前回投稿したグラフを、厚生労働省発表の3月29日12時現在までのデータで更新してみました。
ちなみに、前回の「3月25日まで」がこちら。↓
で、3月29日までの最新グラフが、こちら。↓
“陽性者とその内訳”を示す左側の目盛スケールを変更しているので分かりにくいかもしれませんが、ここ数日、これまでにはないペースで陽性者(感染者)が増加しているようです。
続いて、「検査実施人数に占める陽性者(感染者)などの割合」もグラフにしてみます。↓
“濃厚接触者に対する検査人数”を統計に含めるようになった3月4日以降は、分母が増えたので「陽性者の割合」や「症状ありの割合」がガクンと下がりましたが、その後は一進一退という感じかと。(これを「ぎりぎりの状況」と言えるのかどうか…?)
個人的には、3月29日のところで、検査人数が前日から300人弱しか増えていないなかで陽性者割合がピョコッと跳ね上がっているのが気になります。
※それにしても、日本のPCR検査の実施人数って、日々この程度しか増えてこなかった(増やしてこなかった)んですね。うーむ…。
最後は、「陽性者に占める各人数の割合」です。↓
ここ数日「症状あり」の割合が急低下していますが、これは有症者より無症状者のほうが多く発見されているからということだと思います。(彼らの年代が知りたいところです)
また、「陽性者に占める死亡者の割合」を死亡率とか致死率とか言うのだと思いますが、3月中旬以降、ずっと3%台が続いています。
巷間、「実は若い世代で無症状の感染がかなり拡大しているのではないか。そして彼らの大半は最後まで重症化しないのではないか」ということが言われております。
それがホントだとすれば、今後「若年層の無症状感染」が表面化するにつれ、この死亡率は低下していくのだと思います。(率は低下しても死亡者数は一定程度は増えるわけですから、決して喜ばしい話じゃないですが)
また、高齢の重症者を治療する医療体制が維持できなくなると、死亡率もそんなに低下しないこともあり得ますよね。
なんとも始末におえないウィルスです、ほんとに…。
さて、2回にわたってご紹介してきた自作グラフですが、当ブログでの投稿はこれ以降は控えます。(←引き際が早いw)
【理由1】
データソースにしてきた厚労省「新型コロナウイルス感染症について」ページの「国内の発生状況」統計表のレイアウトが、3月28日分から大きく変わったから。
→ 「数字を拾う」だけではありますが、以前のレイアウトを前提にした表計算シートに打ち込む際、凡ミスを連発しそうなので。
【理由2】
厚労省サイトでは、毎日「12:00現在」のデータが夕方以降に更新されているが、その日の夜にはさらに増加した最新人数が各メディアで報道されるから。
→ 1日1回の更新では“最新状況”にキャッチアップできている感じがしません。
【理由3】
「PCR検査人数を増やさないと感染実態の把握する難しいのでは? 保険適用以降、検査数はどのくらい増えているのか?」というのがグラフ作成を始めるそもそものきっかけだったが、この期に及んでは「地域別」「年代別」などでブレイクダウンした上で「検査人数・陽性者数・退院者数・重傷者数・死亡者数」などをチェックしないと意味がなさそうな気がするから。
→ そこまでのデータをチェックするのは、素人が片手間でやる域を超えているんじゃないかと。(少なくとも私の手には負えません)
【理由4】
信頼できそうなデータソースを取り揃え、適切なコメントも添えられた山中伸弥先生のサイトを見つけたから。
ということで、今後はこちらを参考にしようと思います。↓
特に「データから学ぶ」のページからリンクされている情報をチェックしていると、いろいろと新しい発見につながります。↓
※中でも「都道府県別、感染病床利用率」は今後注目しておこうと思います。↓
皆様も、よろしければ一度アクセスされてみてはいかがでしょうか。
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