増殖する電子マネーの種類に食傷気味

ソフトバンクさん、ヤフーさんの系列が新たに始めたモバイル電子決済サービス『PayPay』の「100億円分のポイントばら撒きキャンペーン」がたった10日間で終わったと思ったら、今度はファミリーマートさんが独自の電子マネー『ファミペイ』を導入するという報道がありました。


各種ポイントサービスの種類の多さだけでも辟易していたところにもってきて、今度は「◯◯マネー」とか「◯◯ペイ」などの決済サービスまでが乱立してきたわけで、私など、情報にキャッチアップする意欲すら失いつつあります。


消費スタイルが保守的になってきた(ならざるを得ない)早期退職者としては、以下のような電子マネーが1つあればいいだけなのですが。

  • 電子マネー・電子決済を導入している全ての店舗や施設交通機関を含む)で使えること。
  • 電子決済用のカード(あるいはスマホ)と、ポイントを貯めるためのカードを2枚出さずに済ませられること。
  • スマホ1台で“決済&ポイント付与”をする場合、アプリの切り替えが不要であること。
  • さらに、レジ前でのアプリ起動やスマホの電源オン操作も不要であること。
  • 理想は、各社のクレジットカード電子マネー、ならびにポイントカード機能を全て飲み込んでくれる(携行するカード枚数を大幅に減らせる)「超・統合型アプリ」が登場すること。そのアプリの機能は以下の通り。
    • 店舗チェーンごとに「決済する電子マネーブランド」と「ポイント種別」の組み合わせを事前登録可能
    • 事前登録した店舗チェーンでは、レジ前でのアプリ起動が不要で、かざすだけで支払い&ポイント付与完了となる。
    • 事前登録とは別に、「決済する電子マネーブランド」と「ポイント種別」をその都度選択することも可能

こんなところです。


最後に書いたような「超・統合型アプリ」があれば、スマホをかざすだけで、
「ファミマさんではApple Pay決済Tポイント付与
「ヤマダ電機さんではPayPay決済ヤマダポイント付与
という処理が全自動で行われるわけですから、最高だと思うのですが、いかがでしょう。

というか、こうならないままで、ひたすら電子マネーとか決済サービスとかポイント種類が増殖していくと、消費者の多くは、
電子マネーはめんどくせー。ちょっとばかりお得かもしんねーけど、どれも使いたくねー
みたいなことになってしまうんじゃないでしょうか。


既存プレイヤーの中で、そんな「超・統合型アプリ」のポジションに最も近いのはどこかと言えば、iPhoneの「Walletアプリ」か、JR東日本さんの「モバイルSuica」のような気がします。

いや、実はどこぞの会社で、既に「超・統合型アプリ」が提供されているのに、私が知らないだけなのかもしれません。
(それほど、現在の電子マネー業界のゴチャゴチャには、ついていけておりません…)


もし「各社の利害関係の調整が困難で、そんなアプリはまだ提供されていない」のなら、いっそのこと「マイナンバーカード」に「超・統合型アプリ」機能を組み込んでもらうのが手っ取り早くていいかと思います。

政府に購買履歴とか電子マネー残高を握られるのはまっぴらごめん」
という声もあがるでしょうけれど、私なんかは、個人情報保護やガバナンスがどの程度徹底しているのかも分からない新興企業に電子マネーを預けることにだって不安を感じます。
であれば、いくつもの電子マネー・クレジットカード・ポイントサービスに加入し、それらの企業にダラダラと情報を渡すよりも、政府に一元的にきちんと管理させるほうがまだマシではないかと思います。

当然、政府は「徴税業務」にも活用したがるでしょうけれど、結果として脱税行為が激減して国家財政が改善するんだとしたら、それはそれでありかもなぁ、と思いますが、現実的には難しいんでしょうね。


来年は反動として、「電子マネーの統廃合」や「現金回帰現象」も起きるんじゃないかと夢想していますが、どうなりますやら。


ということで、あっちでもこっちでも「ペイ」「ペイ」言われ過ぎていて、食傷気味だというお話でした。