昨日(3月1日)の東京都内は、最高気温が20度を超えたとか。
花粉症の人には大変な時期ではありますが、一方でお花見シーズンもグーンと近づいてきました。
都内は、あと2週間もすれば桜が開花し、4月に入ると満開を迎えるものと思われます。
いったん咲いてしまうと、都内のお花見スポットは大混雑が予想されますので、空いている今のうちに下見をして、本番に備えることにしました。
下見の場所は、都内でも有数のお花見スポット、目黒川沿いです。開花後に訪れる方の参考になれば。
では、さっそく。
目黒区大橋より下流の川岸が見どころらしいので、東急田園都市線・池尻大橋駅で下車します。
場所はこの辺です。
地下駅から地上に出ると、そこには国道246号線が東西に走り、その頭上には東名高速につながる首都高3号線が走るという、交通の要所になっていました。
上が首都高、正面が国道246、地下が田園都市線。
その大街道を南北に横切る形で目黒川が流れています。
ここから下流方向に川に沿って進んでいきます。
確かに目黒川です。
Googleマップを見ると分かりますが、この地点を境にして、上流と下流では川幅がかなり異なります。
上流部は暗渠化されており、細く流れているのは実は人工のせせらぎだそうです。
ちなみにこの地点では、落合水再生センター浄化処理水を地下パイプでひっぱってきて放流しています。
清流復活は1995年から。その前はドブ川同然だったらしいです。。
これが目黒川下流域のルート図です。これに沿って桜のベストビューポイントを探します。
流れている水が「下水出身」とは知りませんでした。
これが川面です。正面が下流方向です。
川岸・川底ともにコンクリートで固められていますね。
さっそく、両岸から桜のお出迎えです。当然、開花前ですが。
水は、元・下水。だからでしょうか、水量は極めて控えめでした。
さあ、歩くぞ、と思ったら、何やら妙に湾曲している建物が。
桜の木、ジャマ。(←花見の下見に行ったのに「ジャマ」って?)
アングルを変えてみたら、その変な形がますます気になります。
窓もないし。
窓はないのに、階段が。
階段の降り口には鍵がかかっていて立ち入れません。
建物の内側につながる通路がありました。
奥には人工芝が。
入ってみました。
ちょっとしたイベントができそうな広場を、窓のない壁がグルっとカーブしながら囲んでいます。まるでコロッセオです。
球技で使用した際に、ボールがご近所の住宅に飛んでいかないようにしているのかも。(←なわけない。)
人工芝スペースにつながるこの通路は、スケートボードは禁止です。
「!」が2つも。 ダメ! ぜったい!!
この「楕円・窓無しビル(人工芝添え)」に、これまた巨大なコンクリートの四角い筒が、カーブしながら突っ込んでいってます。
強引な突っ込みぐあいですね。
これらの「巨大なコンクリートの四角い筒」は、首都高へとつながっています。
有無を言わせぬ突っ込みぶり。
上り方面からも下り方面からも突っ込まれています。
傍若無人な突っ込みっぷり。
で、この「楕円・窓無しビル、四角い筒添え、人工芝風味」の正体はというと、地上35メートルを走る首都高3号線と、地下35メールを走る首都高中央環状線を結ぶジャンクション施設なのでした。名付けて「大橋ジャンクション」。
狭い土地で、約70メートルもの高低差のある道路をつなぐために、ループ形状の建物を作り、その中で道路が2回転しているんだとか。
都心に、よくもまぁこんな豪快なものを建てたもんです。
このジャンクション施設の屋上は、空中庭園になっているそうです。ちょっと寄ってみます。
あれ? お花見の下見は? 目黒川は?
天空庭園は、図書館と同様に目黒区の施設でした。
英語表記の「スカイガーデン」というのも、そのまんまでいいですね。
エレベータは、3階の次はいきなり9階です。
途中階のご利用はご容赦くださいませ。
9階に到着しました。
天空庭園は左へどうぞ。
さらに左です。
引っ張ります。期待高まります。
もうちょっと立派な案内板も登場。
ワクワク。
期待が高まる分、廊下が長く感じられます。
まだか?
庭園にでる手前で、まずは庭園含めたジャンクション全体の構造が学べます。
今私がいるのは、正面奥の高い方のビルの9階ということになります。
ようやく、外の明るい景色が見えてきました。
外は暖かそうです。陽射しがさんさん。
バーンッ!
いい天気です。最高です。花見のオプションにぜひ組み込んでみてはいかがでしょう。
ということで、長くなりそうなので次回に続きます。
次回はこの天空庭園の様子をご紹介できればと思います。
(花見の予習はいつ? 目黒川はどうなった?)
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