ドラム式洗濯乾燥機の買い替え顛末記(中編)

ドラム式洗濯乾燥機の買い替え顛末記(中編) Consumption/消費
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ドラム式洗濯機を買い替えた」話の続きです。
前編はこちら。↓

ドラム式洗濯乾燥機の買い替え顛末記(前編)
ドラム式洗濯乾燥機の買い替え顛末記(前編)
かつて、自宅のドラム式洗濯機の分解修理(清掃)の記事を投稿したことがあります。それから3年。ついに新型機に買い替えることとなりました。今回はその顛末をまとめておきます。(ページ冒頭の写真は買い替え前のドラム式洗濯機を掃除してもらった時のホコ...

後編は、前編で整理した「ドラム式洗濯機の選定ポイント、期待するもの」を前提としたメーカー選定の記録です。
(各メーカーとも、主に2024年製の上位モデルを中心にした比較になってます)

【ページ冒頭の画像は、パナソニックさんのサイトから引用しました】


候補メーカー その1:日立

良さげな点

  • ビッグドラム」というだけあって「最大で洗濯13kg、乾燥7kg」と大容量。
    (自分にはそこまで大きくなくてもいいかも)

  • 「ナイアガラ洗浄(温水対応機種あり)」「らくはや風アイロン(ヒートポンプ式)」など洗濯・乾燥機能も充実。

  • 大型モデルでも我が家に置けそう。(他メーカーの上位モデルでも同様なことが分かったので、以降は割愛します)

  • 運転音(すべてdB)は、洗濯34、脱水34、乾燥49。
    (買い替え前のシャープ コンパクトドラム(洗濯24、脱水39、乾燥36)に比べるとややうるさいのかも)

  • 液体自動投入は洗剤と柔軟剤のみ。
    (漂白剤は非対応)

  • 駆動方式はDD(ダイレクトドライブ)インバーター。
    (これは高評価)

  • スマホ連携:あり
    (あってもなくても可)

  • 乾燥方式は、ヒートポンプ式モデルもヒーター式モデルもあり。
    (選べるのはうれしい)

メンテナンス面の評価

  • ユーザーが掃除しなければならない乾燥フィルターをなくした「らくメンテ」を採用。(画期的!)

  • 洗濯槽・乾燥経路・ドアパッキンに対する「自動おそうじ」機能も充実。

  • ただし、乾燥フィルターがなくなったとはいうものの、内部に2種類の「保護フィルター」が設置されている。(乾燥フィルターのようにユーザーがアクセスするのはムリ)
    これらも自動で洗い流してもらえるが、過去にこの保護フィルターにたまったホコリごみによるトラブル(とリコール)があった模様。

  • ヒートポンプの熱交換器アルミフィンも「自動おそうじ」の対象。
    ただ、「ホコリや糸くず、汚れの種類や程度によっては洗い流せない場合がある」ことを日立側もうたっているので、ホコリごみの付着を軽減できるぐらいに考えておくのが良さそう。(←これは、他のメーカーの自動洗浄機能も同様かと)

  • しかも、熱交換器は本体下部に配置されているので、清掃・修理・交換作業はかなり大変になりそう。
    (おそらくサービスマンによるメンテナンスの頻度やコストに影響するんじゃないでしょうか)

 

候補メーカー その2:シャープ

良さげな点

  • メーカー自身が「ドラム洗」と表現していて面白い。

  • 「最大で洗濯12kg、乾燥6kg」と標準的。一方でこれまで使っていたのと同じ「7kg、3.5kg」のコンパクトモデルも引き続き販売中。
    (単身者にはちょうどいいかも)

  • 「マイクロ高圧洗浄」とか「ヒートポンプとヒーターのハイブリッド乾燥」がウリ。(個人的には「熱源が2つもあったら、メンテが心配…」としか思えなくなってきてます)

  • 最上位モデルの運転音(すべてdB)は、洗濯32、脱水37、乾燥41。
    (買い替え前のシャープ コンパクトドラム(洗濯24、脱水39、乾燥36)には及ばないが、日立よりはちょっと静か)

  • 液体自動投入は洗剤と柔軟剤のみ。
    (日立同様、漂白剤は非対応)

  • 駆動方式はDDインバーター。
    (日立と同じ。高評価)

  • スマホ連携:あり
    (あってもなくても可)

  • 乾燥方式は、前述のハイブリッド乾燥。
    (ヒートポンプ式のみ、ヒーター式のみのモデルもあり)

メンテナンス面の評価

  • ラクラクお掃除」の対象は、洗濯槽・乾燥ダクト・ドアパッキン・乾燥フィルター。最大4箇所と充実。
    このうち乾燥フィルターは、エアコンのようにブレードがフィルターのホコリごみをダストボックスに掻き出してくれるタイプ。
    (これらの充実っぷりに刺激され、検討当初は買い替えの第一候補として考えていました)

  • かと言って、完璧なホコリごみの洗浄・除去といった過大な期待はしないほうがいいのは日立と同じだと思われる。

  • 日立のような「ヒートポンプの自動洗浄」はうたわれていない。
    しかも熱交換器は、やはり本体下部にあるのでアクセスが大変そう。

  • しかもハイブリッド乾燥モデルにはヒートポンプ以外にサブヒーターまで組み込まれていて、日立以上にサービスマンメンテの頻度やコストに影響しそう。

 

候補メーカー その3:東芝

良さげな点

  • ラインナップはこちら

  • 「最大で洗濯12kg、乾燥7kg」。乾燥が洗濯の半分(6kg)じゃないのが特徴的。
    「8kg、4kg」のコンパクトモデルもあり。
    (大家族から単身者まで)

  • 「抗菌ウルトラファインバブル洗浄(+温水モデルも)」とか「Ag+抗菌水」とか「ふんわリッチ乾燥(ヒートポンプ)」とか、そつのない機能。

  • 最上位モデルの運転音(すべてdB)は、洗濯32、脱水37、乾燥48。
    (買い替え前のシャープ コンパクトドラム(洗濯24、脱水39、乾燥36)よりも洗濯と乾燥がうるさくなりそう)

  • 液体自動投入は洗剤と柔軟剤のみ。
    (日立やシャープと同様で、漂白剤は非対応)

  • 駆動方式はDDインバーター。
    (日立やシャープと同じ。高評価)

  • スマホ連携:あり
    (あってもなくても可、というか非搭載にして安くしてほしいぐらい)

  • 乾燥方式はヒートポンプ式が中心で、コンパクトタイプはヒーター式)

メンテナンス面の評価

  • 充実のお手入れ機能」の洗浄対象は、洗濯槽・乾燥ダクト・ドアパッキン・熱交換器。
    その他、自動槽乾燥とか60℃温水槽洗浄もあり。

  • 完璧なホコリごみの洗浄・除去といった過大な期待はしないほうがいいのは、これまで同様と思われる。

  • 「ヒートポンプ熱交換器の自動洗浄」もあり。

  • ただし、ヒートポンプユニットが本体下部にあるのは他メーカーと同じであり、やはりサービスマンメンテの頻度やコストに影響しそう。

 

候補メーカー その4:パナソニック

良さげな点

  • 上位モデルは「LXシリーズ」。

  • 「最大で洗濯12kg、乾燥6kg」と標準的。コンパクトモデル(SDシリーズ)でも「10kg、5kg」と容量は大きめ。

  • 「専用の汚れはがし剤を使うコース」とか「温水スゴ落ち泡洗浄」とか。

  • 最上位モデルの運転音(すべてdB)は、洗濯32、脱水41、乾燥46。
    (買い替え前のシャープ コンパクトドラム(洗濯24、脱水39、乾燥36)より、特にも洗濯と乾燥がうるさいかも)

  • 液体自動投入は洗剤と柔軟剤、そして「汚れはがし剤 or おしゃれ着洗剤 or 酸素系漂白剤」が選べる3つ目のタンクあり!
    (やっと漂白剤対応のメーカーが見つかりました)

  • 駆動方式は、なぜかベルトドライブ。運転音に影響しているのかも。
    (ダイレクトドライブの修理や交換に比べ、ベルトのほうが安くつくから、あえて採用しているのだと、勝手に解釈してます)

  • スマホ連携:あり
    (もう一度言います。非搭載にして、そのぶん安くしてほしい)

  • 乾燥方式は、LXシリーズはすべてヒートポンプ式。

メンテナンス面の評価

 

ということで、「どんなに自動洗浄・自動お掃除機能を付けても、内部にホコリごみは溜まってしまう。だったら中途半端な改良はやめて、サービスマンによるメンテがラクに・安価にできるようにして、長く使ってもらえるようにするのだ!」というパナソニックさんの強い意思が感じられます。

 

そんなわけで、今回のドラム式洗濯機の買い替えは、パナソニックさんをチョイスすることにしました。(自動投入タンクも3つありますし)

またもや長くなったので、「具体的な機種選定」は次回にまわします。


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