「◯歳 退職」で一番検索されているのは何歳か?

「◯歳 退職」で一番検索されているのは何歳か? After/リタイア後
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1ヶ月に数回程度、Googleさんの「Search Console」で当ブログへのアクセス状況を眺めています。

そんな中で、「どんな検索ワードでこのブログを見つけ出し訪問していただいているのか」を確認してみたところ、上位には以下のような検索ワードが並びました。

直近4週間の結果ですが、「直近半年」とかに期間を広げても、ほぼ同様の結果になっています。

「パーマリンクがどうした」とか「yoshikiとtoshiがどうのこうの」といった一部例外はありますが、多くの方々が「50歳代での(早期)退職」に関する情報を探そうとして当ブログにたどり着いているようでして、「早期リタイア記録」というカテゴリを設けて投稿を続けている身としては、いたく恐縮する次第です。

私の場合、40代後半から漠然と(早期)退職を考え出し、48歳から2年ほどかけて具体的な説得・調整を重ね、50歳にサラリーマンを卒業するに至りましたが、上記のような検索結果を見るにつけ、「やはり50歳というのは、世間一般からみても早期退職を考える上で節目となる年齢なのだ」と思います。

でも、早期退職の節目は50歳だけなのでしょうか。

もしかすると、「40歳で行動を起こす人」のほうが多いかもしれませんし、中には「30代で退職構想を練る人」だっているかもしれません。

ということで、世の中の人々が「何歳での(早期)退職を検討しているのか」ひいては「『退職関連市場』の適正年齢は何歳なのか」を調べてみることにしました。

方法は至ってシンプルでして、Google上で、15歳から70歳までの範囲で「15歳 退職」「16歳 退職」というように1歳きざみでの検索を繰り返し、それぞれの検索ワードでヒットしたページ数を並べてみる、というものです。

例えば「50歳 退職」と検索すると、今日現在2960万件がヒットします。恐るべきページ数です。

もちろん、「50歳 退職」の検索結果には「検索ワードに含まれる年齢が何歳であってもヒットするように巧妙に工夫された転職支援サイト」や「30退職するための50のコツ」みたいなページがヒットすることもあり、厳密な正確性はありません。

しかし、ひたすら1歳刻みでヒット数を比較したところ、それなりの傾向が見えてきましたので、思いきってご紹介してみます。

まずは、「15歳 退職」から「70歳 退職」までの結果です。

ヨコ軸が年齢、タテ軸が検索結果の件数(ページ数)です。

当ブログを訪問する多くのきっかけとなった「50歳 退職」は、前後数歳の年齢と比較すれば確かに突出していますが、実は「20歳 退職」「30歳 退職」「40歳 退職」で検索されるページのほうが圧倒的に多いことが分かります。

「『その年齢での退職を検討する人が多い』からこそ『年齢も絡めた退職記事を書く人も多い』のだろうし、その結果、『該当ページ数が多くなっているはず』」

という前提については、多少ムリを感じないわけではありません。w

それでも、退職関連のページは若い人(向け)のほうが多いことが分かりますし、同時に「20歳・30歳・40歳」というようなキリのいい年齢だとページ数が跳ね上がることも分かりました。(「50歳」も決して例外ではないのですが、絶対数としては多くありません)

これは角度を変えれば、「『50歳という市場』は小さいが(小さいからこそ)、該当する(競合する)ページがそんなに多くなく、開設から数ヶ月しか経っていない当ブログにもそれなりのアクセスがある」ということが言えるのかもしれません。

いずれにせよ、SEO対策的には「50歳 退職」という検索ワードが、マイナーであることに変わりはありませんが。

ついでに、「◯歳 早期退職」と「◯歳 早期リタイア」のヒット数もグラフに重ねてみました。

黄色が前述の「退職」、紫が「早期退職」、地を這っている黒が「早期リタイア」です。

これを見ると、「早期退職」のピークは40歳となっていますが、「早期」を含有する「退職(全体)」に比べれば、実に小さい市場のようです。

さらに「早期リタイア」に至っては、年齢の高低に関係なく、微々たるページ数しかヒットしませんでした。

早期リタイア記録」という当ブログのカテゴリ名は、失敗だったかもしれません。(そのうち、変えるかも。w)

せっかくですので、「仕事をやめる」だけでなく「仕事に就く」ほうでも調べてみました。

検索ワードは「◯歳 就職」「◯歳 転職」「◯歳 再就職」の3つです。

これまた「若高老低」な結果になりました。

これら「就職」系においても、「退職」系と同様、キリのいい年齢でヒットするページ数が多くなっていることが分かります。

また、この中で「20歳 就職」が断トツだったのは当然としても、「転職」のピークが「15歳」なのが意外でした。

私としては、若い人向けでは「再就職」よりも「転職」というワードが多く使われ、年齢が上がるにつれて「再就職」というワードが逆転していくのを勝手に想像しておりましたが、いずれの年齢においても「再就職<転職<就職」という大小関係がほぼ成立していますから、ここでも読みがハズれた格好です。

最後に、これまでの「就職」「転職」「退職」「再就職」「早期退職」「早期リタイア」の6つを、ひとつのグラフにまとめてみました。

労働関連の検索ワード市場としては、やはり若者が優勢と言えそうです。

退職して転職」という行動は、おおむねセットになって発生しますから、両者(緑と黄色)のページ数がどの年齢でもほぼ拮抗している点は「なるほどね」といったところです。

それにつけても、こうやって同一スケール上で全体像を俯瞰してみると、紫の「早期退職」や黒の「早期リタイア」のページ数の少なさは、やはり目を引きます。

なんだかんだいっても、大多数の日本人は「仕事を早く辞めたりしない」ようです。

であれば、なおのこと、マイナーな「早期退職」を選択した私のような人間が、その経験をブログで(細々であっても)書き続けることには、それなりの意味があるのかもしれません。

ということで、「1ワードあたり56回、それを6ワード、合計336回も検索するのは、かなり疲れる」というのが今日のまとめです。

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