「サラリーマン時代に作ったクレジットカードの見直し」シリーズも7回目まで来ました。
早期リタイアしたフリーランスの分際で、クレジットカードの現状の保有枚数は、さすがに多すぎる気がしてきましたが(^_^;)、今回は、『オリコEX Gold for Bizカード』についてお伝えします。
これは、「個人事業主」をターゲットにしたクレジットカードでして、私が所有するカードの中で、唯一「早期リタイア後」に作成したものです。
よって、「サラリーマン時代」に作ったものではありませんし、今後「見直し」する予定もないため、厳密にいけば本シリーズ記事には相応しくないのですが、まぁ、せっかくですのでご紹介してみます。
冒頭で、便宜的に『オリコEX Gold for Bizカード』と表現しましたが、正式名称は『Orico EX Gold for Biz S iD×QUICPay』と大変長いものになっています。
発音すると「オリコ エグゼクティブ ゴールドフォービズ エス アイディ クイックペイ」です。
カード保有者でも、絶対覚えられないと思います。
ちなみに、カード名称の中にある「S」は「個人事業主向け」のカードであることを意味しています。
これが「法人代表者向け」のカードだと「M」に変わります。
また、「iD×QUICPay」はその名の通り「iDとQUICPayという二つの電子マネーをダブル搭載している」ことを表現しているそうです。
「電子マネーのダブル搭載」が、現状のカード業界においてどれほど画期的で希少価値があるのかを知らないまま申し上げると、こういった機能のあれこれをカード名称に盛り込んでしまうのは、ネーミングのセンスとして、どうなんでしょうか。
これがアリなら、他にだってカード名称に含めておきたい機能はいくらでもあるんじゃないでしょうか。
たとえば、カード利用額に応じて「暮らスマイル」というポイントが付与されますし、クレジットの国際ブランドもVISAとMasterから選択できます。
これらまで名称に含めたら、『Orico EX Gold for Biz S iD×QUICPay with VISA and KURAsmile(オリコ エグゼクティブ ゴールドフォービズ エス アイディ クイックペイ ウィズ ビザ アンド クラスマイル)』みたいなことになってしまいます。
カード名はシンプルに、『Orico EX Gold for Biz』だけでいいんじゃないかと思います。大きなお世話ですが。
そろそろ本題に行きます。
1:なぜこのカードを作ろうと思ったのか?(きっかけなど)
冒頭でも少し触れましたが、早期リタイア後、フリーランス(個人事業主)として仕事上での各種支払いを集約するためのビジネス(専用の)カードを作ろうというのがそもそものきっかけです。
思考のプロセスとしては、
個人事業主になると、経理作業を全部自分でやることになる。
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現金決済ばかりだと帳簿付けが大変になるらしい。
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最近は「クラウド会計アプリ」とやらがあって、クレジットカード情報を連携させれば、カードの支払い履歴が自動で収集されるので記帳漏れがなくなるとのこと。
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そのためには、既に複数持っているカードのうち、どれか1枚を「事業専用の支払いカード」と位置付け、プライベートな支払いには使わず、事業系の支払いはすべてそのカードに集約させると、あとあと整理がラクになりそう。
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しかし、これまでに作った「保有済みのクレジットカード」は「プライベートでの支払い」を前提とした会員規約になっていることがほとんどらしく、事業系の決済をするのは、どうやらルール違反になるらしい。
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そういう時には「ビジネスカード」を別途用意するのが筋のようだ。
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だったら、しょうがない、作るか。
まぁ、こんな流れだったと思います。
で、ビジネスカードをいくつか調べているうちに、
年会費の安さ(初年度無料、2年目以降は2,000円+税)
ポイントのたまり具合(なかにはポイントが一切つかないビジネスカードもありました)
電子マネー対応(iDかQUICPayのいずれかで十分でしたけどw)
クラウド会計アプリの「freee」が2ヶ月分お得に使える
などが決め手となり、この「Orico EX Gold for Biz」をチョイスするに至りました。
2:その当時のメインカードでは代替できなかったのか?
前項の「きっかけ」でも書いたように「通常のカードはプライベートでの支払いを前提としているので、事業用支払いはNG」である以上、新規でカードを発行するしかなかったと思います。
ただ、これはおそらく「タテマエ」でありまして、法人設立どころか、個人事業主になったばかりで大した収入も支払いもないような人間に対して「その支払いって、事業用なんじゃないですか?」と確認してくるカード会社など、現実には一社もないんじゃないでしょうか。
毎月10万円・20万円単位で建築・梱包の資材とかオフィス備品を購入するならいざ知らず、「先月はamazonでインクジェットプリンタを、今月はトナー1箱とコピー用紙2束を」程度の買い物では、「それ、事業用の買い物でしょ?」などと疑われることなどないでしょう。
というか、事業用かどうかの判別など、つかないと思います。(このへん、何の確証もなく妄想を膨らませているだけですので、真に受けませんように)
そう考えると「なりたての新米個人事業主」は所有カードのうち、どれか1枚を「プライベート支払いをやめて事業用支払いだけに使う」と決めて、それをクラウド会計アプリに連携させてしまえば、私がやりたかったことはほぼ実現できたのかもしれません。
ただ、何事も形から入るという私の性格が災いし、
「事業用の支払いが増えてきた後でカードを切り替えるのは面倒」
「バレないかもしれないが、後になってからカード会社にあれこれ追求されるようなリスクは極力排除したい」
「ビジネスカードを作れば、フリーランスとしての仕事を奮起するきっかけになるかも」
などの言い訳・自己正当化によって、作ってしまったというのが正直なところです。
要するに「代替できたかもしれないけど、とにかくビジネスカードを作ってみたかった」ということですね。w
3:利用頻度はどのくらいか?
家事按分すべき経費のうち、カードで支払いが可能なものは極力このカードで決済されるようにしています。
主に光熱費やプロバイダなどの通信費が中心ですが、それらを一度Freeeに登録しておくと、ルールに則って設定した「事業利用割合」によってカードの支払いを「家事」と「事業」に配分し、記帳してくれます。
その意味では、日々クラウドの中で粛々と働いてくれているカードではあります。
それ以外にも、ネット通販で事業用備品などを購入する際にも活用していますし、「いざ外で事業用の支払いをする際に」ということで、常に携行もしています。(リアル店舗で提示・使用することは、今のところかなり稀ですが)
4:作ってよかった点は?
「この支払いは、仕事に関係するのか・しないのか?」で、ビジネスカードを使うかどうかが決まります。
そのため、個人事業とプライベート、それぞれの支払いを常に意識するようになったのが最大のメリットだったと思います。
それで無駄遣いが減らせるところまでもっていければ最高なのですが、そこはこれからの課題ということで。。。
5:今後も保有を継続するか?(悩ましい点など)
クラウド会計アプリへのカード登録や、光熱費・通信費の支払いカード登録などをやり直すのは結構な手間ですし、カードの機能面でも特に不満はありませんから、当面は継続保有するつもりです。
強いてネガティブな点を挙げれば、やはり「カード名称の長さ」です。
明らかに長すぎだと私は断定しちゃっていますが、同様の指摘って、他にもカード会社に寄せられてないんでしょうかね。。。?
6:まとめると?(このカードのオススメポイント)
「カードの会員規約はもちろん、あらゆるルールには何が何でも従う」
「個人事業主として形から入るのも大事だと思う」
「その一環として『ビジネスカード』を作っておきたい」
「クラウド会計アプリも使って支払いとか経理作業とかやりたい(そうでもしないと自分1人でやれる気がしない)」
「クラウド会計アプリの中でもFreeeがお気に入り」
「いずれ、2,000円の年会費が惜しくないほどには、個人事業を軌道に乗せるつもり」
「『寿限無、寿限無、五劫の擦り切れ…』がフル暗唱できるくらい、長いワードを苦もなく覚えられる」
こんな条件に当てはまる方には、『Orico EX Gold for Biz S iD×QUICPay(オリコ エグゼクティブ ゴールドフォービズ エス アイディ クイックペイ)』は、オススメです。(やっぱり、長い…)
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