今シーズンの季節性インフルエンザワクチンは…、
- 10月1日から65歳以上の人に。
- 10月26日からそれ以外の人に。特に医療従事者・基礎疾患の人・妊婦・生後6ヶ月〜小学校2年生はお早めに。
という感じの“2段階方式”が採用されています。
これは、厚労省が新型コロナウィルス による感染症とのダブル流行を想定し、9月から呼びかけていたことらしいです。↓
また同省は、今年8月時点の見込みとして、「今年は過去5年で最大量(約3178万本。1本に2人分(2回分)入っているらしく、約6356万人分)のワクチンを供給する」としていましたが、これは「3価ワクチンから4価ワクチン(対応する病原体の種類が3種類から4種類になった)」に切り替わって以降、最大の供給量となっているんだとか。↓
(下記PDFの後半にこれまでの供給量・使用量の推移が載っています)
しかしその後、厚労省(というか製薬メーカー)が頑張ったらしく、今月23日には「約3322万本(約6644万人分)」と、8月見込みよりも144万本・288万人分も多く供給できることを発表しています。↓
これまで最大供給量は「3価ワクチン」だった平成25年(2013年)の「約3388万本(約6776万人分)」でしたから、つまり今年はそれに匹敵するぐらいのワクチンが供給されるということです。
まぁそれでも、日本の人口の約半分ぐらいにしか行き渡らない計算ですから、高齢者への優先接種期間を設けたのは賢明な判断だったんだと思います。
ただ、コロナ禍において、季節性インフルエンザも同時流行するのかどうかは非常に予想しにくいことなんでしょうね。
実際、「コロナ予防対策のせいか、インフルエンザ発症者が今年はケタ違いにに少ない。同時流行しないのでは?」という意見もあるようなので、ワクチンの奪い合いになったりすることはないのかもしれません。(というか、そうあって欲しいものですが)
かくいう私は、65歳未満への摂取が“解禁”された本日、さっさと接種してきた次第です。
私が打たなければ、別の妊婦さんや小学生などに1回分の摂取を譲れたのでしょうが、風邪をひきやすく、かつ長年“基礎疾患の予備軍”状態が続いていますから、遠慮なく打たせていただきました。
高齢者との接触機会の多い皆様も、ぜひお早めにどうぞ。
(今年はインフルエンザワクチンが大量に余っても困るし、不足してパニックになるのはもっとイヤですし、ホントに難しいところですね)
コメント