早期退職者にとっての「10連休」

カレンダーの曜日の並びによって、通常の土日に祝日がくっついて3連休になることがあります。

また、飛び石連休の谷間が日曜日と重なることで4連休になることもあります。

サラリーマン時代には、新年度あるいは正月明けのタイミングで年間カレンダーをババッと確認し、連休がどのくらいあるのか、今年は当たり年かどうか、などを算段するのが恒例でしたが、だからといって3日間以上の連休をすべて有意義に使っていたかと問われれば、ノーと答えるしかありません。

 

例えば、4連休の場合。

  • 世の中が一斉に連休となる。
  • どこに行っても混雑しているはず。
  • 何をするにも通常期より割高な出費を伴なうはず。
  • だったら、たった4日間なのだから、日頃から散らかりっぱなしになっている家の整理でもしよう
  • 出かけるにしてもせいぜい最寄りの駅ビルで買い物ぐらいで十分でしょ。

こんなことを考えて連休に突入していたと思います。

すると結果としてどうなるか。

  • 1日目:まずは、昨日までの仕事の疲れを癒す。(ほぼ寝て過ごす)
  • 2日目:明日もまだ休みだと思ってついつい夜更かし。(生活のリズムが崩れる)
  • 3日目:夜更かしがたたり、昼過ぎに起床。(1日目と同様に、ほぼ寝て過ごす状態)
  • 4日目:4日間も休んだのに何もしなかった後悔に苛まれつつ、翌日の出社に備えて、せめて早寝をしてみるが、狂った体内時計のせいでろくに寝付けないまま朝を迎える。

こんなふうに、もったいない休日を過ごしてしまうこともしばしば(大半?)でした。

 

さて、フリーランスの個人事業主となった今。

仕事のペース配分をある程度自分でコントロールできますので、「毎日が平日」とも言えますし、逆に「自分で調整さえすれば20連休だって可能」だったりもします。

よって、早期退職する前は、

「会社を辞めたら、連休の最終日に“自堕落に過ごしてしまった後悔”をすることは、なくなるに違いない。だって、この先ずっと休みが続くようなもんなのだから」

と思い込んでいましたが、いざその立場になってみたら、意外なほど自分のメンタリティは変わりませんでした。

むしろ、「あーぁ、今日も終わっちゃうなぁ」と、その日を名残惜しく振り返ることが日課になった気さえするほどです。

ただし、これは「自堕落に過ごしてしまった後悔」から来るというよりは、「今日ものんびりしちゃったかも。で、今日このあと、何しようか?」という気持ちから来ているように思います。

 

つまり、早期退職すると、

  • 毎日が連休の最終日」みたいな心境になる。
  • よって、我が身を振り返る作業が日課と化す。
  • しかし、それは以前のような“後悔”とは異なる。
  • 前ほど時間に追い立てられない生活を選んだ以上、多少の“時間のムダづかい”は、むしろ是とすべき。
  • よって、夕方になろうが夜になろうが、「さー、今日はこれから何をしようか」と前向きな考え方ができる。

ということだと自己分析していますが、いかがなもんでしょう。

 

ここで気をつけなければいけないのは、活動の中心が夕方 → 夜 → 深夜 → 未明 → 早朝という具合に徐々にずれ込み、生活のリズムをグチャグチャにしてしまうことです。

そうならないためには、「昼に起きようが、朝に寝ようが、とにかく1日内の生活リズムは極力固定する」ことが肝要だと思います。

ここさえ守れれば、夜型人間になろうが、1日1食であろうが、さほど心配する必要はないんじゃないでしょうか。

その上で、

  • その日、大したことをしたわけでもないのに、なんとなく充実していた気がする。(少なくともムダに過ごした気がしない)
  • そんなに忙しくなかったのに、1日が終わるのが早い

と感じられているうちは、早期退職してよかったと言える状態なのかもしれません。

 

 

ということで、もし私が今でも早期退職せずにいたとしたら、今度の「10連休」に、サラリーマンとして向き合うことになっていたわけです。

想像ですが、おそらく私は旅行や遠出をすることもなく、連日自宅の半径1km 圏内でひたすら自堕落に過ごし、そして最終日(10日目)には“過去最大級の後悔”に苛まれていたんじゃないかと思います。

 

どうか皆様は、よい連休をお過ごしください。