他人の話す「ねぇ、聞いて聞いて。昨夜、こんな面白い夢を見たよ」というエピソードが面白かったためしがないというのは、世界で最も有名な「あるある」のひとつではないかと思います。
とはいえ、自分が見た夢を映画作品にまで仕立て上げてしまった巨匠監督もいらっしゃったわけですから、たとえば私の夢に他人が興味を持つかどうかは、あくまでその内容によるのでしょう。
ということで、つい先日、久々に訳のわからない夢を見てしまい、寝起きにかなり落ち込んでしまったので、忘れないうちに書き留めてみます。
まずは「脂肪除去手術」。
- 場所は、1フロア当たりの面積がかなり広い、古びたビル内にある美容整形外科。
- 私は患者として、既に手術室のオペ台に寝かせられている。しかし夢なので、“何故、何の手術を受けるのか”は分からないまま。
- 傍らには、なぜか無言で微笑む配偶者。(←「元」が付きますが 笑)
- 韓国人の女医さんが流暢な日本語で「まず、二の腕の“余分なお肉”を取りましょう」とニコニコしながら宣言。
- 「えっ? なんで? そのメスで切るの? 痛くないの?」と喚くが一切無視され、二の腕に局所麻酔を注射し、メスで大胆に肉をゴッソリ削ぎ落とされる。麻酔が効いているらしく(←夢の中だから)、痛みはない。
つづいて「小顔矯正手術」。
- 女医さんが、相変わらずニコニコしながら「じゃ、次は小顔矯正ね」と言いながら、頭部に局所麻酔。
- 私服のままで手術室に入り浸り、「がんばって」と励ましてくれるわけでもなく、ひたすら無言で微笑み続ける元配偶者。「俺が呼んだんだっけ? いや、そもそも俺自身が手術を望んでいないんだから、呼ぶわけないから、もしかするとこいつに連れて来られたのかもなぁ。でも、俺、小顔になりたいんだっけ?」と訝っているうちに手術スタート。
- “小顔矯正”なのに、なぜか頭蓋骨をパカっと開けられる。
- 局所麻酔なので意識のある私はそっと目を開けてみる。すると、開頭部分が映し出されたモニターがはっきり見えた。
- そのモニターに映っているのは、剥き出しになった脳みそを、まるで料理でもするかのように、大胆に・素早く、メスで1cmぐらいの間隔でタテにスライスしまくる女医の手技。
相変わらず、痛みはない。- 「へぇ、脳みそをカマボコみたいにスッパスッパとカットするだけで、小顔になれるんだぁ。知らなかった…」と妙に納得しているうちに、頭蓋骨が閉じられ術式終了。
そして「休憩」。
- 「はい、じゃいったん休憩ね」と宣言して女医は退室。
- 私は自力で起き上がり、麻酔のせいで多少ふらつきながらも立ち上がり、院内見学を開始。
- 手術室以外にいくつもの処置室があり、見たこともないような大小の医療機材が乱雑に置かれている。
その間を縫いながら「さすが韓国は美容大国だなぁ」と感心しつつ、ぐるっと回って手術室へ戻る。- 「おかえりなさい」と言うでもなく、相変わらず微笑むだけの元配偶者。この人は、ずっと手術室にいたらしい。
再開後は“男性の大事な部分”の「増大術」。
- 「なぜ、この順番の手術なんだろう? 普通なら、最も大変な“小顔矯正(という名の脳外科手術)”を最後にするんじゃないの?」と疑問を抱いたものの、手術再開。
- 女医は「あなたの“大事な部分”の先端にシリコンを入れて、大きくしていきましょうね」と説明し、メスを握る。
- 私は「配偶者がずっと微笑んでいるのは、これが狙いなのか?」と妄想し、ハッとする。
- そして、既に二の腕の肉を削ぎ落とされ、開頭して脳みそまでスライスされているのに、この増大手術だけには、私は強硬に抵抗を始める。
- で、そのまま目が覚めて、シュールな夢は終了。
内容が内容だっただけに、気分は朝からゲッソリ。
ということで、久々に内容を鮮明に憶えていたこともあって、こちらの夢占いサイトのお力を借りることにしました。↓
以下はすべて、上記サイトさんからの引用です。
- 「手術を受ける夢」は…
- 手術や痛みをともなう病気になる可能性があります。または、人間関係に悩んでいるか、誰かに攻撃されると感じているか、誰かに優しくされたいという願望が高まっています。
ふーむ、そういうことなんでしょうかね。
さらに。
- 「性器を手術される夢」は…
- 男性的または女性的なところを改善し補いたいという願望の表れか、自分の性的な面に自信がもてない状態をあらわしています。
まぁ、分かりやすいといえば分かりやすい。
自分としては「自信がもてない」とかは認めたくないですが。笑
もっと調べてみようとあれこれキーワードを入れてみましたが、なかなかドンピシャのシチュエーションが出てきません。
近いところでは、こんな感じです。
- 「腕がなくなったり切られたりする夢」は…
- 自分に自信を失っていることを暗示しています。
さらに。
- 「脳の夢」は…
- 実際に脳に疾患があることを告げている場合があります。精神的にゆとりをもって、プレッシャーやストレスから解放されたほうが良いでしょう。
とのこと。いずれにせよ、あまりいい夢だったとは言えないようです。うーむ。
こちらのサイトですけど、収録されている「夢の内容」があまりに個別具体的かつ異色なシチュエーションが多く、なかなかドンピシャなものが見つからないばかりか、「サイト運営者が見た夢なのか、それとも閲覧者から公募したものかのかは分からないけど、どうやったらこんな気色の悪い夢をいくつもピックアップできるわけ? そして、どうやってそういう解釈・分析にたどり着けるわけ?」と驚嘆せざるを得ない状態になっています。
例えば「脳」で検索すると、こんな夢が出てきます。
分析結果はリンク先を見ていただくとして、なかなかにグロい夢ではあります。
で、「腕」をキーワードにすると、もっと凄いものがたくさん出てきます。たとえば…。
- ウェイターに腕を舐められ噛まれる夢(←なぜウェイター限定…)
- 人の腕に噛み付くがゴムのような感じの夢(←ゴムって…)
- 腕が膨らんでスズメ蜂が三匹出てくる夢(←スズメ蜂が、しかも三匹でなければいけません)
- 左腕から下に泡状の腫瘍ができ腕から下の皮と身をはぎとられ筋肉と骨があらわになる夢(←こんな夢見たら、絶望的に凹みそう…)
「性器」だと、さらにすごい状況になります。(一部伏せ字にします)
- 父親がおぶさってくるが◯○が硬くて嫌悪感を抱く夢(←これは、まだまだ序の口です)
- 旦那の○○部分がつるっと何も無くなっていて、どうしたのか質問すると実は元からこうで、セックスの時は張りぼてを使用しておりずっと騙されていたことが判明して喧嘩になる夢(←っていう夢を、奥さんが見たわけですよね…)
- ◯◯を切ったり、きねで打ったりする夢(←なぜ「杵(きね)」で…?)
- 従兄弟の○○に付いたクリームを洗うのを手伝わされる夢(←この夢を見たのが男性なのか女性なのかで意味が変わってくるんじゃないかと思ったら、実は“いい夢”とのこと)
- 男の◯◯がとれたから包んで保険書をもたせる夢(←これも、意外に“いい夢”だそうです。なぜ…)
とまぁ、「夢の世界」というか「夢業界」というのは、実に奥深いものがあるようでして、私の「小顔矯正のために脳みそをスライスする夢」など、とるに足らない夢だったのかもしれません。
(サルの脳みそを食ったり、股間を杵で叩かれたりしたくありませんから…)
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