早期退職すると、日ごろ関わる人間は限定されてきますので、良くも悪くも対面形式で人から刺激を得る量が減ってきます。
これは脳への刺激という意味では決して好ましいことではないかもしれません。
低刺激 → 脳の不活性化 → 記憶力の低下 → 物忘れの増加。
ただでさえ50歳を過ぎているわけですから、今後多発するであろう「もの忘れ」に対して何らかの備えが必要になってくるわけです。
そんな時に重宝するのが、スマホのカレンダーアプリです。
私の場合、単発で発生する近々の行動予定だけでなく、「毎週1回行なう家事」「月1回の資産状況チェック」「隔月の散髪」「半年に1回の歯石クリーニング」「年1回の健康診断予約」など、さまざまな間隔で定期的に実施すべきイベントを、極力カレンダーアプリに入力するようにしています。
で、つい先日、私の記憶から完璧に抜け落ちていた「3年に1回のエアコン脱臭フィルターの交換(買い換え)」を、iPhoneのカレンダーアプリが通知してきました。
もちろん、3年前に自分自身で入力しておいた定期イベントではありますが、3年ぶりにiPhoneの待ち受け画面にポンと表示されると、さすがに一瞬「えっ、何だっけ?」となったりするわけです。
逆に言えば、脱臭能力のなくなったフィルターを無自覚にダラダラと使い続けてしまう事態を防げたのですから、「定期イベントの入力・通知」は非常にありがたい機能だと改めて痛感した次第です。
カレンダーが通知してきた「3年ぶりの定期イベント」を再現した画面が下記です。
定期イベントの設定は簡単です。
イベントの入力・編集画面にある「繰り返し」「繰り返しの終了」「通知」の3カ所を調整してあげるだけで設定できます。
で、「繰り返し」の設定画面がこちら。
「カスタム」と表示されている部分をタップして詳細を指定します。
「カスタム」をタップすると、「繰り返しの詳細条件」を指定する以下の画面に進みます。
「繰り返しの単位」は「毎年(年単位で指定するという意味)」にします。
その上で「繰り返しの頻度」をタップすると“数字のドラム”が出てきますので、それを回転させて「3年」を選択します。
これで「繰り返しの単位は毎年、頻度は3年」が設定できました。
以上で定期イベントの設定は終了です。
この機能を使えば、シンプルな「毎月」とか「毎年」以外にも「隔年」とか「3年ごと」のような長期スパンでの繰り返し設定ができることが分かりました。
ただ、エアコンフィルターは「3年おき」でしたが、オリンピックは「4年おき」です。
国勢調査は「5年おき」に実施されますし、伊勢神宮の式年遷宮にいたっては「20年おき」というスパンになっていますから、それらの定期イベント関係者にとっては、iPhoneのカレンダーがどのくらい長期の年数指定ができるのかは、大変気になる問題だと思われます。
ということで、実験してみました。
ためしに、まず「100年」から。
余裕で対応していました。
次は、倍の「200年」。
これも何の問題もありません。
続いて一気に「500年」に飛びましたが、数字のドラムにはまだまだ先が用意されているようです。
で、ついに最長年数を発見しました。
予定の繰り返し間隔は、最長で「999年ごと」でした。
ということで、現・人類の一個人が使う上では、何の支障もなさそうです。
(「異星人の「◯回忌法要」にも足りる年数なのかどうかは、定かではありませんが)
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