「転居を伴わない銀行口座の支店変更」に悪戦苦闘

「転居を伴わない銀行口座の支店変更」に悪戦苦闘 After/リタイア後
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早期退職後の資産運用の一環として「不動産の貸付収入(ワンルームマンションの家賃収入)」を得ていることは以前にも書きましたが、訳あって家賃が入金される口座を変更できないか検討をしています。

 

現在の入金口座ではダメな理由

貸付用物件の管理を代行してくれている管理会社(物件の購入先でもあります)と管理委託契約を交わした際、
「弊社(管理会社)から家賃を入金させてもらう際に、ここなら振込手数料が引かれなくて済みますよ」
というリコメンドを受け、「某メガバンク(A銀行)の指定支店」で口座を新規開設したのがそもそもの発端です。

A銀行との手続きはすべて管理会社さんが代行してくれたため、こちらは申込書類を記入するだけだったのですが、いざ使い始めてみると「他行口座への振込手数料」を無料とするための優遇条件のハードルが高く、このままだとメインで使っている別のメガバンク(B銀行)へ資金移動するたびに振込手数料を取られてしまうのが悩みのタネでした。
(早期退職者にとっては、数百円の出費も見過ごせませんので…)

 

B銀行にも「振込手数料が差し引かれない支店」があることを知る

ところが先日、ふと管理会社さんの「オーナーサポートサイト」を徘徊していたところ、「私のメインバンクであるB銀行にも、手数料が差っ引かれずに済むβ支店が用意されている」ことを知りました。

しかし、最近はマネーロンダリングや振り込め詐欺などの犯罪防止の観点から、同一銀行において同一人物が複数の口座を開設することは原則できないということになっているようです。
私は既に「B銀行のβ以外の支店」で口座を開いているため、このままではβ支店で口座を追加開設することは原則できないと判断し、さらに調べることにしました。

 

B銀行のヘルプページを見つける

ヘルプページのQ&Aの中に、
引越したので取引店を変えたいのだが、手続き方法は?
というものを見つけました。

その回答文によると、
現行の取引支店または、今後新しく取引きしたい支店で手続きしてね。ただ、取引内容によっては新しく取引きしたい店舗では受付できない場合があるので、くわしくは現在の取引支店に問い合わせてね」
とのこと。

私の場合、引越しを伴わない支店変更となるため、このQ&A通りではない可能性もありますし、仮にこの通りだとしても「取引内容によっては」という一文が気になりましたので、素直に現行の取引支店に電話してみることにしました。

 

B銀行・現行支店とのやりとり

私:「もしもし。取引支店を変更したいんですが、その手続きは?」

銀行側:「取引内容によって書類手続きが若干変わる可能性はあるものの、どの支店でも手続きできます

私:「ん?  そちらの現行支店でもなく、変更先のβ支店でもなく、どの支店でも手続きできるの?」

銀:「はい。その際、現行支店の通帳、キャッシュカード、届出印、公的身分証明書をお持ち下さい」

「Q&Aによると、引越しの場合は『現行支店か、新しい取引支店のどちらか』でないといけないらしいのに、引越しを伴わなければ『どこの支店でも手続き可能』ということか?」
とは思いましたが、そういうもんなのだろうと自分を納得させ、さらに質問を続けます。

私:「支店を変更すると口座番号が変わると思いますが、現行口座で決済しているクレジットカードについては、別途の変更手続きが必要なんですよね?」

銀:「いえ、既に決済口座として設定されているカードについては、自動で移行されます。ただし新たにクレジットカードの引き落とし口座として指定する場合には、手続きが要ります」

私:「なるほど、それは便利ですね。いいことを聞きました。サンキュー、バイバーイ」

ということで、外出中ではありましたが、持参すべきアイテムをたまたま全て持ち合わせていたので、そのまま最寄の支店に向かいました。

 
 

外出先の最寄支店でのやりとり

私:「こんにちは。取引支店の変更手続きをしに来ました」

銀:「当支店から別の支店へ、ということですか?」

私:「いえ、ここじゃない別の支店からβ支店へ、です」

銀:「差し支えなければ、どういったご事情で?」

私:「(ん? さっきの電話とはノリが違うな、と思いつつも)かくかくしかじか」

銀:「そうですか…。その場合、手続きは現行支店かβ支店でやってもらうことになります」

私:「あれ、さっき現行支店に電話して『どの支店でも手続きできる』ことをうかがった上で来てるんですけど?」

銀:「そうでしたか…。確認してきますので、しばしお待ちを」

私:「ついでに念のため確認して欲しいんですが、支店を変更しても『引き落とし登録しているクレジットカード』については別途の変更手続きをしなくてもいいんですよね?」

銀:「いえ、口座番号が変わるので、クレジットカード会社側での変更手続きも必要です」

私:「あれ、さっきの電話では『手続き不要』って言われてますが?」

銀:「『当行が発行するクレジットカード』であれば、その通りなので、現行支店の人間が、それと勘違いしたのだと思います」

私:「いや、もしそうであれば、『新たにクレジットカードの決済口座として指定する場合には別途手続きが要る』と、わざわざ説明したりしないのでは?」

銀:「確かにそうですね…」

私:「混乱してきたので(笑)、いっそのことシンプルにβ支店の口座を追加で開設できないか、それも併せて確認してもらえますか?」

銀:「お待ち下さい」

さっきの現行支店との電話とは、かなり話が違ってきており、不安を募らせつつ10分ほど経過。

銀:「お待たせしました。まず『クレジットカードの引き落とし設定の変更』ですが、私の勘違いでした。他社のカードでも自動で移行されます」

私:「安心しました」

銀:「で、支店の変更ですが、勤務先もしくはご自宅の最寄がβ支店というわけではないのですね?」

私:「個人事業をやってるので勤務地と自宅は同じ場所ですが、自宅の最寄はβ支店じゃないです」

銀:「となると、手続きはやはり残念ながら現行支店かβ支店でやっていただきます」

私:「あれあれ? 現行支店の人は、電話でそんなことは何もおっしゃらずに『手続きはどこの支店でも大丈夫』とシンプルに教えてくれましたよ。だからここに来たんですけど」

銀:「おそらく、認識に誤りがあったのかと…」

私:「(イライラしつつも)そうですか…」

銀:「それからもう一点、支店の変更ですが、ご存知の通り当行はシステムの大規模入れ替え中でして、それが終了する2月までは支店の変更自体が承れません」(←どこのメガバンクか、バレバレですね。w)

私:「(さらにイライラしつつも)であれば、β支店口座の追加発行は?」

銀:「支店ごとの個別判断になりますので、すみませんが、直接β支店に電話で問い合わせてみていただきたく…」

私:「(ここまで説明したのに取り次いでさえくれないわけ? おいコラ!という気持ちを押し殺しつつ)電話で問い合わせられるのは、『支店の変更』についてですか? それとも『口座の追加発行』についてですか?」

銀:「どちらも相談いただいて大丈夫ですよ!」

私:(なんだかなぁ、と思いつつ)分かりました。ちなみに、システムの入れ替えが終わるのは、具体的に2月の何日なのですか?」

銀:「お待ちください」

その後、再び10分ほど待たされて。
(こんな基本的な日程情報を回答するのに、これほど時間がかかるのも不思議ですが、おそらく裏では「面倒な客が来た」みたいなことになって対応策を練っていたのでしょう、きっと…)

銀:「お待たせしました。2月◯日に入れ替え終了予定ですので、翌日から受け付けできると思います。ただ、これはあくまで予定ですから、ご留意下さい」

私:「(かなりウンザリしつつ)分かりました」

銀:「ちなみに申し上げると、勤務地もしくは自宅の最寄支店でない限り、支店の変更や追加口座開設は、基本的に難しいです」

私:「(さっきも聞いたよ、と思いつつ)支店ごとの個別判断っていうことですよね」

銀:「はい。ちなみに、今あなたがいるこちらの支店では、当支店への変更も追加口座開設のどちらも難しいという判断になるとのことです」

私:「(あぁ、それが言いたかったのね。安心して下さい、二度と来ねーよ、という気持ちをひた隠しにしつつ)お手間をおかけしてすみませんでした。ありがとうございました。さようなら」

 

こんな感じで久々のメガバンク・リアル店舗訪問を終えたわけですが、正直、かなり疲れました。

しかも、想像以上に時間を要し、15時をまわってしまったため、肝心のβ支店に電話することもできずに終わった次第です。

 

そんなわけで、β支店への問い合わせは、また後日にでも。
(どうもこのメガバンクさんは、支店の変更を快く思ってはいらっしゃらないようなので、おそらくβ支店でも玉砕かと思われますが…)

 
 

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