5年に1回、日本に居住する全ての人・世帯(外国人を含む)を対象に行われる全数調査「国勢調査」が始まっています。
今回は21回目に当たるんだそうですが、「令和初」「国勢調査が始まってから100年目」「新型コロナウィルス感染症が流行中」など、いろんな節目を背負った形で行われており、そもそも統計法によって回答を義務付けられているそうなので、調査票が投函されたその日に、私はとっととインターネットから回答させていただきました。
今回の調査の流れを見ると…、
- 9月14日(月)から、調査員が調査書類を各戸に配布。
↓ - 9月14日(月)から10月7日(水)まで、インターネットでの回答期間。
↓ - 「インターネット回答が難しい場合」、10月1日(木)から10月7日(水)まで、調査票(紙)に記入し、専用封筒で郵送提出。
↓ - 10月8日(木)から10月20日(火)まで、上記いずれでも回答の確認ができない場合、調査員が訪問。(つまり督促です)
となっており、「インターネット回答がデフォルト」なのが特徴的です。
インターネット回答が全国展開されたのは前回(2015年)からですが、当時の回答画面は“紙の調査票をそのままネット画面に置き換えただけ”という印象記憶がうっすら残っておりますから、それに比べても今年の画面はずいぶんと分かりやすくなっていたと思います。
ということで、可能であれば紙ではなく、ネット回答することをおすすめします。
(ほったらかすと調査員さんが督促にいらっしゃいますし、回収後に“調査票を紛失されてしまう”心配も、ネットならありません。たぶん。)
【余談】
国勢調査とは似て非なるものとして、警察(交番)が巡回連絡の一環として記入を依頼してくる巡回連絡カードがあります。
こちらは「火災・地震による被災」や「外出先で、家族が交通事故などに遭った」などの非常時連絡を目的としているそうですが、一方で「記入済みのカードを紛失した」「元警官が経営する興信所に(多数の芸能人の)個人情報が漏洩し、その報酬を得ていた数十人の警官が処分された」「現役警官が、職務上知り得た個人情報を悪用して犯罪を行なった」などの不祥事も報告されています。
私個人の経験としては、かなり昔に、記入を依頼しにやって来たお巡りさんに「これって国勢調査同様、回答義務があるんですか?」と尋ね、「義務じゃないけどさ、これを書いてもらわないと、阪神大震災みたいなことが東京で起きても、われわれ警察は助けに来られないかもしれないよ。それでもいいなら断るのは自由だよ」と恫喝されて以来、回答を一切お断りすることにしています。
【参考】
- 国勢調査を所管する総務省統計局のオフィシャルサイト。↓
- 国勢調査2020の総合サイト。↓
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