こんな「コムロケイ報道」でした。

最近、やたらとテレビから「コムロケイ」という音声が聞こえてきますが、1990年代後半に一世を風靡した「小室系」と勘違いした人も多いのではないでしょうか。

そんなくだらない前フリはともかく。

秋篠宮家内親王(女性皇族)男性民間人との婚約内定後に発覚した「男性民間人の母親と、彼女の元婚約者間の金銭トラブル」に関する報道が、また加熱してきました。


ちなみに私は、以下のようなブログを参照しています。
皇室関連のニュースをよくまとめていらっしゃるので、大変参考になります。
(運営者さんは「女性宮家反対、男系男子継承絶対」の立場を表明されていらっしゃいますが、私自身はそこまで明確な意見を持ち合わせてはいませんので念のため)

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https://www.ootapaper.com
皇室関係の報道を集めて紹介しています。女性宮家に反対、男系男子継承絶対の立場です。


そもそもこの問題は、婚約内定後の週刊誌報道が発端らしいのですが、ネットで確認できる範囲でいくつかの記事を読んでみると、内情を知る証言者は、
宮内庁関係者
皇室担当記者
秋篠宮ご一家に近い知人
学習院関係者
などと、ほぼ匿名同然で紹介されていることがほとんどで、しかも彼らの証言には、

秋篠宮さまが「もう秋篠宮家は小室家と無関係」というお考えを眞子さまにお伝えになったそうです。

だの、

実は、殿下の会見以降、佳代さん(男性民間人の母親)が宮内庁に直接連絡をしてきて「両陛下にお会いして、お話をさせて頂けませんか」などといった要請をしているのです。

だのと、にわかには信じがたいような内容が多く、読み終わってからも、
「この証言が事実かどうか、どうやって裏を取ったわけ? そもそも、裏なんか取れるのか、これ?」
という気持ちになったりするわけです。

それが週刊誌の報道スタイルだと言われればそれまでですが。

一連の報道に接していて、私が最も疑問に思うのは、
「皇室周辺、あるいは宮内庁が、そもそも今回の婚約内定をどう思っていたのか?」
ということです。

「おめでたいので、無事にご結婚を迎えてほしい」と思っているのなら、内親王や男性民間人を、世間やメディアの好奇の目からもっと守ろうとしてもいいんじゃないんでしょうか?

過去にも皇室をめぐっては、
「美智子さまは皇后陛下になられた途端に、あれやこれやのワガママを言い出した」
「雅子妃は、ご結婚前の海外留学時代に、現地で、あんなことやこんなことをやっていた」
などの報道がなされ、美智子さまに至っては、失声症に陥ってしまったこともあったように記憶しています。

ご本人がたが「囲み取材の場で正面切って反論する」ことなどあり得ず、やんわりとした「お考え」を表明するのが限界なんでしょうから、宮内庁がその分しっかりと反論・否定するなどして、皇室・皇族の名誉プライバシーを守るのも大事な業務のひとつだろうと思うのですが、違うのでしょうか。


今回の報道でも、
「宮内庁は、男性民間人の文書公開は寝耳に水だった」
とか、
「アメリカ留学も、男性民間人が一人で勝手に決めた」
などと伝えられています。

これらが事実だとしたら、いや、仮に事実でなくてもいったん報道されたら、世間は「この男、一人の大人として失格!」という評価を下すのでしょうが、私なんかはむしろ、
「宮内庁は、なぜこの民間人を放っておくのだ? 仮にも内親王との婚約が内定した人物なんだから、当の民間人がどう思おうとも、関係をグイグイ深めて、あらゆる相談にのりながら一挙手一投足を指南してやるぐらいのことをして、サポートしてあげれば(監視下に置くとも言いますが)いいのに」
と思います。


ここまでくると、宮内庁サイドはこの民間人と敢えて距離をおきながら、彼(や彼の母親)が何かやらかしてくれるのを虎視眈々と待っているんじゃないかと、邪推すらしたくなります。

なぜ、宮内庁はそんなことを待っているのか。
  → それは、内親王と結婚させたくないから。

なぜ、結婚させたくないのか。
  → この宮家のことを好ましく思っていないから。

なぜ、快く思っていないのか。
  → 以前から「天皇の定年制」に言及し、昨年も「大嘗祭の経費削減を進言したが宮内庁長官は聞く耳を持たなかった」と発言するなど、宮様の言動がリベラル過ぎるから。

リベラルな宮様だと、何が困ることでもあるのか。
  → そのうち、「女性宮家」や「女性天皇・女系天皇」についても言及しそうだから。

「女性天皇・女系天皇」はともかく「女性宮家」って、なにがそんなにマズいのか?
  → 皇統の男子一系が崩れるから。

男子一系が崩れるとは、どういうこと?
  → 内親王(女性皇族)と結婚する民間人が皇族に入り、そこに生まれた子供が将来の天皇になってしまう可能性が出てくること。そんな前例はこれまでにはなかった。

そんなに前例にこだわる必要あるの?
  → もし既に「女性宮家」が許されていたとしたら、今話題の男性民間人が「皇族入り」してしまうのだ。こういうところが女性宮家の危うさなのだ。

今話題の男性民間人って、そんなに危ういの?
  → これだけスキャンダラスに報道されているんだから、当然危うい。

そうは言っても、今はまだ「女性宮家」は認められていないし、結婚と同時に内親王は皇籍を離脱する(皇族でなくなる)んだから、そこまで目くじら立てなくてもいいんじゃね?
  → お前は何も分かってない! あの民間人は皇族入りしないとしても、このままだと彼は「将来の天皇の『義理の兄』になるんだぞ!


とまあ、私も週刊誌並みに妄想を膨らませてみましたが、当たらずとも遠からずといったところじゃないでしょうか。


いろいろ思うことは他にもありますが、「皇室という制度」と「その制度を担う皇族という人々」の折り合いをこの先どうつけていくのか、けっこう大事な問題のような気がします。

もっとハッキリ言ってしまうと、
国家のシンボル(象徴)を、生身の人間に体現してもらうことの難しさと奥深さ
とでもいいましょうか。