「新型コロナウィルス」感染状況の推移グラフ。

数日前に「新型コロナウィルス 」感染状況に関する情報源をご紹介しましたが、その後も感染拡大は止まっていません。

厚生労働省の新型コロナウイルス感染症について」ページの「国内の発生状況」を日々チェックしてはいるものの、増減人数が“前日比”でしか公表されていないため、時系列でトレンドを追うことが難しいのが実情です。

しかも、発生状況をまとめる統計表のレイアウトが、事態の進捗とともに変動してきているので、これもトレンドを追いにくい一因なのかもしれません。

 

例えば、統計表が最初に公開された「2月6日12:00現在」のバージョンがこちら。↓

「国内事例」「チャーター機帰国者」が分割され、最後に「合計」が載せられてます。

 

これが、前回の投稿記事で引用した「3月11日12:00現在」の統計表では、こう変わっています。↓

無症状者(陽性だけど症状の出ていない人たち)」の内訳が追加されてます。

 

さらに、現時点で最新の「3月25日12:00現在」では、こうなっています。↓

空港検疫」分が、行として追加されてます。

 

他にも「『PCR検査実施人数』の列が、途中から一番後ろに回された」とか「『症状有無確認中』の位置が、途中から『死亡者数』の前に移動した」などのマイナーチェンジが何度か繰り返されて現在に至っています。

そんな中でも「この統計表に“クルーズ船”分を含めない」ことと「人数の増減は前日比しか載せない」ことだけは貫かれており、ある種、厚生労働省の意地みたいなものが垣間見えるような気がします。

 

そんなわけで、「トレンドが追えない」と不満ばかり言っていてもしょうがないので、自分でこの統計表を時系列グラフにしてみました。

今のところ、グラフ作成のルールは以下の通りです。

  • 合計」の人数だけを拾う。(←国内・空港・チャーター便などに分けて作るほど手間をかけられないので)

  • グラフ化する人数は、以下の主要データに限定する。
    • PCR検査実施人数
    • 陽性者数
    • うち有症状者
    • うち退院者(無症・有症を合算)
    • うちいわゆる“重症者”(人工呼吸器又は集中治療室に入院している者)
    • うち死亡者

  • グラフの起点は、最初に死亡者がカウントされた「2月14日12:00現在」からとする。

  • 途中、過去分の人数に修正が発表されても、基本的には最新日の更新しかしない。

  • 公的機関などがもっと正確で分かりやすいトレンドグラフを発表しているのを見つけたら、更新は終了する。( → どなたかご存知でしたらお知らせください)

こんなところです。

打ち込みミスのないように気をつけているつもりですが、基本的には“二次加工データ”なので、その辺はご留意ください。

 

ではさっそく、そのグラフです。

PCR検査実施人数(棒グラフ)のスケールは右側です。

 

昨日(3月25日)の昼12時時点では、「これまでに23,000人以上に検査をし、1,193人の陽性者が見つかっている。そのうち症状があるのは1,055人で、その中でも重症なのは57人。既に310人が退院した一方、43人が亡くなった」という状況です。

何点か補足を。

  • 2月15日・16日分のグラフが途切れているのは、この両日分の発表がないからです。

  • 「3月4日」に検査実施人数(棒グラフ)が急激に伸びたのは、この日以降、「濃厚接触者への検査人数」も含めるようにしたからだそうです。

  • 累計人数にも関わらず検査実施人数が減っている部分が2箇所ありますが、これは「特定の府県が『人数ではなく件数を報告していたことが判明』したため、その分の件数を引いたから」だそうです。

他にも、毎日「12:00現在」として発表される資料には、細かい注釈がたくさん載っていますから、詳細を確認したい方はそちらを直接ご参照ください。

 

個人的には「今のところ、指数関数的に感染者が増加している」とまでは言えないように感じます。

ただその一方で、「PCR検査実施人数が、前日に比べて数十人しか増えていない日(←もちろん全国で、です)」があることも分かり、「何だかなぁ。首都封鎖の前にやることあったんじゃないのかなぁ」という気がしてくるのも事実です。

 

ということで、この先も暇があれば「検査人数に占める陽性者の割合」とか「陽性者における重傷者の割合」などのトレンドグラフにもチャレンジしてみたいと思います。