「東京都庭園美術館」の探訪記録の5回目(最終回)をお届けします。
前回は「ウィンターガーデン、すなわち温室」をご紹介しましたが、今回はホントのガーデン、つまり「庭園」を探訪してみましょう。
【今回、本館内は出てきませんが、まぁ念のため】
本展『建物公開 旧朝香宮邸物語』の期間中(3月21日〜6月12日)は、本館内での写真撮影は、一部エリアを除き、OKとなっています。
また、「撮影にあたっての諸注意」に従いました。
「庭園美術館」というぐらいなので、庭園もすばらしいのだと思いますが、実はガーデニングとか園芸などにあまり興味がないため(汗)、アッサリめに、おじゃまいたします。
庭園の芝生越しに本館を眺めてみました。
中央に見える「建物の角」から右側が正面玄関サイド、左側がテラス・ベランダサイドになります。
テラス・ベランダサイドに接近して撮影。
1階左側の円形の出窓部分が大食堂。その右にはテラスが続きます。 2階にはベランダも見えます。あの奥に「怖い浴室」があるわけですね。(過去記事「その3」参照)
テラス・ベランダサイドのさらに左側に回って上を見ると、3階部分に「ウィンターガーデン」があります。
こんなシンプルな外装の館の中に、アール・デコなデザインの内装があふれているのですから、建築ってすごいと思います。
さらに左側に目を移すと、新館があります。
本館のテイストを継承しつつも、やはり、こう言っちゃなんですが、「普通の近代建築」ですよね。 まぁ本館のレプリカみたいな建物にしちゃうよりは、全然いいんだと思いますが。
本館を眺めつつ、日本庭園方向にバックしていきます。
木立の中の旧朝香宮邸。趣があります。
で、振り返るとそこには日本庭園が。
こんなに本格的な日本庭園があるんですね。
日本庭園、その2。
立派な石灯籠もあります。このすぐ裏を首都高速が走ってるんですけど、いたって静寂でした。
池のほとりに茶室がありました。
鯉も泳いでます。
茶室をアップで。
残念ながら、この日はすでに閉館してました。
大きな石をくり抜いた「鉢」に水が滴れるの図。
時々、小鳥ちゃんが水を飲んでました。
茶室の手前に、ちょっと小高い築山があります。
学芸員いわく「その昔、近くに豪族がいたのでもともとは土塁だったと思われるが、宮邸として機能していた頃は防空壕でした」だそうです。昭和8年竣工ですから、まぁ、そういう時代だったということですね。
芝庭から西洋庭園方向を眺めました。どこまでが芝庭で、どこからが西洋庭園なのか、いまだに判然としておりません。汗
あとで、奥にある白い四角い物体に行ってみましょう。
テラス・ベランダサイドから本館の全景を撮影。
ピクニックしたら気持ちよさそうですが、指定場所以外での飲食は禁止です。
芝生と咲きかけの桜。
庭園内は、桜の本数がそんなに多くはありませんが、アクセントとして映える感じで咲いてました。
さっきの「白い四角い物体」に到着しました。
美術作品のようですが、作者名・作品名などはチェックして来ませんでした。
でも、穴が空いていれば、そこから宮邸を覗きたくなるのが人情というもの。
このオブジェに近づいた人は、全員このアングルで写真撮影してるんじゃないかと思われます。
かなり歩きまくったので、そろそろ帰途につきましょう。
本館前の樹木のふもとに、鮮やかな緑色の苔がビッシリと。
日もだいぶ傾いてきました。さようなら、旧朝香宮邸。
バックヤードが公開されたら、また来ようと思います。
長々とお読みいただき、ありがとうございました。
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