Googleアドセンスのそもそもの仕組み
「事前に手続きをして、ブログに設定を施すと、ブログ内にGoogleさんから広告が配信され、閲覧した方々がそこをクリックするとブログ運営者に報酬(広告収入)が支払われる」
というのが、大まかな仕組みです。
で、私も昨年、少額ではありますが広告収入を頂戴しましたので、ブロガーの端くれとして申告しなければなりません。
当然、初めての経験で分からないことばかりでしたが、先人の皆さんのお知恵を拝借しながら(ググっただけですが…)、なんとか初年度の青色申告を完了できるメドが立ちましたので、備忘メモを兼ねて記録しておきます。
日々の収益は、アドセンスのホーム画面で確認
Googleアドセンスにログインして自分のホーム画面を開くと、
「本日(現時点まで) ¥◯◯」
「昨日 ¥◯◯」
「過去7日間 ¥◯◯」
「今月 ¥◯◯」
などの「見積もり収益」額が表示されます。
どのくらい稼げたのかが日々集計されるのですが、毎日確認していても額の少なさに虚しくなることもしばしばですから、私は月末に1回確認する程度に留めています。
そうすれば、年に12回虚しくなるだけで済みますので。w
報酬額が累計8,000円を超えて初めて送金される
アドセンスからの広告収入が、1月目から何万円にもなる優良ブロガーさんには縁のない話かと思いますが、ブログ開設当初の広告収入は「ほとんどゼロ」に等しかった人がほとんどだと思います。(私もそうです)
で、Googleさんでは「毎月2円だとか14円だとか、賽銭みたいな小銭を振り込んでなんかいられねーよ」ということで、「支払い基準額は8,000円」と設定なさっています。
つまり、8,000円を超えたら初めてお金を受け取れるというワケです。
しかし、厳密に言えば、少額であっても広告収入は毎月発生していきますので、収入として帳簿に付ける必要が出てきます。
1ヶ月分の報酬をクラウド会計ソフトに「売掛金」として記帳・仕訳
当初は、
「入金もないのに収入があったと言えるのか?」
とも思ったのですが、「今月の売り上げは1万円だったが、入金されるのは来月」というようなケースは一般的な商売でも発生するので、そういった場合には「売掛金」として記帳・仕訳をするらしいです。
そこで、私は賽銭並みの初の広告収入が確定した月から「アドセンス報酬」を「売掛金」として毎月せっせとクラウド会計ソフトに入力していきました。
初めて「収入累計が8,000円」を超えたら
8,000円を超えたタイミングで、Googleさんからあれこれと指示メールが飛んでくるので、それに従って以下のような作業を行います。
1.報酬の受け取り方法を登録する
振り込んで欲しい銀行の口座情報をGoogleアドセンスの「お支払い方法」のページで指定します。
銀行番号・支店番号・口座番号・口座名などを入力するだけです。
登録が終わったら、数日待ちます。
(ちなみに私は、銀行番号や支店番号は、こちらのサイトで検索しました)
2.登録した口座にGoogleからテストデポジットが入金される
登録から数日経つと、その口座が正しいかどうかを確認するために、Googleから「1ドル未満」に相当する日本円が入金されます。
残高照会の結果、この数十円程度の入金が確認できたら、再度アドセンスの「お支払い方法」ページに向かい、その入金額を入力します。
(この入金額は、ユーザーごとに1円単位で変動しているようです)
これによって、
「(例えば)74円送金した人から『74円受け取ったよ』と正しい金額で反応があれば、口座の確認ができた」
と判断されるようなのです。
なるほどなるほど。
3.数十円のテストデポジットは「雑収入」で記帳・仕訳
この数十円は、後日振り込まれる「広告収入の一部」ではないようです。
また、「預かり金」を意味する「デポジット」とはいうものの、返済の義務もないようです。
で、私は以下のサイトなどを参考に、「雑収入」として仕訳することにしました。
4.広告収入が入金されたら、「売掛金」を「消し込む」
「入金がないけど売り上げとしてみなしたお金(売掛金)」
に対して、
「はい、確かに入金されました」
という帳簿処理をすることを「消し込み」というらしいです。
かつてなら「簿記のことは全くもって素人だから」と尻込みをしたことでしょうが、クラウド会計ソフトを使うことで、これらの処理も簡単にこなせます。
きちんとした意味を理解しなくても会計処理ができるというのは、ちょっと怖い面もありますが、先日、税理士さんにも申告書類を確認いただいているので、そこはあまり悩まないことにしています。
(ちなみに、私が利用している会計Freeeでの「売掛金」「消し込み」の操作方法は、こちら。↓)
以上、まとめると…
当初は、
「受け取るべき広告収入が8,000円を超えるたび、こういう処理が必要になるんだ。めんどくさいかも」
と考えていましたが、収入額が確定する月と入金される月がずれるのであれば、金額の多寡に関わらず「売掛金・消し込み」は付いて回る作業だと思われますので、これからも基本に忠実に記帳・仕訳を続けていく所存です。
それにしても、50歳を過ぎてからこれほど経理の知識が必要になる生活がやってくるとは、想像もしませんでした。
まぁ、習うより慣れろということでしょう。
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