こんな「たばこ警告表示」でした。

こんな「たばこ警告表示」でした。 by konmaru
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現在、日本で販売されている「マルボロ・ゴールド」には、以下のような警告表示がされています。

肺がんリスクが高まることが明記されています。

以前は、もう少し控えめな面積で、しかも、確か側面で表記されていたように記憶していますが、現在はパッケージ正面の、しかも両面健康上のリスクが警告されています。

こちらの面では「妊娠中の喫煙」が胎児に及ぼす影響について警告されています。

で、今回訪れた国の免税店で買った「マルボロ・ゴールド」の警告表示がこれです。

警告文が、ブランド名より目立ってます。

Smoking kills” すなわち「喫煙は死を招きます」みたいな超ストレートな表現です。 しかも断定です。

裏面には、もう少し具体的な警告がありました。

Smoking seriously harms you and others  around you” なので、「喫煙は、あなた自身だけでなく、あなたの周辺の人に対して深刻な危害を与えます」とのこと。こちらも断定です。

こうして比べてみると、同じブランドのタバコでも、小さい字でクドクド書いてある日本版のほうが、全体的な「警告のインパクト」は抑えられているように感じます。

例えば日本のパッケージだと、厚生労働省のホームページurlまで載せるなど、多くの情報量を詰め込むために文字の級数を落とさざるを得なくなってしまい、「丁寧に表記して逆にメッセージが弱くなった典型的な見本」のような状態になっています。(それが狙いかどうかは、分かりませんが)

加えて、「吸ったら死ぬよ」と断定する海外に対して、日本版は「原因の一つ」というふうに「One of them」感の醸成レベルに留めるなど、両者の違いは小さくありません。

いずれにせよ、たとえ喫煙可能なカフェであったとしても、このパッケージのタバコをテーブル上にポンと置いておくのは、かなり勇気が要りそうです。

“Smoking kills” が目立ちすぎて、「究極の自虐プレイ宣言」をしているかのようです。

これに対して、この国のコンビニで買った「国産有名メーカーのタバコ、GARAM」のパッケージがこれです。

なんと、写真付きの警告表示でした。

警告の意義は分かりますが、この写真撮影自体が赤ちゃんにとってかなり迷惑だったような気が。。。

「PERINGATAN

MEROKOK DEKAT ANAK BERBAHAYA BAGI MEREKA」

グーグル翻訳曰く、

「警告 子供の近くで喫煙することは危険です」

だそうです。

で、もっとスゴいのが裏面でした。

もはや、ホラー映画並みのグロテスクさです。

「こうなるのを覚悟してるわけね? それでも買って吸うわけね? あ〜あ、お前、バカじゃねーのw」と罵られているかのようです。

「PERIGATAN

MEROKOK SEBABKAN KANKER MULUT」

すなわち、

「警告 喫煙は口腔ガンの原因になります」

とのこと。

もっとグロい写真もあったのですが、この辺でやめておきます。

いずれにせよ、海外においてタバコは、もはや「お客様に楽しく吸っていただくためのパッケージデザイン」を放棄し、箱からタバコを1本取り出すたびに顧客を不快な気持ちにさせることを選択した(選択せざるを得なかった)と言えそうです。

まぁ、そういうご時世なのでしょうけど、日本でもこの「写真付き警告表示」が導入されたら、結構な騒動になるんでしょうね。

(そうならないように努力している人たちもいるんでしょうけれど)

とはいえ、吸わずに済ませられるのであれば、お財布にも優しいですから、吸わないことをお薦めします。

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