つい先日、東京都さんから「貸付賃料を得るために所有しているワンルームマンションの固定資産税ならびに都市計画税を払ってね」という納税通知書が来ました。
年に1回、忘れた頃に送られてくる全くありがたくない封書なのですが、物件を所有してから今回で2度目のお支払いになります。
固定資産評価額が上がったか、軽減税額が減ったかのどちらかの影響でしょうか、納税額が昨年よりも高くなっておりましたが、数百円程度のアップでしたし、同封されていた「課税明細書」の見方が分からないこともあり、(私としては珍しく)深く探求することもなくおとなしく支払うことにしました。
で、納税通知書とともに、今回はこんな案内文書が同封されておりました。
30年近いサラリーマン生活の経験として、「給料から自動で天引き」されたり「口座から勝手に引き落とし」されるお金(税金とか保険料)については、どうしても払ったという意識が希薄になりがちでしたので、早期リタイアした身としては、多少手間であっても、自ら自覚的に支払うステップを踏むことにしています。
で、さっきの案内書には「専用webサイト経由で24時間いつでもクレジットカード納税ができる」とも記載されていました。
こっちは「今年から開始!」という感じではないので、昨年も同様の納税が可能だったものと思われますが、昨年分についてクレジットカードで払った記憶がありません。
「何でもかんでも極力カードで決済してポイントを貯めている私としたことが、なぜ?」と思ったのですが、この案内書をまじまじと読んで「カードで払わなかった理由」が分かりました。
「クレジットカードで納税すると、決済手数料がかかる」のです。(1年ぶりなので、すっかり忘れておりました)
で、慎重に裏面もチェック。
当該箇所をじっくり眺めてみると、「決済手数料額」が書いてありました。
プチ大家の私の場合でも、消費税を含めると1,000円程度の追加負担となってしまうので、カード納税は当然ながら見送った次第です。
それにしても、「ポイントを貯めるために、わざわざ追加コストまでかけてクレジットカードで税金を払う」人などいるのかどうか、極めて疑問ですし、その上消費税までかかるとあっては、「これじゃ二重課税じゃね?」という気すらしてきます。
おそらく東京都さんの意図としては、税金を取りっぱぐれたり滞納されることを防ぐために「自動で口座から引き落とさせてもらうのが理想なんです」ということなんだと推察しますが、「税金1万円につき約0.8%(73円+消費税5.8円=約79円)」というレート自体がどうやって決まったのかなど、いろいろ不可思議なスキームだと思わざるを得ません。
ということで、私は「nanaco(セブンイレブンで使える電子マネー)にチャージするとポイントが付与されるクレジットカード」を使って、
nanacoに納税額分をチャージ
↓
セブンイレブンでnanacoでお支払い
↓
還元ポイント分がおトクに
という、その筋ではよく知られた節約法を実践することにしました。(実践しながら、昨年もそうやったことを思い出した次第です)
ちなみに、私が使ったYahoo! JAPANカードでは、nanacoチャージのポイント還元率は0.5%(200円につき1円おトク)にすぎませんが、「ダイレクトにクレジットカード納税をして0.8%近い追加コストを負担する」よりはよっぽど健全ですし、巷にはポイント還元率が1%を超えるカードもあるようですので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
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