「転居を伴わない銀行口座の支店変更」:後編

After/リタイア後
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不動産の貸付収入(ワンルームマンションの家賃収入)の入金口座を変更する」件について、進展がありました。

↓前編はこちら。

 
前編を要約すると、以下のような感じになります。

  • 「現在入金用として新規で開設したA銀行の口座は、優遇サービスの適用条件が厳しく、使いにくかった
  • なじみのあるB銀行に変えたいが、普段使いしている現行支店の口座だと、家賃入金時に振込手数料分が差し引かれてしまう
  • そこで取引支店を、管理会社が指定する(振込手数料分が差し引かれない)B銀行のβ支店に変更したい
  • 最寄支店に手続きに出向いたところ「直接β支店に相談すべし。ただ、勤務先もしくは居住地β支店の近所でないのであれば、支店変更はもちろん、口座開設も難しいだろう」と、煙たがれる。

 
 

管理会社の営業担当に相談

で、私は、β支店に問い合わせる前に、まずワンルームマンションの購入も仲介してくれた管理会社営業担当者さんに連絡を入れてみることにしました。

β支店に飛び込みで相談しても、先ほどの支店同様、どうせやんわりと拒否られるだろうと考えたからです。

営業担当者さんは、親身に事情を聞いて下さり、調整の上で折り返し電話をくれる約束をしてくれました。

そして数十分後、営業担当者さんから、
β支店で口座を作れるよう交渉しました。ただし、弊社の紹介でということでないと対応してもらえないので、支店の訪問日時を決めましょう」
という満額回答の電話をもらいました。

おかげで、つい先日、無事にβ支店で口座を開設することができました。
 
  
 

「口座開設」の大変さを改めて痛感

不正送金」とか「振り込め詐欺」がこれほど社会問題化する前は、支店の変更や口座開設は、もっとお気軽にやれていたと記憶しています。

実際、20年以上前の話ですが、「家を引っ越したので、口座を新住所の最寄支店に変更したい」と相談したところ、“銀行窓口担当者にほぼおまかせ”で支店変更できたりしましたし。
(ただし、あまりに“おまかせ”しすぎたからでしょうか、変更先の口座はなぜか「新居から3番目に近い支店」になっていましたが…。w)


この件に関して知人に話してみたところ、知人からも、

「自分の場合、家の近所の同一支店内で、口座を二つ持ってるよ。『給与振込用各種引落し用の口座を分けたいので』って言ったら、二つ返事追加の口座を作ってもらえたんだよね。あ、『二つ返事』は『口座が二つ』と掛けてるから」

と、余分な説明まで付随していましたが、かつての口座開設がいかにお気楽だったか、まさに見本のようなエピソードを聞くこともできました。

おそらく、その当時であれば「異なる支店での口座追加」であれば、さらに簡単だったのかもしれません。
これもご時世ということなのでしょうか。


ここからは想像ですが、B銀行のβ支店にしてみれば、私がお世話になっている管理会社は超お得意様なはずであり、そこから「うちの(大事な)お客さんに送金するための口座開設である」という事情説明があれば、杓子定規に断るわけにもいかなかったのではないかと思います。
そうだとすれば、私が単独でβ支店に飛び込み訪問せずに、まず管理会社さんに相談したのは正解だったと言うべきでしょう。

もしかすると、管理会社さんからβ支店に対して、
「このお客(=私のことです)なら、大丈夫ですから」
のような“身元保証”に近い交渉をしてくれたのかも知れません。

いずれにせよ、管理会社の営業担当者さんには感謝するしかありません。



昨今は、どこの銀行のサイトを見ても、
複数の口座開設は、“基本的に”できない」
「口座開設は、“原則”ご自宅か勤務先の最寄の支店をおすすめしている」
「利用目的をうかがい、“場合によってはお断りすることもある」
のような注記がありますが、今回改めてそれらのメッセージの重みを知った次第です。

どこの業界にも「基本・原則」と「加味すべき個別事情」の兼ね合いはあるようです。


【注】
これは私の個別事情に基づく経験談(一部脚色を含む)ですから、誰にでも・どんな場合でも適用される話ではないと思われますので、念のため。

 
 

 
 

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