国民年金保険料、退職2年目はどうなる?

国民年金保険料、退職2年目はどうなる? Money/お金
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サラリーマン時代に加入していた厚生年金ですが、早期リタイアに伴い「国民年金」へ移行して2年目を迎えました。

今回は、その辺のお話をまとめてみます。

国民年金は、20歳以上60歳未満の全員が加入

上記では「『国民年金』へ移行」と表現しましたが、正確に言うと、厚生年金の適用を受けている会社に勤務する人(していた人)は、自動的に「厚生年金と国民年金」にダブルで加入している(していた)と見なされ、そのようなダブル加入者を「第2号被保険者」と呼びます。

で、会社を退職すると厚生年金からは脱退(?)し、日本国内に住む20歳以上60歳未満のすべての人の加入が義務づけられている「国民年金」の加入だけが継続することとなり、そのようなシングル加入者は「第1号被保険者」と呼ばれます。

上記の日本年金機構のサイトによると、第1号被保険者には「農業等の従事者、学生、フリーター、無職の人」などが含まれるようでして、いちおうフリーランス(個人事業主)である私も「第1号被保険者」ということになります。

国民年金の保険料は、おいくら?

今年度(平成30年度)における国民年金第1号被保険者の保険料は、16,340円です。

つまり、1年間で196,080円を支払うことになります。

ちなみに、早期リタイアする直前は、厚生年金の保険料として1ヶ月あたり56,000円ほど支払っていました。

年間で約67万円ですから、かなりの金額です。

改めて調べてみると、この額は、報酬月額(つまり給料)別に定められた保険料等級のMAX額だったようです。

まぁ、けっこうなお給料をいただいていたということではありますが、これまで支払ってきた高額な保険料に見合うだけの年金が、将来において予定通り支給されることを切に願うばかりではあります。

保険料の支払いは、けっこうイタイ

さて、年間で67万円も支払っていた厚生年金の保険料ですが、健康保険料や所得税・住民税などとともに給料から天引きされていたため、会社員時代には「払っている実感」はほとんどありませんでした。

第1号被保険者として支払う国民年金保険料は、前述の通り月額16,000円程度(年額で19万円程度)ですから、サラリーマン時代に比べればグッと安くなったわけですが、

「自分で能動的に支払わなければいけない」

かつ

「フリーランスになりたてで、定期的な安定収入がなくなった

というコンディションにおいては、正直、痛い金額ではあります。

かといって、「未納」状態にしてしまうと「障害・死亡時の保障年金がもらえない」とか「基礎年金部分をもらえない」こともあるようなので、単純にシカトし続けるわけにもいきません。

そんな時のための「保険料免除」

で、昨年退職したての頃に調べたのが、「収入減少や失業等により保険料をおさめることが経済的に難しいときの免除手続き」です。

この手続きさえ行なっておけば、支払いを免除されていても年金の受給資格期間にはカウントされ、免除された期間についても年金額の計算に反映される(ただし当然、満額ではありません)ということを知りました。

免除のレベルですが、前年所得などを基準に審査され、「全額免除」「4分の3免除」「半額免除」「4分の1免除」あるいは「基準以上の所得があるので却下(免除なし)」のどれかに決定されるとのことでした。

さらに、「前年所得の多い少ない」とは別に、「失業した場合にも、申請すれば保険料の支払いが(審査を経て)免除される」という特例もあるらしく、年金事務所のご指示通り、退職時にもらった「離職票」のコピーを添えて素直に申請したところ、昨年はなんと「保険料は1年間全額免除」という恩恵(恩恵なのか?)にあずかることができました。

これが審査後に送られてきた「免除の承認通知書」の一部です。

もちろん、保険料を1年間にわたって払わないので、将来の年金受取額は、その分減るわけです。

よって純粋な「恩恵」と喜んでばかりもいられませんが、定期収入の見込みが立っていない以上、背に腹は変えられず、この制度には大変助けられました。

で、退職2年目の今年はどうなる?

昨年度「保険料は全額免除」だったため、今年の6月までは国民年金の保険料をまったく支払わずに過ごして来たわけですが、では、今年度はどうなるのでしょうか?

年金の世界では7月〜6月が年度の区切りということで、今月(7月)に入った途端に、

「これが今年度の保険料を支払うための納付用紙だよ。

これを使ってコンビニとか銀行とかで支払ってね」

という通知が郵送されて来たのですが、その中には、

昨年のように免除の申請をすることもできるよ」

という案内とともに、昨年と同じ書式の免除申請用紙も同封されていました。

昨年は、わずかながら収入もありましたが、「少なくとも4分の1は免除してもらえそう」な程度の収入でしたから、免除申請をしてみる価値はありそうです。

さらに、「失業者への(全額)免除特例は、離職票に記載された離職日の2年後の6月まで有効」という(不確かな)情報もキャッチしました。

この情報が本当だとすると、「昨年の収入額の如何を問わず、失業2年目も(全額)免除してもらえる可能性がある」ということですから、なおのこと申請しないわけにはいきません。

それに、「失業2年目も全額免除」という情報がガセネタだとしても、どのみち審査によって決定されるわけですから、「ダメ元で申請してみて、お上の御沙汰を待つのが得策だろう」と判断し、

「今年も安くしてくんない?  できれば全額免除だと嬉しいんだけど…」

という気持ちを込めて申請をしてみた次第です。

なお、審査結果が出るまで最長3ヶ月ほどかかるそうで、この先は、

「結果が出るまでは、この前郵送した納付書を使って支払わないでね

『支払いがない』ということで督促状が送られることもあるけど、それでも支払わないでね

とにかく、審査結果の通知が届くまでは一切支払わなくていいからね

という年金事務所の指示に従うことになります。

「だったら審査対象者には督促状の送付を止めればいいのに。郵送費だってもったいないのに」という気もしますが、お役所のお仕事にあまりとやかく首を突っ込んでもしょうがありません。

最低でも4分の1の免除」を夢見つつ、この暑い夏を耐え忍びたいと思います。

将来の年金受取額を考えれば、できればきちんと保険料を支払うに越したことはないわけで、「今を楽に過ごすか、それとも老後の生活に備えるか」という、まるでアリとキリギリスの童話のような心境ではあります。

【追記】

免除申請の「審査結果」について、記事を投稿しました。

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