5月末日時点の資産(運用)状況をまとめておきます。
1 資産の種類別シェア(不動産含む)
まずは、保有する全ての資産を「国内・外国」×「現金・債券・株式」と「(国内)不動産」の7つに分け、毎月の資産総額を100%とした時のそれぞれのシェアをまとめてみました。
2 資産の種類別シェア(金融資産のみ)
続いては、前のグラフから、資産全体の5割を占める「国内不動産」をはずし、「金融資産だけでみたシェア」です。
3 資産額の変動推移
続いて、保有する資産総額の増減・変動実績です。
2018年1月度における「不動産」「金融資産」「両者を合算した総額」それぞれの絶対額を100%として、月ごとにの増減推移を並べてみました。
一見、「金融資産が1ポイント減ったが、不動産価値が横ばいだったので、資産全体の規模は横ばいを保った」というふうに読めますが、そのわりに「資産総額」を示す赤の折れ線が、5月は明らかに下向きになっています。
実はこれも四捨五入の影響でして、小数点以下第1位まで表示すると「4月:96.4%(ぎりぎり96%)」と「5月:95.8%(切り上げられて96%)」というの正確なところでして、この1ヶ月で総資産は0.6ポイント減少しているのです。
米中間の貿易戦争がどう決着するのかが全く見えず、市況が冷え込んでしまい、「所有する海外株式(投資信託・ETFなど)」の評価額が下がった結果だと言えます。
4 資産の推移実績と、今後の予測
続いて、「100歳が終わるまで、かつ月単位で資産の増減を確認できる実績&予測グラフ」の更新結果です。
このグラフの作成過程は、以下の過去記事をご参照ください。
で、5月分までを「予測値」から「実績値」に更新し、さらにそれに合わせて将来予測値も更新した最新結果のグラフがこれです。
そして今回も、
「金融資産(赤のグラフ)がいつ最少値を迎えるか。それはいくらぐらいか」
「金融資産(赤のグラフ)が、これまでの予測プラン(緑やオレンジのグラフ)をどのタイミングで追い抜けるのか」
「最終的(100歳終了時を想定)に、どのくらいの金融資産(赤)、ならびに不動産を含む総資産(青)が残るか」
という点(グラフ内の吹き出しのポイント)を、次の項で解説します。
5 「今後の予測」各ポイントの変動
各予測ポイントのラップ値をピックアップしておきます。
(なお、資産規模はダイレクトな金額ではなく、過去の保有総資産の最大値(ピーク時)を100%として比率化してあります)
上記の一覧表について、文章でも整理しておきます。
- 「金融資産が最も減るタイミングは『2026年6月』のままで、最少時の資産規模は前月度予測より0.5ポイント減少した」(28.1%)←悪化
- 「FPさんの助言で作ったプラン(家賃収入を得ながら資産分散。オレンジのグラフ)を上回れるタイミングが、前月度予測より6カ月後ろにずれ込む予測結果となった」(2046年8月)←悪化
- 「不動産を持たず『蓄え(退職金や年金含む)をひたすら取り崩すだけのプラン(グリーンのグラフ)』を追い抜ける時期も、先月の予測よりも6ヶ月後ろにずれ込む予測結果となった」(2050年10月)←悪化
- 「100歳終了時の(残存)保有資産規模予想」は、金融資産に限定すると先月予測よりも0.5ポイント減少。(43.6%)←悪化
- また、不動産価値(現段階での最新見積り予想額)まで加えた資産総額規模では、先月予測より0.4ポイントの減少」(79.9%)←悪化
という予測に更新されました。
さすがに、4点ともすべて「悪化」です。
なお、実際に支出した生活費ですが、「想定予算の9割」程度に収めることができました。
ただ、その節約努力だけでは、世界経済のうねりには抗いきれなかったということのようです。
まぁ、過去には何度も「お金を使ったのに、それ以上に財布の中身が増える」こともありましたから、その逆の「出費した以上に、財布の中身が減る」ことも想定しておく必要はあるわけです。
その点でも「節度ある分散投資が大事」なのですが、とはいえ今後の米中がどうなるのかは、おおいに気になります。
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