税務署から電話がかかってきた。

Tax return/確定申告
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過去にも「厚生労働省から手紙が届いた」とか「e-tax経由で税務署からメールが来た」などの経験を投稿したことがありますが、今回はついに「電話」、それもよりによって「税務署」さんからの電話を頂戴しました。

突然かかってくる税務署さんからの電話に応対するというのは、やはりそれなりに緊張するもんです。

 

先日の記事の通り、2019年分の私の申告は…、

「日々の帳簿づけをしている民間のソフトfreeeさんです)を用いて申告書用データを作成」

e-taxで電子申告

「要るのかどうかハッキリしないけど、freeeで作成できない『某控除』関連の明細書を別途作成し、添付書類として税務署へ別途郵送

という手順を踏みましたので、このどこかに過不足あるいは誤入力・記載ミスがあって、それを確認・指導するための電話なのだろうという予想は立ちましたが、会話はちょっと意外な方向へと進みました。

以下、再現してみます。(税務関連なので個別具体的な部分は伏せます)

 

私:「もしもし」

税務署さん:「こちら、◯◯税務署・個人課税担当××部門の△△と申します」

私:「(ドキッとしながら)あ、お世話になります…」

税務署:「先日あなたは、e-taxで電子申告をされましたね?」

私:「(超ドキドキ)はい…」

税:「で、『◯◯に関する控除』の申告をしましたね?」

私:「はい…(あ、やっぱりあの控除のことか…。どこを間違ったのだろう…。そもそもあの控除を申告する資格がなかったのか? と不安は増すばかり)」

税:「この控除を申告したということは、あなたは昨年、◯◯について●●した、ということなのでしょうか?」

私:「(質問に含まれる専門用語が理解できずに)あ、えーと…」

税:「というのはですね、あなたは『◯◯に関してxx円の控除』と申告してますが、それに関する明細書のデータがないんですよ」

私:「(心当たりがあるので)あ、それはですね…」

税:「せっかく電子申告なさってるのに、これだと手続きが進みませんよ。あなた、電子申告する時に、その明細書に相当するデータを含めずに送信したんじゃないですか?」

私:「えぇ、そうなんです」

税:「もしかして◯◯さん(←私のこと)は、民間のソフトで申告データを作って送信なさったんですか?」

私:「おっしゃる通りです。私が使っているソフトだと、ご指摘の明細書に相当するデータが作れなかったんです」

税:「だったら、国税庁の『確定申告書等作成コーナーで作ればよろしかったんじゃないですか? 次回からは、そうされたらいいんじゃないですか?」

私:「(「そうしたかったけど、自分が『(作成コーナーを)ご利用になれない方』の条件に該当していて、それでうまく作れなかったのだ」と反論したい気持ちをグッとこらえて)えーと、使い方がちょっと分からなかったものでして…」

税:「いずれにしても、これ、明細書データが必要です」

私:「あの…、郵送じゃダメだったんでしょうか?」

税:「えっ?」

私:「民間ソフトのサポート情報を参考に、『金融機関が発行した証憑書類』を入手し、それをもとに自分で『控除用の明細書』を作り、e-tax送信後に表示可能になる『添付書類送付書』を2枚プリントアウトして、“受付印付き送付書控え”を返送してもらうための切手付き封筒も同封して、全部まとめて税務署さんに簡易書留で郵送してあるんですけど、それじゃダメだったということでしょうか…?」

税:「あぁ…、郵送されてるんですか…。それはいつ頃でしょうか…?」

私:「郵便局でもらった簡易書留の控えを探します。ゴソゴソ。あ、◯月◯日に郵便局で受け付けてもらいました」

税:「(かなりトーンダウンして)あぁ、そうですか…。郵便のほうは確認してなかったもので…。では、郵送物を確認し、問題があればまた連絡するかもしれません」

私:「(確認不足を詫びたりはしないんだ、ふーん、と思いつつ)問題がない場合にも、その旨ご連絡いただけるんですか?」

税:「問題がなければ、特に連絡はしません」

私:「そうですか…」

税:「では、これで失礼…」

私:「あ、ちょっと待ってください。せっかくの機会なので教えてください。さきほど『次回から国税庁の確定申告書等作成コーナーを使え』というようなことをおっしゃっていましたが…」

【↑注】今回のように自分が「作成コーナーをご利用になれない方」に該当したままだと、次回も「添付書類の郵送」を併用せざるを得ないため、別の方法があれば教えてもらいたかったわけです。

税:「いや、一例として申し上げただけですから。申告方法を選ばれるのは納税者様ですから。ただ、せっかく電子申告してるのに郵送の添付書類があると事務手続きが増えてしまい、税金が還付される場合にだって時間がかかりますよ、ということです」

私:「(ずいぶんニュアンスを変えてきたじゃん、と思いつつ)そもそも今回、e-taxや作成コーナーのサポート窓口に電話したら『申告内容に関わるのでの税務署に訊いてくれ』と言われ、税務署に電話すると『e-tax操作についてはこちらでは分からない』と言われてるんですよね〜。ですから、国税庁さんの“作成コーナー”で完結できて、郵送なんか併用しなくて済むのなら、そのやり方をぜひ知りたいんですけど」

税:「であれば、税務署に設置してあるパソコンで“作成コーナー”の使い方を相談するという方法もあります」

私:「(今この場で教えるつもりはないってか? 新型コロナウィルス が広がる中、操作説明のためだけに混雑している税務署にわざわざ来いってか? と思いつつ)そうですね。次回までに検討してみます」

 

以上、あまり気持ち良い会話とはなりませんでしたが、それでも今回の収穫を敢えて挙げれば「私の申告した“某控除”には、電子申告であっても、やはり明細書(あるいはそのデータ)の添付が必要だ」と判明したことぐらいかと。

 

まぁ、この担当者さんにしてみれば「わざわざ電子申告してるのに、どうして郵送を併用するのだ? もったいないではないか。 おまけにこっちの作業も煩雑になるじゃんよ」という心情なんでしょうから、現在の確定申告期間が終わり、コロナ騒動も終息した頃に、税務署さんにレクチャーを受けに行ってみてもいいのかもしれません。

ちなみにその後、「受付印」を押された“添付書類送付書”の控えも無事返送されてまいりましたので、ご参考まで。

 

 

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