テレビ朝日さんの「羽鳥慎一モーニングショー」。
平日の朝、時間に余裕があればなるべく見るようにしている番組ですが、「2月4日(月)〜8日(金)の5日間すべて、視聴率が初めて2桁を記録した」そうです。
さらに年間視聴率でも「2017年・2018年と2年連続で同時間帯で民放トップを獲得する」など、まさに絶好調のようでして、一視聴者としても喜びに絶えません。
(↓一応、関連記事のリンクも。いつまで掲載されているかは不明ですが)
そんな折、今朝の「羽鳥パネルコーナー」において、
「テニスのグランドスラム2大会を制し、世界ランキング1位にのぼり詰めた大坂なおみさんが、良好と思われていたサーシャ・バインさんとのコーチ関係を突如解消した」
という話題を取り上げていました。
その中で、「モーニングショー」ファンとしては聞き捨てならないやり取りがあったので、その部分を再録してみます。
まずは、ゲスト解説者で元プロテニス選手の沢松奈生子さんの発言から。
※パネル上に書かれた「若くて伸びしろがまだある段階でサーシャコーチを外すのはリスクも大きいと思う」というご自身のコメントを補足する形で。
沢松さん:
「ただその一方、頂点に立った今、敢えてこうやって環境を変えるっていうのは、ある意味勝負に出ているわけですよね」羽鳥さん:
「なるほど」沢松さん:
「一番いい状態のところでさらにその先を目指して環境を変えることができるっていうのは、大坂さんの強さだと思いますし、大坂流だと思います。私にはできないです」羽鳥さん:
「沢松さんだったら、できない?」沢松さん:
「絶対できないです」羽鳥さん:
「それはなんでですか? 何か変えたらマズイなと思うから?」沢松さん:
「一番いい時ですから、もう、何もかもそのままでいきたいです」羽鳥さん:
「私もそのタイプです」沢松さん:
「そうですよね」羽鳥さん:
「はい、変えたくない」沢松さん:
「この番組も、このまんまいきたいじゃないですか」羽鳥さん:
「このまんまがいい。だからもう、ほんとに、もうね、そっとしておいてほしい。このまんまでいきたいです」(この辺から出演者・スタッフからの笑いが起こる)(レギュラーコメンテーター)玉川徹さん:
「いや、それは違うんですよ!」羽鳥さん:
「いや、そうじゃない! だから、玉川さんが言い出すと一番めんどくさいから! もう、ジッとしてて! ジッとしてて!」(曜日コメンテーター)浜田敬子さん:
「(玉川さんを指して)大坂なおみタイプ(笑)」玉川さん:
「こういう、いい時こそ変えていかないと! カイゼン、カイゼン!」羽鳥さん
「(両手を合わせ拝む仕草をしながら懇願するように)ジッとしてて! 玉川さんジッとしてて、もう、ホントに!」玉川さん&羽鳥さん
「フフフ、ハハハ」
「民放に限ってみれば一番の番組」を「世界一のプロテニスプレーヤー」になぞらえるのもどうかとは思いますが、番組ファンとしてはかなりやきもきする場面です。
視聴率が民放でトップ。
とはいえ、レギュラーコメンテーター・玉川さんの発言が物議を呼ぶこともしばしば。(だからこそ目が離せないというのもあります)
金曜コメンテーター・長島一茂さんの発言も、それに負けず劣らず。(しかも番組出演よりハワイ休暇を優先。羨ましい…)
そんなクセの強いコメンテーター陣を、猛獣使いよろしく、ウィットに富んだ軽妙な口調でさばきながら番組を進行するメインMCの羽鳥さん。
まもなくやって来る、春の番組改編シーズン。
そして、3月いっぱいでテレビ朝日を退社し、番組を降板するアシスタントMCの宇賀なつみさん。
少なくともアシスタントMCの後任は必要でしょうから、完全に「そっとしておく」ことは不可能ではありますが、もしかしたら、さらにそれを超えるレベルで「テコ入れ・強化策・(玉川さん流に言えば)カイゼン」が内部検討されているのではないかと、気が気ではありません。
例えば、コメンテーター陣、特に「物議を呼び、外部からの抗議を呼びやすい方々」の降板とか。
とりわけ、一社員であり、業務命令で出演している(はずの)玉川さんについては、「組織の論理」でどうにでもされてしまいやすいのではないかと懸念します。
玉川さん本人が「いい時こそ変えていかないと!」と言っていたのも、
「既に降板が決まってしまい、それに反対してくれていた羽鳥さんに対して『絶頂期の今こそ、新しい血を入れてさらに番組を引っ張っていってね』と、番組内でエールを送っていたんじゃないか」
と、私の中で妄想が広がってしまっております。
「どんだけモーニングショー好きなんだよ」という話ではありますが。
そんなわけで、羽鳥さんと玉川さんのやり取りが、単に「甘噛みし合っていた」だけであって、私の「降板妄想」が文字通り妄想で終わることを祈念いたします。
【余談】
ネットかどこかで「羽鳥慎一はメインMCなのに、何故もっと自分の意見を言わないのか」という批判を読んだことがありますが、私は、羽鳥さんの持ち味はそこにではなく、他の出演者が発するコメントをどう捌くかにあるんじゃないかと思います。
(“怖いもの見たさ”なだけかもしれませんが、羽鳥さん&玉川さんがやる「報道ステーション」とか見てみたいです)
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