンプルで、リプレイス後にネットで価格を調べてみて、あまりの安さに驚いたほどでしたし。

 

そういう意味では、今回のIHクッキングヒーターも超ハイスペックなものではないようですが、お湯があっという間に沸くだけでも私にとっては「身に余る光栄」なので、大事に使わせていただきたいと思います。

所有する鍋類も、“銅製の小型ミルクパン”以外はすべてIH対応だったのも救われた点です。