カーチャーターから戻り、しばし部屋でまったりした後は、最終日のディナーくらい奮発しようぜプラン発動。
宿泊していたヒルトンホテルにて開催されている「ワイキキ・スターライト・ルアウ」というショウを観た。
フラが見たいというのはミチヨからの強烈なリクエストで、普段、文化芸術関連に興味ゼロの彼女のことだから、どーせ途中で寝てしまうくせにと思ったが、ご希望は尊重した。
一方、父親と息子は全く興味なかったが、ツアコン役の息子としては夕飯をどこで食うか考える必要がなくてラク。
そもそも「ルアウ」とは、ハワイの「祝宴」を意味するそうだ。
豚の丸焼きや、タロイモとココナッツミルクを使ったハワイの郷土料理(?)を食べながら、フラやらのダンスを楽しむ、というのが主旨らしい。
また、屋外のイベントなので、ハワイの風を感じながらの野趣溢れる気分に浸れるのも良い感じ。
ショウは17時半に開場。
ほら貝がボォォォォと鳴り響くと、扉が開き、ポリネシア~ンな美女とイケメンが、ゲストを1組ずつお迎えしてくれる。
貝殻で出来たレイをかけてくれた後、一緒に記念撮影。
後々、この時の写真が$20で販売されることになるのだが、我々を含むほとんどの客が購入。(まだ写真あるのかな?)
んで、座席に案内されるのだが、1つのテーブルに8人がけくらい。
我々は日本人の若ご夫婦と同じテーブルに案内された。
まずはドリンクを飲みつつサンセットタイムを楽しむ時間。
下戸一家も一応ビールなんぞを頼んで大威張りだったが、ここではハワイのカクテル「マイタイ」を注文するのが王道らしい。
生バンドの奏でるハワイアンを堪能。
柔らかな歌声と、のんびりムードがなんとも心地よい。
あぁ、こんな穏やかな時間を毎日送れたら幸せだろうなぁと感慨に浸っていると、全員参加で簡単なフラレッスンが開始。
すると、ミチヨが生き生きとフラを踊っているではないか!
聞けば、実家の近所の地区センターで、年寄り向けのフラダンス教室に参加していたらしい。
そうこうしているうちに、同じテーブルに座ったご夫婦の若奥様と、うちのミチヨが仲良くなり始める。
ミチヨは、見ず知らずの人と仲良くなるのが特技で、地元では、スーパー銭湯友、スーパーマーケット友、などなど、本名も住んでるところも知らないけど会えばおしゃべりに興じる人がいるらしく、こういう社交性「だけ」は尊敬する。
ショウの説明は全て英語でなされるのだが、若奥様が訳してミチヨに伝えてくれていた。
ショウの前にビュッフェ形式の料理を食べるのだが、その際にも、若奥様が料理の説明書きを訳してくれたりとか、料理の取り分けを手伝って下さったりとか、何かと世話を焼いて下さりホント良い人だった。
この若奥様にご迷惑なことは重々承知しているわけだが、ミチヨに注意を払わなくて良いことが、あまりにも心地良すぎて・・・
息子は心の中で、この奥様を「ミチヨ秘書」に任命し、自由時間を謳歌させていただいた。
料理は、ヒルトンホテルのシェフが作っているそうで、魚のバナナの葉包み焼きやら、豚丸焼きやら、タロイモパンやら、(なぜか)ちらし寿司もあり、全てが美味しかった。
と、腹が満たされたところで、いよいよショウが開演。
題して「Voyage Across the South Seas」
ポリネシア地域の様々なダンスが紹介されていく。
まずはタヒチアンダンス。
ドンドコ、ドンドコとアップテンポで迫力がある。
これはタヒチの女王誕生の舞い、だったような。。。
女王誕生をくちなしの花に例えたダンス。
ティレアというらしい。
ニュージーランドはマオリ族のダンス。
ポイボールというものをブンブン振り回します。
クライマックスは、サモアのファイヤーダンス!
「いつもより多めに回しております」
4人がやぐらを組んでファイヤーナイフを回す。圧巻!
想像を越えたド迫力!
父親も息子も、全く興味が無かったことなどウソのように大興奮で拍手ですよ 。
時に激しく、時にゆったりと奏でられる音楽。
南太平洋の風土と気候がフラダンスを生んだんだな、ということがものすごく納得出来る。
ミチヨは、知っている曲が数曲あったようで、その歌詞の内容についての解説までつけてくれた。
本当にフラが好きだったのね。。。
会場を出る時に、男性ダンサーと一緒に写真を撮ってもらい、ミチヨご満悦。
そしていよいよ、翌日は帰国。
名残惜しくホテルを眺めて、もうちょっとつづく。
※2009年当時の内容なので、現在は変更されているかもしれません。
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