前回、リタイア前後における「衣服・美容関連」支出の推移を集計してみましたが、我ながら意外な発見もあったので、「食費」についても振り返ってみることにしました。
※現金分を含め、入出金をほぼ完璧に記録し始めた2014年(ただし7月以降)から2019年(12月まで)のデータを元にグラフ化します。
1:「食費」総額の推移と、“外食・内食”の内訳
結果はご覧の通りです。(これはいわゆる「食費」のみであり、交際費要素の強い“飲み会”費用は含みません)
参考までに、「1ヶ月あたりの平均額」も追ってみます。
食費総額 | うち外食 | うちその他(内食) | |
2014年 | 76,486円 | 28,354円 | 48,131円 |
2015年 | 76,342円 | 22,892円 | 53,449円 |
2016年 | 77,363円 | 24,287円 | 53,076円 |
2017年 | 57,856円 | 12,142円 | 46,714円 |
2018年 | 54,946円 | 7,205円 | 47,741円 |
2019年 | 61,117円 | 8,813円 | 52,303円 |
これらのデータから分かることを整理すると…。
- 早期退職したら、食費が激減した。
- 2016年vs2017年で2万円減少。
- とりわけ、サラリーマン時代のような“店でのランチ習慣”がなくなったため、「外食」コストが大きく減少。
- 2016年vs2017年で、なんと半減。
- 2017年(リタイア1年目) → 2018年(2年目)と順調に下がっていた食費が、3年目の昨年は増加に転じてしまった。(外食・内食ともに)
- 外食はともかく、内食分まで増えていたのが、我ながらショック…。
こんなところでしょうか。
早期退職も3年目ともなると、生活リズムにも慣れてきて、徐々に気持ちにゆとりが生まれ、日々の食事がおいしくなっちゃっているんだと思われます。
というか、50歳代の男の一人暮らしで、食費が「55,000円を下回った」とか、ましてや「7万円を超えていた」などというのが、一般的な統計値(例えば総務省の家計調査)から見て、そもそも多すぎなんじゃないかと。(1日あたり2,000円前後ですからね…)
とはいえ、これ以上のコスト削減は、本格的な自炊習慣をつけないと難しいような気もします。
まぁ、同じ期間における体重の推移も確認すれば、別の対策が浮上するとは思いますが、とりあえずは「1日あたり2,000円以内におさめる」ことを喫緊の目標にしたいと思います。
2:「交際費」の推移。
せっかくなので、交際費についても見てみました。
ここでは、交際費を「会食・飲み会(青)」と「贈答・冠婚葬祭等(緑)」に分割してあります。
食費と同様に、「1ヶ月あたりの平均額」も並べてみましょう。
交際費 総額 |
うち会食・ 飲み会 |
うち贈答・ 冠婚葬祭等 |
|
2014年 | 40,434円 | 18,161円 | 22,273円 |
2015年 | 36,712円 | 18,065円 | 18,647円 |
2016年 | 36,569円 | 12,403円 | 24,165円 |
2017年 | 28,891円 | 11,760円 | 17,131円 |
2018年 | 20,598円 | 9,952円 | 10,646円 |
2019年 | 19,263円 | 7,656円 | 11,607円 |
これらのデータから分かることを整理すると…。
- 飲み会も贈答系も、リタイア後はいずれも減少し、トータルの交際費も概ね順調に減らせている。(2014年vs2019年でみれば、なんと半減以下を実現)
- リタイア後、実家への付け届けのグレードを若干見直したこともあり、年末の集中出費もかつてよりは減ってきた。
- 在職中は、適齢期を迎えた部下に対する結婚・出産などのお祝いが重なり、さらに飲み会の会費も「役職による傾斜配分」だったため、かなりの負担になっていたことが分かる。
とはいえ、退職後であっても(退職後だからこそ)、ある程度の人付き合いは以前よりも大事になってくると思います。
本当に仲良くしたい人々を吟味し、今後もお付き合いを継続していくべきでしょうから、交際費用については、あまりケチ臭くならないようにしていきたいと考えています。
まとめると。
1人だけでとる食事の質・量を見直して(もう少し減らして)、交際費をケチらなくて済むようにしておくべきかもしれません。
現状を喩えれば、まるで「自分だけに贅沢な接待を繰り返している」みたいな状態ですから。
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