早くも4日目、実質最後の滞在日。
親達には時差が全く関係ないようで、早朝に起きてボソボソ話しており、その声で起こされてしまった息子が、日本から持参の緑茶をいれて両親をおもてなし。
そうこうしているうちに夜がしらじらと明けてきて、ベランダに出て日の出を拝む。
こんな心洗われるシチュエーションにあっても、親戚の誰がどうしたとか、ご近所の誰さんがどうなったとか、ミチヨのモーニングトークはエンドレス。
この日は車をチャーターして島内観光。
ミチヨの体調次第でダイヤモンドヘッドへ登ろうと思っていたが、膝が痛いとかいうし、晴れて暑かったので断念。
代わりにということで、ガイドさんがダイヤモンドヘッドの登頂口から裏側のあたりを車で案内してくれた。
カハラの住宅地や、遠くのハナウマ湾までを見渡せる。
ハワイ島でお世話になったガイドさんからも「あそこは、お父さんとお母さんは喜ぶと思いますよ」と薦められたが、特に高齢者の旅行にはおすすめのスポットだと思う。
ミチヨも「あらぁ、本物!やっぱりすごいわね」とか言って盛り上がっていた。
そしてひとしきり盛り上がった後、「ところで、この木は、なんで有名になったんだっけ?」とか聞いてくる。
あの盛り上がりは一体なんだったんだ?
ボケたか?
当初の予定では、父のリクエストでパールハーバーを見学することになっていたが、ガイドさん曰く「少なくとも1時間半は並ぶ」というので断念。
団体ツアー客なら並ばなくて済むらしい。
てゆーか、それならチャーターを予約した段階で教えてくれればいいのに。
思いがけず時間が空いてしまったので、ドール・プランテーションへ。
ちょいとトイレ休憩のつもりが、パイナップル畑が見たいというミチヨのリクエストで園内散策。
でもってパイナップルソフトを食すなど。
どこに行っても、結局、なんか食う。
その後はアラモアナセンターでのランチ&ショッピング。
最後の本格的ショッピングだから気合い入れるようにと言い残し、僕は一人で別行動を取らせてもらうことにした。
しばらくして、両親チームと合流してみると、意外にも何も買い物をしていないミチヨ。
比較的安価なブランドや、土産物的な店も教えてあげたのだが、ピンと来るものが無かったとのこと。
無駄なお金使わなくて良かったじゃないかと思うのだが、かーなーりー欲求不満なご様子。
しかも、僕がシャツを買ったのを見て八つ当たり。
ミチヨ:なんでお母さんの分も買って来ないの(怒)
僕:これメンズなんだけど。
ミチヨ:メンズって何だい?
僕:・・・あんた、中学校行ってないの?
ミチヨ:行ったに決まってるでしょっ、親に向かってなに!?(怒)
とかやっていたら、そこそこいい時間になっていた。
ホテルに戻る途中で、ワイキキの街の中とかビーチのあたりを車窓から見学。
ハワイ島とは違って、やっぱりワイキキは都会だ。
これにて島内観光終了。
結果として、当初の目的が達せられない場面が多かったが、その分、自分たちのペースで観光できたし、両親ともに旅の疲れが出始めているようだったので、結果として良かったかな。
つづく。
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