昨今の国際的なエネルギー価格の高騰を受け、電気代が上昇し続けています。
大きいのは「燃料費調整」額というやつで、昨年であればマイナス調整されていた部分なのですが、現在は思いっきりプラスにふれています。
今後もプラス幅が拡大しそうなので、エネチェンジさんのサイトで直近1年間の電力使用量の実績値を入力し、シミュレーションしてみました。
その結果、現在利用しているのがシン・エナジーさんという割安な電力会社なこともあり、さらにお得になる会社はほとんどありません。
しかも「お得」といっても「初回にポイントを付与するので、その分お得です」程度の会社ばかりで、初期割引が終わってしまえばシン・エナジーよりも割高になる会社ばかりという残念な結果でした。
ただ、その中で唯一「実質的にお得」となったのが、意外にも東京電力さんの「アクアエナジー100」というプランでした。
特徴は…、
- 発電の際にCO2を排出しない水力発電100%のプラン。(←すばらしい!)
- ただし、基本料金は、東京電力の基本的なプラン(スタンダードS)のほぼ2倍!
- 電力単価は、基本的なプランと比べて「使用量:少」ランク部分が割高、「中」ランク部分が割安、「多」ランク部分が同額。
- 最大のメリットは、現在値上がりが著しい「燃料費調整額」がゼロ!
「水力100%とみなせる発電なので、燃料費がプラスにもマイナスにも調整されない。よって、燃料費が高騰している現状ではお得になる」というわけです。
参考までに、我が家の10月分の使用電力量は279kWhでして、シン・エナジーさんからの請求実績は10,040円でした。
この使用量を前提に、燃料費調整額や再エネ発電促進付加金も加味して東京電力の各プランを試算してみたところ…、
- 「アクアエナジー100」だったら9,294円。(←最も安い)
- 旧来からの「従量電灯B」だと9,847円。(←2番目に安い)
- 燃料の市場価格に連動する「スタンダードS」なら11,738円。(←最も高い)
という結果となりました。(これはエネチェンジではなく自分で手計算した金額ですので、念のため)
さらにシン・エナジーさんの利用明細を見ると、「燃料費調整の額を、翌月分からさらに1kWhあたり1.65円値上げする」予定らしく、アクアエナジー100との差がさらに開くのは確実であり、契約変更に踏み切った次第です。
前述の通り、アクアエナジー100は基本料金がかなり割高なので、燃料費調整がマイナスに転じた際には改めて試算する必要があるかもしれませんが、値下げの要素がまるで見当たらない不透明な状況ですから、生活防衛上やむなく面倒な手続きをしてみたということです。
といっても、手続き自体はweb上で済みますので、節約家のみならずエコロジーコンシャスな方々にもオススメします。
(参考)
シン・エナジーの公式サイト。↓
東京電力「アクアエナジー100」の公式ページ。↓
電気・ガスの比較サービス「エネチェンジ」の公式サイト。↓
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