「電子帳簿保存って、結構ハードルが高い」という記事の中で、地元の商工会議所さんが実施している「記帳に関する無料相談」について触れさせてもらったことがあります。
この記帳相談の過程で「電子帳簿保存」という制度を教えてもらったのですが、担当者の方は、初めての青色申告にチャレンジしようとする私のような“アマチュア個人事業主”を手助けすべく、いろんなことを教えてくれました。
そもそも「商工会議所」との接点を持つことになった経緯は、以下の通りです。
今年からフリーランスの個人事業主として活動すべく、地元の税務署に「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出。
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確定申告に慣れていない人のために地元の税務署が主催する「記帳説明会」に参加。
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その場で「民間の指導機関に委託している『無料の記帳指導』の参加意向アンケート」を渡される。
「会計ソフトを利用した集合指導」「説明会方式による集合指導」「指導機関での個別指導」という3方式の中から、マンツーマンで記帳指導してくれるらしい3番目を選び、提出。
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数日後、3番目の「個別指導」を担当する東京商工会議所の地元支部から案内ハガキが到着。連絡の上、日時を予約。
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初回は、紙の帳簿の代わりに、私が利用しているクラウド会計ソフト『Freee』の画面を直接見ながら疑問点をつぶしてもらい、最後に「次回の予約」を勧められ、ここで初めて複数回相談に乗ってもらえることを知る。
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2回目は、記帳が進んでいく中で新たに発生した疑問点を中心に相談。
こんな形で、お付き合いが始まった次第です。
それまでは、「商工会議所って、何するところか知らないけど、たまに名前は聞くよね」ぐらいの関与度だったのですが、記帳に関連する素人くさいマヌケな質問にも丁寧に答えていただけるので、今の私には本当にありがたい存在なのです。
で、この2回目の相談時に、担当者さんは、こんなことまで教えてくれました。
東京商工会議所では、各種専門家(税務・法律・金融・労務など)による『窓口専門相談』も実施しているよ。
税務については年間を通じて相談を受け付けている支部と、確定申告シーズンだけ相談を受け付ける支部があるよ。
つまりは、確定申告シーズンならどの支部でも税務相談できるんだよ。
この『窓口専門相談』では、税理士さんが税務の個別相談に乗ってくれるよ。
今年分の記帳が終わったら、税務署に提出する前に、クラウド会計ソフトで申告・決算書類をいったん出力し、その個別相談に持参すれば、それを見ながら税理士さんのアドバイスをもらうことも可能だよ。
私(担当者の方)が対応できるのは記帳についてのみだけど、あちらは税理士さんなので、申告書の書き方や節税についての助言もしてもらえると思うよ。
なお、この「窓口専門相談」は、法人だけでなく、個人事業主でも利用できるんだよ。
商工会議所の会員にならなくても、利用できるよ。
しかも、無料だよ〜ん。
とのこと。
これは、利用しないわけにはいきません。
ということで、つい先日、改めて東京商工会議所の地元支部に電話して、年明けの相談日時を予約しておきました。(←今ここ)
クラウド会計ソフトのおかげで計算自体は自動化されるとはいえ、勘定科目や経費の考え方が間違っていたら正しい申告にはなりません。
よって、「1回目で問題箇所を指摘してもらう」 → 「修正点が大量だった場合は、改めて2回目を予約して再度確認をいただく」という流れも想定しています。
年商が何千万もある超優良個人事業主ならいざ知らず、私のようなレベルのフリーランスにとっては、非常にいいサービスだと思います。
関心のある方は、お早めにご確認ください。
※東京商工会議所さんのサイトはこちら。
※「窓口専門相談」サービスのページはこちら。
※東京に限らず、全国各地域の商工会議所でも類似のサービスを実施しているようです。各地域の商工会議所リストはこちら。
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