「ドラム式洗濯機を買い替えた」話の3回目です。
前編と中編はこちら。↓
今回は、「ドラム式洗濯機の選定ポイント、期待するもの」から絞り込まれたパナソニックさんのラインナップから、どうやって機種を選定したのかという記録です。
(2024年製のモデルを中心にした比較です。価格は2025年6月時点)
パナソニックのラインナップシリーズ比較
VGシリーズ
- 「Cuble(キューブル)」というブランド名が冠された、まさにキュービックでスタイリッシュなモデル。スモーキーブラックの1タイプのみ。
(以前の私なら、これ一択だったかも) - 低温風パワフル乾燥(ヒーター排気方式)。機外に湿気が出るため、換気が必要とのこと。
(換気扇を回せばすむ話ではあるが、買い替え前のシャープ機は水冷除湿タイプで周囲に湿気が出なかったため、少なからず気になる…) - 洗濯10kg、乾燥5kg。
- 温水洗浄あり。
- 運転音(すべてdB)は、洗濯32、脱水42、乾燥46。
(買い替え前のシャープ コンパクトドラム(洗濯24、脱水39、乾燥36)の静かさに改めて感心)
- 液体自動投入は洗剤と柔軟剤のみ。
(漂白剤は非対応) - 駆動方式はベルトドライブ。(パナソニックは他モデルも同様のため、以下省略)
- スマホ連携:あり。
- オープン価格で24万円前後。
【結論】
見た目おしゃれ度はすばらしいものの、メンテナンス機能や自動投入の物足りなさ、そして「湿気が排出される」あたりが気になり、却下。
SDシリーズ
- 2025年発売のコンパクトドラムの新シリーズで、2タイプが販売中。
- Cuble(キューブル)と同じく、機外に湿気が出る低温風パワフル乾燥(ヒーター排気方式)。要換気。
(うーむ…) - 洗濯10kg、乾燥5kg。
(これもCubleと同じ) - 運転音(すべてdB)は、洗濯37、脱水41、乾燥46。
- 2タイプ別の主な違いは以下の通り。
- 「温水洗浄あり、自動投入は洗剤のみ(ただし大容量)、スマホ連携なし」
- 「温水洗浄なし、自動投入は洗剤と柔軟剤、スマホ連携あり」
- メーカー指定価格のため、ほとんどの家電量販店で値引き不可の同一価格。約20万円。
【結論】
2タイプとも決め手に欠けるため、これも却下。
LXシリーズ
- 最上位のシリーズで4タイプが販売中。
(以下、高価格タイプから順番にA・B・C・Dとします) - 全タイプともヒートポンプ式乾燥。洗濯機の外に湿気や熱が出にくい。
(ヒーター式よりも電気代も安く、生地も傷みにくいんだとか…) - 洗濯12kg(Dのみ11kg)、乾燥はいずれも6kg。
(ここまでなら、どのタイプでもOKかも) - 運転音(すべてdB)は、洗濯32、脱水41(Dのみ42)、乾燥46。
(これも決定打にはならず) - 温水洗浄はA・Bのみ。
- A・B・Cには洗剤自動投入あり。しかもトリプルタンクなので「洗剤・柔軟剤・酸素系漂白剤」にしっかり対応。
(ここまでくると、さすがに最安のタイプDは脱落) - スマホ連携はA・Bのみ。
- 全タイプともメーカー指定価格。購入検討時の価格は以下の通り。(高い…)
- A:約33万円
- B:約27万円
- C:約26万円
- D:約24万円(ただし、候補から除外済み)
- 最上位のタイプA限定機能は主に以下の通り。
- ナノイーX除菌(いらないです)
- カラータッチパネル(ふつうの操作ボタン&液晶パネルで十分です)
(これで「Bと6万円の価格差」というのは、個人的にはあり得ない)
最終決定への経過
- 「カラータッチパネルとナノイー以外はほぼフラッグシップモデルのAと変わりなく、しかもAより6万円も安いB」と「Bから温水洗浄とスマホ連携が省かれ、Bよりも1万円だけ安いC」のどちらかにするか数日悩み続ける。
(論点は「そもそも、高価なヒートポンプ式のLXシリーズでホントにいいのか」「温水洗浄は使うのか」といったあたりに絞られました) - そうこうするうち、パナソニックが「ヒートポンプユニットクリーニング安心パックサービス」を提供していることが判明。
(「高いけど、ヒートポンプでいい=LXでいい」と背中を押されることに) - また、5月末からA以外のタイプの指定価格が変更され、B・C・Dがそれぞれ1万円もダウンしていることが判明。
(これによりAとBの価格差が7万円に拡大し、BとCの一騎打ちモードへ突入) - さらに、「専用アプリにつなげば無料で2年間、保証期間を延長」するサービスがあることまで発覚。
(スマホ連携のあるタイプが対象で、該当するのは既に除外したA、そしてBのみ。Cは非該当)
ということで、ようやく機種選定が終了し、Bタイプ、すなわちパナソニックさんのななめドラム洗濯乾燥機「NA-LX127DL」を購入するに至りました。(コスパがもっとも納得できた機種ということです)
こちらが設置後。
(扉の位置が、買い替え前のシャープ機よりも7センチほど飛び出ることとなりましたが、生活動線に大きな支障はありません)
型番の刻印。
(扉の「左びらき」を意味するだけの最後の「L」は省略されている模様。ちなみに右開きには「R」が付きます)
お値段は、リサイクル費用やかさ上げ台費用を含め、約26万8000円でした。(配送・設置は無料)
指定価格のため、メジャーな家電量販店であればどこで買っても同じ価格(1円も値引きしてもらえない)なのですが、洗濯機であればトータル5年の長期無料保証が付けられるケーズデンキさんで購入させていただいた次第です。
(通常1年のメーカー保証が「スマホ連携で2年延長」されるため、最初の3年間はメーカー保証となりますが、そのあとも2年間の販売店保証が無料で付くのは、ありがたい限りです)

以上、ドラム式洗濯機の買い替え顛末記でした。
(そのうち使用レポートを書くかもしれませんが、「あれから◯年経って、ヒートポンプのクリーニングに来てもらった」まで引っ張るかもしれません)
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