こんな「DATプレーヤー」の断捨離(予定)でした。

こんな「DATプレーヤー」の断捨離(予定)でした。 by konmaru
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先月、USBオーディオインターフェースを購入したので、DATテープに収録された音源をパソコンに取り込んでから、DATプレーヤーごと処分することにしました。

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こんな「アナログ音源のデジタル化」でした。
こんな「アナログ音源のデジタル化」でした。
そもそものきっかけ 我が家の一角には、今だにVHSテープやオーディオカセットテープ(計数十本)が埃をかぶりながら鎮座しています。少なくとも20年以上前に、テレビ番組やラジオ番組を録画・録音したものであり、「そのうち視聴することもあるだろう」...

 

ところで、そもそも皆さんは「DAT」をご存知でしょうか?

これは「Digital Audio Tape」の頭文字を取ったもので、ディーエーティーとかダットとか呼ばれていました。
(ということなので、「DATテープ」という冒頭の表現は「TAPE」と「テープ」がダブってますね)

ノイズのない極めてクリアな生音のデジタル録音や、CDからのデジタルダビングが可能な代物でした。(2015年にテープの製造が終了しているとのこと)

これがDATです。横にあるのは単三の乾電池。

断捨離したもの(断捨離し始めたもの)

商品名:SONY・DAT(Digital Audio Tape)PLAYER・WMD-DT1

当時、初めての再生専用の「DATウォークマン」として発売されました。

据え置き型のレコーダーが全盛だった頃なので、このサイズは画期的でした。

 

濡れているように見えるのは、入れっぱなしにしてあった単三乾電池が液漏れした跡です。ベトベトしてます。

 

電池の収納ケースのフタを開けたところ。電池との接点部分に、電池から漏れた液が青くこびり付いてます。オエッ…。

久々に新しい電池を入れてみましたが、電源が入りません。

「おそらく、液漏れの青い成分が通電を阻害しているのでは?」と思い、アルミホイルを小さくちぎって代替回路を作ってあげました。

感電やショートの恐れもあるので、良い子はマネをしないでね。

ちなみにこの乾電池ケースのフタですが、当時からかなり力を入れてフックの爪を押し込まないと閉まってくれませんでした。

しかも、現状では爪にガタがきていて、パチンと閉まりっぱなしになってくれません。

しょうがないので、ご覧のように輪ゴムでグルグル巻きにしてフタを固定するという荒技を試みます。

デジタル機器に対して、超アナログな処置。

その結果、なんと電源が入りました。

ほとんど諦めていたので、予想外の嬉しさです。これでDATをとりあえず再生できるようになりました。

入手時期

1993年の春(新発売の直後)だったと思います。

 

入手先・入手価格

最寄りの家電量販店で、ほぼ定価で購入したんだと思います。

こちらのサイトによると、定価49,800円とのこと。

我ながら、かなり奮発したもんです。

 

入手理由

「自分で買ったりレンタルしたCDの音楽を、デジタル音質のままで、なるべくコンパクトに持ち運んで、通勤途中に聴きたかった」というのが購入理由です。

それまでは、録音も可能な初代DATウォークマンを使っていました。
(同じくSONYさんのTCD-D3がそれです。1990年の冬のボーナスで購入)

最初は、その初代機で満足しておりましたが、やがて「持ち歩くにはデカい専用の充電式バッテリーをくっつけないと屋外で再生できない。おまけにそのバッテリーもデカい」という点が無性に気になり始めます。
当時のカタログからもデカさが伝わるかと)

 

で、1993年になり、再生専用の本機が発売されました。

録音自体は初代機でやればいいわけですから、再生専用でなんの問題もありません。

しかも、どこにでもある単三電池2本で動くということで、躊躇なく飛びついた次第です。

初代機が約10万円で、こちらが約5万円

デジタル音質の音楽を聴くためだけに大枚15万円もかけたわけです。若いってすばらしい…。

 

使用感

前述のように「電池ケースのフタが閉めにくい」という欠点はありましたが、初代機より圧倒的に小型かつ軽量だったために、持ち歩く上では最高のマシンでした。

ただ、例のフタが最大のネックでありまして、乾電池を入れてフタを閉めたときにフックの爪にかなりの負荷がかかっており、そのくせ爪の作りが華奢だったので、折れてしまった爪のお陰で一度修理に出したりもしました。(いわゆる“ソニータイマー”というやつでしょうか)

一方で、音質は十分満足できるものでした。

しかも、DATの規格として、CDをデジタル録音する際にトラック信号も記録されるため、曲の頭出しが完璧にできるのが無性に嬉しかったことを記憶しています。
(スマホや音楽配信が全盛の今では、頭出しなどできて当然の話ですけど、当時はそういう時代だったのです)

 

断捨離の理由

  • テープの値段が高い。(120分テープで800円ぐらいだったのではないかと)
  • 電池のもちがあまり良くない。(そのせいで、電池ケースのフタを開閉する頻度が増える。ただでさえ華奢な爪なのに…)
  • そうこうするうち、ポータブルCDプレーヤーが出てきた。(CDを別の媒体にダビングしなくても済むようになった)
  • 媒体がテープなので、必然的に巻き戻し作業がともなう。(単純にめんどくさい)
  • テープの録音分数が決まっているので、ダビングするCDの組み合わせによっては、せっかくの録音分数が余ったり足りなかったりする。(場合によっては1・2曲間引いてダビングしたことも)
  • さらに数年経ったら、上記の課題を全て解決するiPodという超画期的な商品が登場した。

こんな経過をたどり、最終的にはUSBオーディオインターフェースの購入(←いきなり今年の話ですけど)により、DATに録音した音源をMacに取り込めるメドが立ったため、20年間も“タンスの肥やし”と化していたDATウォークマンの断捨離に踏み切ったということです。

 

断捨離の方法

まずは、十数本残っていたDATを再生して、保存しておきたい曲(大半は、当時趣味で自作したオリジナル曲だったりしますw)に出くわしたら、USBオーディオインターフェイスを介してMacに取り込み、以後はiTunesで管理することにしました。

で、上記処理が終わったテープから、順次廃棄していきます。

最終的に全テープの再生、ならびにMacへの取り込みが終わったら、DATウォークマン本体も処分する予定です。

クローゼットを漁ったら、何だかんだいってDATは十数本しかありませんでした。テープ代をケチってかなり使い回していたようです。

代替物・代替手段

言うまでもなく、iTunesiTunes StoreiPhoneで全てを完結させています。スティーブ・ジョブズさんには感謝してもしきれません。
(途中、iPodの時代も経ましたが)

 

まとめ

この記事を書くために、いろいろググってみたのですが、この再生専用のDATウォークマンは、今でも結構いいお値段でネットオークションなどで流通しているようです。意外にニーズがあるんですねぇ。

ということで、電池ケースのフタがきちんと閉まらず、電池の液漏れのせいで筐体がベトつき、さらにアルミホイルを噛ませて輪ゴムで固定してようやく再生可能という状態ですが、それでも欲しい方がいらっしゃったら、こちらの問い合わせフォームからご相談下さい。お値段応相談の上でお譲りいたします。
(ただし手渡し希望。当方、都内在住。w)

↑追記:その後、おかげさまで行き先が決まりました。

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